決戦前:彼女の笑み
女は一人に絞れと怒られたが、俺としては絞っていると弁解したくてもまだハミッシュのキラキラ攻撃が続いている。
すると苦笑を浮かべたイケメン騎士が小さく溜息をついた。
「さて、君の女癖の事は置いておいて、悪戯もほどほどにと注意しなさい。あくまで君は男爵大尉なのだからな。いや、注意するまでもないか」
その言葉と共にキラキラ攻撃や止んだ。どうも俺が連隊長であるエンフィールド様と共に歩いている事に悪戯主が気づいたからだろう。
「しっかりと言い聞かせて起きますので、どうがご容赦を」
「では君に一任しよう」
苦笑を浮かべた美麗の騎士と共に兵舎に近づくとカチカチに固まりながら敬礼する小さな影がそこに居た。いや、彼女は身の丈よりも長い麻袋を持っているから今日は大きな影と形容するべきだろうか。
「君、あまり上官をからかってはいけないよ」
「は、はいなのじゃ!」
「よろしい」
誰もが見とれるウィンクを放ち、「ではロートス大尉」と後ろ手に手を振る姿に思わず立ち止まってしまった。なんと言うんだろう。時が止まる瞬間ってこんな瞬間なんだろうか。
「はわぁ……。かっこよいのじゃ!」
「うん、そうだね。って、そうじゃない。お前一体何してくれてるんだ!」
「いやぁ、そこに兄じゃがおったからの。ほら、これ」
彼女の小さな手に握られていたのはガラスの破片――。違う。鏡だ。
曇りの少ない上質な鏡の破片だが、その角は何かで削られて丸みを帯びている。安全には注意を払っているようだが……。
「お前、それどうしたんだよ。鏡なんて高級品」
「瓦礫撤去をしてたら拾ったのじゃ」
「拾ったのじゃ、じゃねーよ。盗んだの間違いじゃないか?」
「見つけた時はもう割れておったからへーきじゃ。それに見たところ鈴か銀のアマルガムの上にガラスを貼ってあるようじゃし、設備と材料さえあれば複製できそうじゃからいざとなれば作り直すのじゃ」
「あま……。なんだって?」
「アマルガム。水銀と他の金属を混ぜた合金の事じゃ。鏡とはガラスにアマルガムを如何にむらなく付着させるかが肝であり――」
「ふむふむ」
「チョロイのじゃ」
「は?」
「何でも無いのじゃ! そ、それよりアマルガムじゃが、水銀とその化合物がむらなく結合せねばむらのある――」
「ふむふむ」
そう言えばハミッシュに何か言うようエンフィールド様に言われていたような気がしたけど、なんだっけ?
そう思っているとハミッシュもどうして鏡の話をしているのかと思いいたったらしく、そこで鏡の作り方が如何に難しいかを一折説明すると互いに喋る事が無くなってしまった。
あ、そうだ。エンフィールド様からハミッシュの悪戯を怒れって言われてたんだ。
「そう言えばお前、上官に向かって悪戯とは良い度胸邪ないか。親しき中にも礼儀ありと言ってだな――」
その時、ズイッとハミッシュが手にしていた麻袋を差し出して来た。
「そう言えばなのじゃが完成したのじゃ!」
「俺とお前は親友ではあるが――。ん? なにが?」
「魔法式の発火装置を備えた試作小銃じゃ」
「おい! まじかよ!? さっすがハミッシュだな!」
「チョロイのじゃ」
「は?」
「なんでも無いのじゃ!」と言いながらハミッシュが麻袋を剥ぎ取る。
オイルが染み込み、ダークブラウンに輝く銃床。丁寧な黒錆処理が施された銃身。それと打って変わって白銀に輝く撃鉄。
それが完成された美術品を思わせる小銃を手に取るとずっしりとした重さがあるものの今まで使っていた銃と対して重量は変わっていない様に思えた。
誰もいない方向に銃口を向け、構えてみると長さも今までのそれと同じくらいだ。
「これ凄いな。使用感がまったく変わってない」
「調整に手をかけたからのぅ。全長もちょうど百五十センチ。重さも四キロ半じゃ。自信作じゃぞ」
「ほぇ……。てかもしかしてライフリング切られてるの?」
「もちろんじゃ。レオルアンで水車を使ったライフリングの作り方も教えた介があったのじゃが、アルトに送られて来た銃の組み立てを手伝った折りに試作の銃身を分けてもらったのじゃ」
レオルアン製の銃身ね。そんな事まで教えていたのか。
「まぁ、ちと曲がっておるから精度は前よりもおとるから気をつけるのじゃな」
「まぁ、ハミッシュの求める精度を作れるのはハミッシュだけだろ」
それにしても心ときめくデザインだ。武器にしては優美すぎるぞ。
「良いなこれ!」
「本音を言えば一から作りたかったのじゃが、時間も無くての」
「そんなに訓練が忙しかったのか?」
「色々とドワーフ衆に注文が回って来ての。それはまた今度の楽しみじゃ」
「もったいぶるなよ」
いいや、それより今はこの新型小銃だ。
まさかライフリングまで刻まれているとは思わなかった。これは素晴らしい。
「後で試射をしないとな。それと選抜猟兵――いや、降下龍兵に配るべきか。少数で敵中突破するんだから少しでも射程の長い銃を配備した方が――」
「兄じゃ。それ、一丁だけなのじゃ」
「は?」
「新型小銃は兄じゃが持っている一丁しかない試作品なのじゃ」
「……一丁だけ?」
「一丁だけなのじゃ」
まさかのワンオフ。いや、薄々気づいては居ましたよ。
だって部隊全員に銃が配備されていない時点で新型小銃が配備されるなんて夢のまた夢のような事だから。でもハミッシュの事だから既存の物をカスタムして三、四丁くらい作ってくれると思っていたんだけどなぁ。
「そんな顔をすのではない! わしも忙しかったのじゃ。ドワーフ衆総出で銃の調整をしたり、砲兵隊の教練をしたり……。他にも新型野戦砲を量産するために働いていたのじゃ! 何もサヴィオンに殴り込みに行くだけが戦では無かろう」
ぷっくりと頬を膨らませる小さな親友。その頬を突っついてやると「もう」と手を叩かれた。
「ありがとな。わざわざ」
「別に良いのじゃ」
短い言葉のやり取りがなんとも心地よい。
「それではロートス男爵に新型小銃を献上するのじゃ」
「うむ……。なんか、お前に言われると照れるな」
その時、うなじにチリチリとした殺気を感じた。
な、なんだ!?
◇
ミューロンより。
「――で、これが連中の持っていたナイフ。切れ味は普通で、面白味もありやせんが、何かの記念になると思ってもらって来たんでさ」
携帯テントを組み合わせて作られたタープテントの下。そこでアンリが自慢げに刃渡り五センチ程度のナイフを見せびらかし、それに周囲の臨時少尉達も興味津々と言うように彼の話を聞いている。
その傍らでわたしは愛銃の手入れをしていた。
込め矢を逆にし、そこに刻まれた溝に油をつけたボロ布をつけて銃身内をこすり、銃身に刻まれた溝に溜まった煤をこそげ取る。毎日お手入れしているのに常に掃除用の布が黒くなるから銃身とは煤を生むものなのかもしれない。
「そんで面白かったのが女ですな。最初は嫌がっていたのにそのうち感じるようになったようで、すっげぇ色っぽい声で――」
「その話、もう止めるだ」
それは第四中隊長を命じられていたオークの臨時少尉――ナジーブだった。
ロートスの大隊の中では新参の臨時少尉であった彼も今では古参の臨時少尉の一人だ。
「女さ、犯す。物も奪う。お前サヴィオン人か。聞いていて胸糞悪くなるだ」
「へぇへぇ。こいつぁすいやせん。でもですね、オレぁただ大尉さんの命令を聞いただけでさ。それに昔から言うでしょ? 奪うは兵の権利だと」
口元をねっとりとした笑顔の形にしたアンリはどこか楽しそうに下卑た視線をナジーブに投げつける。
それにナジーブの平常心が切れかかるように拳に力を入れ、怒りを振りかぶろうとするが、寸でのところでワーウルフ族の青年にそれを押しとどめられた。
「邪魔しねぇでくれ、リンクス臨時少尉! オラはこの狂人を殴らないと気が済まないだ!!」
「よせよせ。お前に殴られたら野戦病院行きどころじゃすまないだろ」
「だどもな――!」
「確かにお前の言う事も分かる。分かるが、大尉の気持ちも分かるだろ? お前さ」
リンクスは軍帽がぴくりと動いた。その下の狼のような耳が小刻みに動いているのだろう。
「なんもかも奪われたんだぜ? そりゃ、仕返しがしたくもなろうよ」
「だからと言って蛮行が許される訳ではねぇべ? オラ達は確かに奪われただ。だどもネイバの話を聞けば相手は騎士や傭兵じゃなくてオラ達と同じ村人だって話でねぇか。リンクス臨時少尉だて、同じ農民だべ?」
「そりゃ、そうだが……。でもな、ワーウルフは戦士の一族でもある。エフタルを征服したアルツアル人や諸族と戦って来た爺様は『戦利品は勝者の権利』って言っていたし、負ければ奪われるもんだろ。それに奪われたオレ達が奪ってはいけないってお前の神様は言ったのか? ま、戦の常ってやつさ。それで大尉を批判するのはおかしいだろ」
リンクスは普段、威張っている事が多いのだが、それでもロートスの事だけは慕っているようで何かとフォローをしてくれる優しいワーウルフ族である。
「さっすが臨時少尉さんだ。オークとはおっしゃる事が違う! クスクス」
「……だがな、お前と一緒にするな。お前がしているのは盗賊も同じだろ。戦士としての矜持が無い」
「それじゃ聞きやすが、その盗賊も戦って勝ったからこそ村を襲うんではありやせんか? それと戦士が物を奪うのはどう違うんで? ん? 違いなんてありやしやせんよ。綺麗な言葉で飾ってるだけで臨時少尉さんの理想の戦士って奴とオレぁ本質的に違いはねーんですよ」
「んだとテメェ!? 舐めた口利きやがって!」
音を立てて立ち上がったリンクスにアンリは「獣人は喧嘩早くでいけねぇや」と気色の悪い笑みを浮かべながら中腰になる。どう見ても事が起こったらすぐに反撃する構えだ。
それに嫌気を覚えながら込め矢を銃身から引き抜く。それと同時にドタドタと大隊本部にやってくる小柄な男が空気を破るようにやってきた。
「おい、入るぞ。あーくそ。アルツアルはまだあちぃな」
それはハミッシュの父親でもあり、中隊先任下士官から大隊先任下士官に昇進したザルシュだ。
エフタルから撤退からの最古参の兵であり、短躯でありながらもずっしりとした筋肉がついた彼を恐れぬ兵は大隊に存在しない恐怖の的でもある。
「ん? なんだ? 喧嘩か? 喧嘩なら兵の見てねーところでやれよ」
「――ッ。そんなんじゃ無い。気にしないでくれ曹長」
「そうです、そうです。ただのじゃれ合いでさぁ」
不完全燃焼を残す二人に訝しげな表情を向けるザルシュだが、すぐにわたしの前に来ると一礼して大隊の訓練状況を教えてくれた。
そう、わたしは臨時少尉の身ではあるが、ロートスの副官なのだ。だから彼が居ない間はわたしが大隊を預かっている。
「報告しても良いか、嬢ちゃん」
「はい。願います」
「まーあれだ。今更言う事じゃねーが、仕上がりは六割、よくて七割くらいだな。もう出陣だからどうしようもないが、前のようには行かない。アルヌデンで盗賊相手に戦ったろ? みんなあれくらいの技量だと思えば良い」
「わかりました。ではそのようにロートスに伝えます。他はなにかあります?」
「んー? ねーかな。強いて言うなら弾薬の備蓄のために訓練がかなりおざなりだ。新兵連中は両手の指で数えられるくらいしか射撃してねーぞ。良いのか?」
「良いのかと言われても……」
補給の面に関してはエンフィールド大隊本部に出向していたホブゴブリンのラギアが出戻って大隊の輜重を管理してくれているのだが、その厳格な管理体制を考えると弾薬を持ち出して――なんて事は出来そうにない。
「なんとかなんねぇのか? このままじゃ実戦で初めて弾を撃つ奴が出かねないぞ」
「ですからそう言われてもわたしは……」
つまり書類をしたためて備蓄分から弾薬が使えるよう申請しないといけないんだよね?
文字の読み書きは出来るが、書く方がロートスと違って覚束ないわたしとしてはとても困る仕事だ。
「ザルシュのほうでなんとか出来ませんか?」
「出来ねぇから嬢ちゃんに頼んでるんだろ。しっかりしてくれよ副官さんよ」
がみがみと頭に響く声でまくし立てられ、思わず身が縮んでしまう。
だがその声にはどこか責めるだけではなく、苦笑のような物が含まれている。怒っている、訳ではないのかな?
そう言えばドワーフはよく大きな声でまくし立てるように喋るのだが、少し前まではそれが怒っているように聞こえて怖かったものだ。
そうした誤解が解けるとザルシュはまるで父のように――ハッミッシュの父親なのだから当たり前か――色々と忠告をしてくれたり、話を聞いてくれたりもする。
もし、わたしのお父さんが生きていればどんな風にわたしの話を聞いてくれたのだろうか?
「とりあえずロートスに相談してみます」
「嬢ちゃんが決められるんならそれが一番なんだがな。ロートスも軍議とかで忙しいだろ。今日も登城してんだろ」
「うぅ、わかりました。ラギアに掛け合います」
「ま、無理そうだったら別に良いけどな。今更って感じもする。それに誰かさんが戦利品を自慢するから士気が高まってるおかげでなんとかなるかもしれん」
するとアンリが歯をむき出しにしてナジーブに嫌な笑いを浮かべながらナイフを見せつける。
もっとも戦利品を持って帰ってきているのは何もアンリだけではない。アンリを見て降下龍兵のエルフが何人か同じようにお土産を持ち帰り、原隊でそれを自慢しているのだ。
……わたしはロートスが戦利品を持ち帰らなかったから手を出していない。
「全部でたった十三人の部隊が大戦果を上げたって大隊は持ちきりだ。だがそんな少人数でどうにかなっちまったからサヴィオンは思っているよりも弱いんじゃないかって楽観視してる連中が居るのが気がかりだな」
「そうなの?」
「あぁ。サヴィオンに王都まで攻め込まれたのは奇襲のせいで、全アルツアル諸侯が会せばサヴィオンを追い出すのは簡単だって言っていやがる。あいつ等は連中が王都をここまで破壊したのを見てもそう言ってられるんだ。おめでたいが、まぁ兵隊なんてそんなもので構わねぇ。頭や心を痛めるのは士官――お貴族様の領分さ」
ザルシュがすっと指を指す。
その先を目で追うと屋敷の入り口に二人の人影が居た。美麗な騎士と――。
「ロートス……!」
すると向こうもわたしに気づいたのか、彼の澄んだ瞳がこちらを見た。
気がつくと自分がここに居ると叫ぶように手を振っていた。するとロートスは恥ずかしそうにしながらも手を振り替えしてくれた。
だがすぐに隣のエンフィールド様と何か話し込み始めたと思えばその顔に何か光りが当てられた。
「……ロートス――」
眩しそうに目を細め、わたしを見ていた瞳が外れてしまう。胸を締め付けられるような――ー。いや、締め付けられる気持ち。まるで生まれた瞬間のような心細さが急に襲ってくる。
そして二人は大隊本部では無く館へと向かっていく。するとその入り口に見知った少女――ハッミッシュが何かを抱えながら二人を出迎えるのを見てしまった。
「――ッ」
締め付けられた胸がまるでその戒めを破らんとするように膨れようとする。張り裂けそうな胸に手を当てると自分で思っているよりも早い鼓動が伝わってくる。
あぁ、ロートスが楽しそうにハミッシュと話している。
そう言えばお父さんとお母さんが流行病で天の国に召された後、ロートスの家でお世話になっている時に秋の行商でハミッシュの暮らすドワーフの村を訪れたときも、彼と彼女は何か、よくわからない事を楽しそうに語り合っていた。
まるでわたしをはねのけるような結界を張っていたのを今でも覚えている。
「そういや、大尉さんも貴族様でしたね」
粘ついた声が背後で聞こえ、思わず驚嘆に体が震えそうになった。いつの間にかアンリがわたしの背後に回っていた。そして彼は吐き捨てるように、そしてどこか楽しそうに――。
「曹長さんよぉ。確かに貴族の仕事は民に代わって頭を痛める事でしょう。でも、奴さんは心なんて痛めない。なんと言っても肉の壊し相に心を痛める貴族は世界中探しても居る訳がない。もし少しでも心があるなら農民や商人、それに囚人まで集めて兵隊になんかしねーだろ。そう言えば臨時少尉さん――。ナジーブさんよぉ。オレぁカーチャンの腹からオギャーと生まれてから今までに二十三人殺してきた。まぁサヴィオン相手を除けば六人殺した。それで、だ。ナジーブさん。あんた、今までに何人殺した?」
「………………」
「ハッ! 忘れるほど殺したか? 数えられないほど壊したか? そうだろうな。歴戦の戦士なんだろうからな! それに対してオレぁは一人一人覚えてるぜぇ。無数に誰かを壊して来たナジーブさんときっかり覚えて心に留めおいているオレぁ。天にまします我らが星神様はどっちを狂人と指さすんだろうなッ! くすくす!」
不快な笑い声だ。どうして同じエルフなのにこうもロートスと違う笑い方が出来るのだろう。
いや、ロートスの笑いは誰にも出来ない。あの作ったかのような笑いは、ロートス一人しか居ない。
「臨時少尉さん――今度はミューロンさんの方ですぜ。あんたはどう思いやす? オレぁとナジーブさん。どっちが狂ってるか?」
「……どうでも良いです」
「連れないなぁ。悲しいぜ。あんたも大分殺したんだろ? それでもあんたは自分が正気だと思うんで?」
「だから、どうでも良いです」
込め矢を銃身の下に差し戻し、立ち上がる。
「行っちまうんで? 白けちまうぜ」
「………………。……わたしはただ、ロートスと一緒に居たいだけです。それを邪魔するのがサヴィオン人だから殺す。それだけ。それじゃわたしは弾薬の件をラギアに掛け合ってきます。それでは――」
早くロートスとお話がしたいから、さっさと弾薬の件を片づけよう。まずはラギアに直接会って弾薬の融通が出来るか確認をして――。
そう思っているといつになく粘ついた声がわたしを背後から襲ってきた。
「もしかしてですが、あんたが一番気が狂ってるのかもしれやせんね、臨時少尉さん」
「………………」
わたしは今、ロートスが喜んでくれる笑みを、浮かべられているだろうか。
ちょっと足踏みしつつもう一話ほど決戦前の話を入れて会戦と行きます。
それまでミューロンちゃんの嫉妬心にやきもきしてくださいw
それではご意見、ご感想をお待ちしております。




