絶望を身にまとっている君へ
絶望を身にまとっている君
絶望を好んで 選択して 身にまとっているのは君でしょ
本当は希望だってまとえるのに
価値観を変えて 解釈を変えて
絶望なんて脱ぎ捨てて
君が絶望と呼ぶモノは
例えばたくさんある色の中の一つに過ぎないんだよ
そう例えばブルー
ブルーを見て
さみしく思う人
辛いと思う人
何も思わない人
綺麗だなと思う人
心が落ち着くと思う人
様々だけど
君は頑なにそれを絶望と呼ぶんだね
どうせ生きているなら
世の中を楽しい解釈で装飾しようよ
ブルーは綺麗で心が落ち着くんだよ
そういう見方を信じたほうが楽しいでしょ
君は希望をまとうことだってできるんだよ
'単純だね モノごとはそう簡単にはいかないよ'
君はそう言うかもしれない
わたしは好んで 努力して 苦労して単純さを身にまとっているんだよ
複雑さの迷路はもうこりごりだから
感じることのできる絶望なんて偽モノだから
どうせ最後はみんな真っ暗な本モノの絶望に飲み込まれるんだ
絶望さえも感じることのできない
それは絶望なのか希望なのかさえもわからない
無色透明な真っ暗闇に
生きているうちに
何もかも感じられるうちに
単純さを身にまとって
希望をまとうんだよ
努力して 苦労して