奴隷商会での出会い
いつもより少し長いです
「ようこそ、ルッカ奴隷商会へ。おぉ!モク殿、ストラ殿!よく来てくださいました!本日はどのようなものをお望みで?」
「戦力が足りないと分かったから戦える奴がいい。前衛が一人、中~後衛が一人、金貨20枚くらいでどうにかならないか?」
「そうですね…部屋にお連れ致しますので部屋で少々お待ちいただけますか?」
そういうとルッカさんは僕たちをお店の奥の部屋に連れてくと部屋を出て行った
しばらく部屋で待っているとルッカさんがたくさんの人を引き連れて部屋に戻ってきた
「お待たせして申し訳ない。前衛10名、中衛10名、後衛10名そろえてきました」
そういうと連れられてきた人たちは3グループに分かれた
獣人からドワーフ、エルフまでいる
「いかがでしょうか?」
いかがと言われてもなぁ…
誰がいいのかわからないから鑑定してみてその結果をストラさんに言ってみた
「モク殿は鑑定持ちだったのですね。ですが、モク殿。奴隷商会で鑑定をするのはご法度です。今回は初めてですし、不問といたしますが次からは気を付けてくださいね?」
そのあと、気づかれなければ大丈夫ですがねと耳打ちされた
「わかりました。ごめんなさい」
「いえいえ、それでどれにいたしますか?」
「モクはどれがいい?」
そう聞かれて僕は後衛職グループにいたトカゲの少年を見た
♢ ♦ ♢ ♦ ♢
名前:パルル
年齢:8
種族:トカゲ人族 (カナヘビ種)
職業:奴隷
Lv:3
HP:79
MP:142
ATK:48
DFE:33
SPD:27
魔法:水魔法
・ウォーターボール lv:1/10
生活魔法
スキル:動物会話
杖術 lv:2
弓術 lv:1
裁縫 lv:3
魔力操作
♢ ♦ ♢ ♦ ♢
少年を見ているとストラさんがこっちに来て
「あのチビがいいのか?」
と聞いてきた
「うん。あの子がいい。だめ?」
「俺はいいんだが、戦えるのか?」
「一応行けるっぽいし、何よりあんな小さな子放っておくなんてヤダ」
「ははっ!お前ならそういうと思ったぜ。ならあと一人は俺が選んでもいいか?」
もともとそのつもりだったのでうんと頷いた
「…お前来るか?」
ストラさんが声をかけたのは真っ白な狼の獣人だった
♢ ♦ ♢ ♦ ♢
名前:リック
年齢:12
種族:狼人族 (狼犬種)
職業:奴隷
Lv:12
HP:486
MP:264
ATK:108
DFE:97
SPD:137
魔法:
スキル:剣術 lv:2
回避 lv:2
気配感知 lv:1
♢ ♦ ♢ ♦ ♢
「いいの?」
「俺の連れがいいならな」
そう言ってストラさんがこちらを向いてきた
リック君もこっちを見てきた
「僕もいいよ」
「でも、俺突然変異だぜ?」
「俺もなんだが?」
ストラさんがそうつぶやいた瞬間リック君は顔を青くして
「ご、ごめんなさい!」
「気にしてねぇよ。こんな俺でも好きになってくれた奴もいるからな」
そういうことは外で言わないでって言ったのに…
「ではその二人と奴隷契約するのですね?お二人は命の恩人でございますし、奴隷たちもまだ未成人、そして片方は突然変異ですので二人合わせて金貨15枚にいたしましょう」
「これでいいか?」
ストラさんは金貨の入った袋をルッカさんに渡した
「…はい。確かに金貨15枚受け取りました。どちらが契約いたしますか?」
「モクで頼む」
「わかりました。ではモク殿。こちらへ」
そう言ってルッカさんに隣の部屋まで連れられてきた
「それでは奴隷契約をいたします。この首輪に血を一滴ずつ垂らしてください」
そう言われて指をナイフで切り血を首輪に垂らした
そして血を垂らした首輪をルッカさんは二人に付けた
「はい、これで奴隷契約は完了でございます。奴隷たちは契約のおかげで言うことを絶対に聞きます。命令無視をした場合首輪が絞まり最終的には死に至ります。開放は各国にある奴隷商会でできます。ほかに何か質問はございますか?」
「今は思いつかないので何か困ったときに聞きます」
「わかりました。ではまたのご利用お待ちしております」
こうして新しい仲間ができた僕たちは一度宿に戻ることにした
※突然なのですが、話の長さは今のままがいいですか?それとももう少し長いほうがいいですか?




