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「シュート!」

 目前十数メートルほど離れた的に向かって、人差し指を向けて叫ぶ。

 すると指先から黄緑色の、豆粒のような光球が勢い良く飛び出した。

 光球は鋭く飛翔したが、狙いをつけた当人の思惑とは別に、狙いを定めた的を外れて軌道を彼方へ伸ばしていった。

 的を逸れた光の弾丸は、的のすぐ横の壁に小さな風穴を作り、暫く光を燻らせた後にふわりと消えた。

「あぁ、クソ! また外した!」

 銃の様に形を作った指を解きながら、少年は悪態をついた。少年が的を外すのは、これで三度続けてのことだ。昔からこの手の射的で的を射た試が無い。彼は自分のどんくささに苛立ちを感じていた。

 ふぅ、とため息をついて、心を落ちつけようと試みる。それから気を紛らわそうと、気難しい顔をしながら一言呟いた。

「的の判定が見た目より小さいのかな? それとも、見た目より銃口判定がずれていて……。」

 ぶつぶつと小言を言う彼の隣で、ちょうど二人組の少女たちが、同じように的を狙って”シュート”を試した。すると、少女の放った藍色の弾丸は、まるで引き寄せられるように的へと吸い付き、五重に描かれた的枠の真ん中を砕いた。

 それを見て居た連れの少女が、的を射た少女を惜しみなく称賛した。良く通る元気な声が、少年の耳には嫌にやかましく響いた。

「……やめやめ。俺には向いてないんだ、こういうの。」

 少年は言いながらも、もう一度指で銃を作ると、人差し指を的に向けて”シュート”を呟いた。黄緑の弾丸は案の定的から逸れた位置に着弾したが、少年はそれを見届けることもなく、その場を立ち去った。



 少年の名はマサキ。この春、大学生になる。特に秀でたところも無く、かといって特別劣る箇所もない。どこにでも居そうな有り触れた学生である。多少他人と違うところがあるとすれば、彼は少しだけ、運が良かったのだ。


 マサキは高校生最後の長い春休みを、予定もなく家で過ごそうとしていた。

 適度に勉強して、適当な大学を受験し、合格して、今は少し充電中。同期の学生たちも同じようなものだろう。後攻最後の春休みだからって、みんな特別なことをするわけでもない。SNSでみんなを見ても、いつも通りな事しか言っていない。無論、自分もそうだ。こうして家でだらだらと休みが終わるのを待つだけだ。

 と、マサキはそう思っていた。


 彼の春休みは、一通の封筒が届いたことから大きく様を変えた。

 家に届いたそれを見て、マサキはまず困惑した。今時手紙だなんて古臭いもの、自分に送る様な人物が居るだろうか。心当たりがまるでない。友人や家族と連絡を取るなら便利なSNSツールがある。ならば妙な広告の類のものかとも思ったが、どうやらそうでもなさそうだ。

 質素で白地の封筒には、裏面に自分の名前が小さく書かれているだけだった。差出人の名前も無ければ、住所や郵便番号、更には切手が貼られてすらいない。

 不審に思いつつも封を切って中を確かめると、プラスチック製の薄っぺらなカードが封入されていた。表面には自分の名前と”招待状”の文字が、裏面には、無数の黒いドットが印刷されている。表面はともかくとして、裏面は一体なんなのだろうか。意味不明な無数の点に、マサキは不信感を募らせた。

 更に封筒を探ると、招待状とは別に、ことの次第が書かれた手紙が同封されていた。縁に金箔の装飾のなされた、やけに豪華そうなやつだ。

 手紙を読み上げると、自分は新作ゲームのテストプレイヤーに選ばれた、といった内容だった。技術水準が向上したことで実現可能になった全く新しいゲームを実験したいので、自分のような若い人間を選び、テストに協力してもらおうとしている、とのことだ。

 概要の後、手紙には、自分がどれほど低い確率に当選して、如何に幸運であるかがつらつらと書かれていたが、これは本腰を入れてゲームに打ちこんでいる人間にしか伝わらない文章だっただろう。

 少なくとも、マサキはあまりありがたさを感じられなかった。”今までになかった最新のゲームを、世界最速で”等とは言われても、所詮ゲームはゲームだろうと思ってしまう自分が居る。そもそも、テスター募集に応募した記憶だって、彼には無かったのだ。

 手紙を読み終え、裏返してみる。すると、裏面には二次元コード(俗に言うQRコード)が印刷されていた。どうやらこれを読み取ると、現地までの地図を表示するらしい。

 あまりに胡散臭い内容に、マサキは暫く半信半疑でコードを眺めたが、ふと手紙の端に名企業のロゴを見つけると、表情を一変させた。

 名を知らぬものなど居ない大企業が、自分に招待状を送ってくる。それも、人生の節目ともいえる、大学生活の始まる直前になって、である。マサキは急に、自分が何かとても幸運なことに巻き込まれようとしている様な気がしてきた。人間とは不思議なもので、知らない相手からの話しだと胡散臭く聞こえても、名の通った存在からのお誘いならば、同じ内容でもとてもありがたく感じるものだ。

 わざわざ遠い会場を訪れるのも面倒だと感じはしたが、どうせ暇な春休みである。有名企業の誘いならば、不審がる必要も、断る理由もない。それに、”ありえなかったゲーム”が試せるとの触れ込みに、今なら何か魅力を感じる。マサキは不思議な引力に引き寄せられるように、家からこの場へと足を運んだ。



 そして、現状である。マサキは確かに、今までではありえなかった新しいゲーム体験を味わっていた。

 新しいゲーム体験。それは、手にコントローラーを持たず、モニタの前に座らないゲームである。

「ヘッドマウント型バイザーの音声認識と、人工筋肉内臓型の動作感応グローブでの操作……。コントローラーで操作しないゲームなんて、考えもしなかったな。」

 歩きながら少年は、指を銃に形作る。自分が指を動かすと、目を覆うバイザー越しに、CGで表現された手がその通りに動いて映る。バイザーとは別につけた、指無手袋みたいな周辺機器のおかげだ。操作者が実際に行った動作を検知して、頭にマウントしたVRバイザーから見える景色の中に、その動きを反映させる。つまり、ゲーム内の自分は、自分が取った行動の通りに周りに、そして自分に映って見えるのだ。

 視界を覆うバイザー越しに見える景色は、質感つるつるで色遣いのっぺりとした、コンピューター・グラフィックの世界だ。例え視界全体がおおわれていても、ゲームだと言う事を忘れなくて済む様な景色である。しかしその中を、プレイヤーは自分の足で歩きまわり、体を動かし、何よりも主観で周囲を見渡せる。

 するとどうだろう。まるで、こうして見えているツルツルした世界も、現実としてあり得る景色の様な気がしてくるのだ。写真や映像に見た、この世のものとは思えないような絶景を、現地へ赴き直に目の前にした時の様な、幻想的な現実感に近いものがある。

 宛ら仮想現実の世界に入り込んだかのようだ。ふわふわした足取りながら、しかし確かな現実感が、ここにはある。肌に触る場の空気、雰囲気が、体験を確かなものだと感じさせるのだ。

 今まで”ゲームの中のゲーム”や、小説で在りがちだったそれが現実のものになりつつあることを、少年は改めて感慨深く思った。


 ふと、マサキは指を水平方向へと向けて構えてみた。こういう形を取ることで、先ほどのように指先から弾丸が飛び出す。この姿勢のまま、後は音声入力で指示をしてやれば、光弾が見当違い(・・・・)の方向へと飛んでいく。

「おい、お前。」

 ぼうっと指先を見据えていると、すぐ近くでその様子を見ていた黒髪の少年が声を上げた。

「こんなとこで”シュート”すんなよ。危ないだろ。」

 やれやれと首を振りながら、少年は呆れたように言う。

 見ず知らずの相手に向かって、”お前”だのなんだの存外なやつである。マサキは少しむっとして言葉を返した。

「別に良いだろ。人に当たるわけじゃないんだ。」

 言いながら、黒髪の少年に向かって”シュート”を放つ。弾丸は対象をすり抜け、後ろに飾ってあったバーチャルな花瓶を粉砕した。花瓶は甲高い音を残して割れ、飛び散った破片は地面に着地する前にすぅっと透けて消え去った。


 ”VRバイザーをつけて、仮想現実の様な(・・・)世界に入る”。ゲーマーなら誰もが夢見る理想を叶えようとしているプロジェクトの一環が、今日のこの場で行われている”体験会”である。

 一見すると、目に付く光景全てが現実離れしていたり、こうして”シュート”出来たりと、件の理想にかなり近いものが出来上がってきている様に思える。

 しかし実情としては、現実と比べてそつが無い仮想現実世界を作ったり、意識だけをそこへ移して入り込むような技術は、残念ながら現代の世界には実現されていない。

 所詮今日の催しは、”会場内をVRバイザー越しに見ることで、仮想現実を疑似体験する”というだけのものだ。だだっ広い、しみったれた現実世界の会場内をバイザーを通して見ることで、まるで幻想的な世界がそこにあるかのように見える。そんな場所を、背景に溶け込める姿に表現された自分自身が歩き回ることで、自身もその世界の一部になったかのような体験が出来ると言うわけだ。尤もその世界に存在するオブジェクトなどは、所詮幻影でしかない。例えばテーブルなんかがあったとしても、触ってもすり抜けるだけで感触は無いし、ましてや動かすことも出来ない。

 人々の想像しているであろう真のVRにはまだまだほど遠い。ヴァーチャル・リアリティという言葉から連想される事柄は、やはりゲームの世界への跳躍であるのだから、今日のこれは、それに向けた小さな一歩に過ぎないのだ。


 さて、周りに見えている景色は機器が見せる幻影だが、それを見ながら会場を歩いている人間は実物である。故に、物語にありがちな”バーチャルな体”を介してでの遭遇ではなく、二人の少年は確かにここにある。機器の補正で互いに互いの事をゲームグラフィックとしてしか視認は出来ないのだが、現実ではきちんと直に向き合っている。確かに、直に遭遇しているのだ。

 

 して、たった今放たれた”シュート”は、プレイヤーが行える操作エフェクトの一つである。”人差し指を真っ直ぐに立たせて、音声入力でシュートを指令する”と、指先から接触判定を持った弾丸を飛ばすことが出来る。接触判定と言うのは、”VRで見せられたオブジェクトに対して”の当たり判定である。簡略化して言えば、シュートはバイザーで見えている幻影に命中すると、それに影響を及ぼすのだ。例えば今の花瓶みたいに、木端微塵に粉砕したり。

 ただ、当然ながらバイザーが見せる景色は”ただ見えている”だけのものであるからして、例え”シュート”が飛び交おうと現実の人間には決して影響はないのだ。

「お、おいおい、ふざけるのはやめろって!」

 しかし、それにも拘わらず黒髪の少年は、撃たれたシュートを反射的に避けて両手を挙げた。

「だから当たんないだろ、これ。大げさなやつだな。」

 マサキは呆れて、続けて二発三発とシュートを放った。

 しかし今度の弾丸は、五メートル程離れた少年にはかすりもせず、後ろにあった木製の丸テーブルを粉砕しただけだった。

 制止に気を留めないマサキに、少年はやれやれと肩をすくめてみせた。

「人に影響無くたって、攻撃判定持った光球が飛んで来ればとりあえず避けるのがゲーマーってもんだろ。咄嗟に撃たれたら驚くのが普通だっての、光の弾が飛んでくるなんて経験、この場にいるやつみんな、人生初体験なんだから。そんなことしてると、そのうち誰かに怒られるぞ。……ってか、お前の”当たらない”ってのは、物理的な意味なのな。この距離外すかよ、普通?」

「……命中しないことには、とっくに諦めがついてるんだ。放っておいてくれよ、ゲームなんだから、向き不向きはあるさ。」

 そういいながら、少年は人差し指を立てたり曲げたり、どうにも煮え切らない様子を見せた。

「それより撃たれたら驚くって言うけど、どうせ当たっても何もないのにいちいち気にする奴なんて殆ど居ないよ。君が臆病なだけだよね。まぁ、反射的に避けたりするかもしれないけど、それだけだろ? 怪我だってしないんだし、ましてや怒るなんてやつは……。」

 と、あざけるマサキの言葉は、遠方からの怒号に掻き消された。

 突然大声を出されたものだから、マサキは思わず押し黙ってそちらを見遣った。

「……居たな、怒ってるやつ。」

 黒髪の少年はマサキの見る方と同じ方向へ視線を送った。視線の先には、数人連れのグループの姿があった。

 どうやら、マサキが粉砕したテーブルを挟んで会話を楽しんでいたようだ。それが突然、目の前のオブジェクトが粉砕されたため驚き、文句を言っているようだ。

「わりー、わりー! 次は気を付けるよー。」

 マサキは何も言い返せず、口をぱくぱくさせるばかりだった。

 するとそんな様子を見かねてか、何か言う前に黒髪の少年が手早く謝ってしまった。気さくな少年の態度に取り敢えず怒号は止む。集団はぶつぶつと小言を言いはしたが、すぐに二人への興味を失った。

「……確かに、ちょっと軽率だったかも。」

 マサキはぼそりとつぶやいた。

「わかりゃ良いんだよ。」

 マサキが謝ると、少年はフッと笑った。

「けど、そんなに撃ちたきゃ射撃演習場にでも行けばいいのに。」

「あそこは……うるさい奴が居たんだよ。女の子の二人組でさ。」

 ふと、一発で的の中心に当てていた少女の事を思い出して、マサキは渋い表情を浮かべた。咄嗟のこととはいえ、見ず知らずの女性二人に罪を着せてしまった事に、少なからず罪悪感を感じる。

「へぇ、そりゃ災難だったな。二人組の女子か……。」

 それを聞いた黒髪の少年は、何かを考えるように眉間にしわを寄せた。

 黙り込んでしまった少年に、マサキは右手を差し出した。

「あの、今の、ありがと。」

「ん?」

「俺の代わりに謝ってくれただろ。」

 差し出した右手を少し揺らして、マサキは言った。

 グループ連れがやたらと多いこの場で、マサキは一人きりで会場を歩いていた。誰かにこうして助け舟を出されることがあるとは思っても無かったのだ。互いに顔が見えないとはいえ、すぐそこにいる人間なのだ。マサキはパッと思いつく限りで、感謝の気持ちを伝えようとした。

 ただ、感謝を言い渡すマサキに、少年はがらじゃないと首を振った。

「別に良いってことだ。オンラインでだって、ゲーマーは互いに助け合うもんだぜ。それがオフラインだったら猶更だろ。……それより、握手のつもりだったらその手は引っ込めた方がいいぞ。」

 少年はマサキの差し出した右手を見つめていた。

「利用規約にもあったけど、故意にプレイヤー同士が接触するのは違反行為だ。やったら垢Ban……じゃなくて、退場させられちまうぞ。」

「そうだったの? 知らなかった。」

 マサキは慌てて手を引っ込めた。まだ触りしか体験してないのに、こんなところで退場はあまりに悲しい。ここまで来るのに、自宅から電車を乗り継いで、片道たっぷり3時間はかかるのだ。まだ帰るには早い。もう少しこの場所を堪能してからでないと、満足は出来そうにない。

「規約はちゃんと読めよ、マサキ。」

 少年が何食わぬ顔で言うと、マサキは驚いて飛び上がりそうになった。

「どうして俺の名前を知ってるんだ?」

「そりゃ頭の上に表示されてるからだ。……てか、もしかしてそれ、本名かよ?」

 やれやれと首を振りながら、少年はマサキの頭上を指さした。マサキは少年の質問は無視して、代わりに首を傾げた。

「君の上には何も見えないけど。」

「オプションを弄らなきゃみれないんだ。メニューを開いて設定項目から変更すれば、周りの奴の名前が見れる。……っていうか、表示される名前に本名つけるやつってまだ居たんだな。久しぶりに見たぜ。」

 少年は呆れたのを隠さずに言うと、目の前でその操作をやって見せた。メニューを開くには、視界の右上に薄く見え続けている”メニュー”項目を両手でつかみ、視界の真ん中まで持ってくればいい。一度メニューを開くと、操作パネルが周囲の人間にも見て取れる様になる。

 少年は空中に現れたタブレット程の大きさをした半透明なメニューを馴れた手つきで操作し、マサキに見せつけてきた。

「ま、こんな具合だな。」

 操作を終えた少年は満足げに言う。

「操作慣れしてるのな。」

「ま、俺はゲーマーだからな。俺くらいになると、オプションはゲームを始める前に弄るもんだ。」

 ふんと鼻をならし、得意げに言うと少年は、

「んじゃ、言いたいことは言ったし、俺もシュート、撃ちにいってくるかなァ。」等と、踵を返してマサキに背を向けた。

「あれ、もう行っちゃうのか?」

 せっかく知り合った相手を、マサキは思わず引き留めた。

 すると、少年は手を振りながら、

「そりゃ、”レクレーション”ってのが始まる前に操作くらいは覚えとかなきゃならないからな。まだちゃんと試してないんだわ、シュート。」

 と、先ほどマサキが来た道のりを真っ直ぐ進んでいった。

「ゲームが始まったら、そのうちまた会おうぜ。この場に居る人間の数は限られてんだ、この後のゲームでマッチング(・・・・・)することもあるだろうが、そんときゃ宜しくな。」

 言い終わると、少年は急ぎ足になって、すぐに人ごみに紛れて見えなくなった。



「……メニューのオプションの、……設定だっけ。」

 少年の後姿を見送り、マサキはメニューを開いた。少年がやってみせた様子を思い出しながら、オプションの設定を弄る。大分苦戦して、やっと設定を確定させると、周囲の人々全ての頭上に名前が表示されるようになった。

 多様な名前がずらりと、空間を埋め尽くす。本当に、人によって設定した名前は多種多様だ。名前の中に、妙な記号が入っている人物も居る。

 そんな様を見ていると、本名を安直に入力した自分が、ひどくみすぼらしく思えた。

「……やめやめ、やっぱ表示はいらないって。」

 独り言を呟くと、マサキは表示を元に戻した。マサキにとって、名前表示は、単にゲームの世界観を崩すだけのものにしかなかった。

「……そういえば、あいつの名前ってなんだったんだろう。」

 視界の中を行きかう、様々なプレイヤーの名前を見ながら、マサキは小さく呟いた。

 せっかく出会えた相手なのに、名前を聞かないのは惜しいことをした気がする。相手は自分の名前を呼んでいたっていうのに。


 弄った設定を元通りにし、再び確定させた時だった。ちょうど、会場内にアナウンスが流れた。


『テストプレイヤーのみなさん、お待たせしました。本日参加予定の全てのプレイヤーが揃いましたので、これよりレクリエーションを行います。視界表示の案内に従って、各自指定場所へ向かってください。』

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