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忘却の淵に沈む英雄と優しすぎた狂獣 (仮)  作者: 無貌
悪役とヒロイン主役の足りない三文芝居 
8/13

(悪夢+運命)×(ヤンデレ気味少女-定められた相手)=愛ゆえに変わらぬ死と変えられぬ死 余り???

サブタイトルは変えるかもしれません。ちょっと修正したり表現を変えました。

 夢を見ていた。夢というには余りにリアルすぎる。

正確には彼女の記憶だろうか?

それこそ夢であれば、

一時の悪夢であればどれ程いいだろうと言える代物だ。


彼女が絶望してしまうのも解る。

そんな風に思えてしまうそれほどの内様だ。



それは気が狂いそうなほど長く何よりも救いが無い(特に彼女は…。)

彼女の記憶であろうと言えるのは、まず俺自身の記憶にない場所、人、言葉である所からだ。

人の夢や記憶はその人が使用できる言語によって再生される物だ。

簡単な例をあげるともともと日本語を使っている人でも海外で暮らし始めてしばらくしてそちらの言語になれ始めると夢もそっちの言語になるらしい。

だからこれらは俺のものではない。少なくとも彼らの話している言語は自分の知る言語のどれにも当てはまらない。


それに彼女に打ち明けて楽になるまで見ていた悪夢は、家族の遺体を見た死体安置室や事故現場で死んだはずの家族に詰め寄られるなどの筈、こんな誰だか知らんやつらを虐殺する(・・・・)様なモノではなかった。


その中で解る事は5W1Hという点ではほぼ皆無。それを示すものが無いという事では無い。だが、見たこともない字であるため理解することができないそれだけだ。共通点は何処かもしれない場所で人が様々な異形に変化して周囲にいるそうはならなかった人を襲っている点とその化け物の頂点にいるのは常にアイン似た誰かである事。

その誰かは風貌は良く似ているのだが雰囲気が違うというか徐々に変わっていくというか…。


殺し始めはただ殺戮を無邪気に楽しんでいるような感じなのだ。それこそ子供が虫の足を引っこ抜いて楽しんでいる感じであり、ただただ楽しいんでいるだけだ。

だがその内に様々な事を知るうちにそれも変わっていく。まるで何か気づいたように・求めるように異形の軍勢を率いては様々な場所を訪れてそこでまた殺す。

殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して尽くしながらそれを長い時は数百年短くても数十年繰り返す。

そのまるで大遠征の様な大規模な移動をする際彼女はまるで初心な少女が初めてのデートに行く様な顔をしているのだからぞっとしない光景だ。


そして彼女は見つける。


彼女の欲し続けたモノを自分の対になる存在を片割れを。


だが、何時もその存在の横にはアレがいる。


それだけまるで光で見えないように塗りつぶしたようになってみる事ができない。

辛うじて性別が解るぐらいでそれも毎回毎回違っている。そもそもこの連続する記憶の共通点は彼女の存在その一点を中心に起こる殺戮だけなのだ。

片割れの方もアレと同じように姿年齢性別それらは一切の共通点が無い。


それでも何時も何処でも彼女は求め続ける。だが手に入る事は無いそれは特撮で悪役が世界征服を許されないように、正義の味方の勝つ そんなお約束のように。

その様は出来の悪い喜劇のようだ。各所に皮肉というスパイスを利かせた三流の脚本。

そんな記憶が繰り返されるうちで唯一最後の部分だけ言葉わかる。

【どうして、なんで、何時も!いつも!!イツモ!!!あなたは私のモノにならないの何故いつもあなたの隣で手を繋いでいるのはアレなの!?そいつといてもアナタは救われないのに!!!】と、そんな無数の怨嗟の声が直接流れ込んでくる。この救われないというう部分名はその後のエピローグの様な部分で明かされる。


『何時もその勝利は最後は祝福されないのだ。』


彼ら二人は最後は人間・・に殺される。彼らの力と存在を恐れたその世界の権力者が毎度毎度ご丁寧に裏切るのだ。そしてまるで民衆の総意だと言わんばかりに偽りの真実(プロパガンダ)が作られ。

民衆の意思だとでも言うように敵役に祭り上げられ闇に葬むられる(処刑)が執行される。


それもまたお約束のごとく繰り返される最低なエンディグ。

偶に人類殲滅エンディグが混じっているがそれはそれで最低だ。


 それを見るのは辛くは無い。まだそちらの方がいい一人でただ殺されるよりは、決して変わらないバットエンディグを変えるためにやり方はどうかと思う。それで救えるかも解らない。だが、只あきらめた様な表情で死ぬだけの二人よりは彼女に生きて欲しいとそう思うのだ。

それゆえにどうやってもアインに似たの少女が決して救われない事が辛かった。

ただただ無為に過ごすだけの主人公それなのにいつもそれを救おうとする悪役。あんまりな役だそう思う救われるのは何時もそれを見ているだけの第三者(エキストラ)ばかり。


誰も救われない。


(なるほど、だからアインはあのゲームのエンディグが気にいらなったのか。)

そんな風に思えるだけの思考が戻って来た。と言ってもそれが正気ではないだろう。

ちなみそんな映像見せられ続けて頭がおかしくならないのかと思う顔しれないが、正気と狂気の間を行ったり来たりしてた指針はぐるぐる回っているうちに砕け散ってしまった。

今の俺は目の前で人が死んでも取り乱す事もないだろう。間違いなくサン値がマイナスに振りきっている。


 そしてこれを見ているうちに解った事はたぶんこれにかならず出てくる片割れという存在がたぶん…俺なんだろうと言う事だ。そうでなければ話が繋がってこない。どうも俺はこの中で言う【運命の出会い】とやらを逃したらしい。

だから今回は何時ものようにはいかなかった。この物語に出てくるメインキャストの一人が欠けて本来あるべきその姿から外れてしまった。……のだろうか?

どうも違和感がある。だがそれが何か理解することなく映像は切り替わる。

それは今までと違い殺戮の映像ではなく俺達の住んでいるオンボロアパート。

ふらふらと揺れながら歩いているのか映像が揺れる。いつも見慣れた番号その前でやっと日陰を見つけてぶっ倒れたようだ。

そこに男が通りかかる背丈は日本人平均現代の日本人としては平均的な物で三十代も後半に差し掛かったように見え、どこか疲れた様な顔をした男、何時も鏡にうつる俺だ。


それを見た時何かから目覚めるのを感じた。

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