掘った芋いじったな?
光達がスポポビッチと有意義な時間を過ごしていると、いつの間にかお昼休みの時間になっていた。
「先生、本当はケバブを食べに行ってました!」
「やっと正直に話してくれましたね、そうだと思ってました。
さ、もうお昼休みです。
ケバブと聞いて、先生食欲が湧いてきました。」
正直に話した光に、
スポポビッチは唯一無事だった左の顔を微笑みで染めた。
「先生の顔を見てると、こっちはまるで食欲が湧きません。」
最後の顔が真っ青になったかと思うと、ケイン・コスギの物真似をし始めた。
「さっ、食堂に行きましょう?」
昴はスポポビッチに背を向け、光を食堂に誘った。
「あっ、待ってよ~」
2人はお弁当箱持って教室から出て行く。
教室では
「スポポビッチ!新しい顔よ!」
と、
ソフトボール部エースの佐伯が
結構本気目に、黒板消しをスポポビッチに投げつけていた。
光は言う
「今日も賑やかだねー」
平和な昼下がりである。
「みんなおはよー」
「おはよう」
日本晴れ
空は青く澄み渡り、
ふとした拍子に心地の良い風が吹く。
耳を済ませば、小鳥のさえずりさえも聞こえてきそうな春の朝。
光と昴が教室に入ってきた。
「あっ!ぶっちゃんおはよー」
「仏」
ニコニコ笑顔で教室のみんなに挨拶をする光
今日も上機嫌である。
「ねーねー昨日のテレビ見たー?」
マイペースに話し始める光だったが、
「コラー
さっさと席につきナサーイ」
スポポビッチ先生が注意をした。
「あっ、先生居たんですか?おはようございます!」「居たんですかじゃないです、もう1時間目も終了間際ですよ
挨拶よりも先に、遅刻の謝罪と理由を言いナサーイ」
スポポビッチの問い掛けに
戸惑いながらも光が言った。
「川で泳いでました!」
「もっとマシな言い訳が出来ないんですか?」
「ブー」
光は嘘を見抜かれ拗ねたのかもしれなかった。
「先生、それは言い訳になってないと思います」
間をおかずに昴が鋭い突っ込みを入れる。
「確かに言い訳にすらなってませんが
なんで話の主導権が昴さんに移ってるんでしょう?」
「スポポビッチがとるに足らない存在だからです。」
疑問系で返してきたスポポビッチに対し
またも間をおかずに鋭く返す昴。
「即答するあたりから察して
私は相当嫌われてるようですね」
そう言うと
スポポビッチの三つあるうちの一つの顔が黄金に光り出し、
この世のものとはとても思えない異臭を放ち始めた。
光達がスポポビッチと有意義な時間を過ごしていると、いつの間にかお昼休みの時間になっていた。
「先生、本当はケバブを食べに行ってました!」
「やっと正直に話してくれましたね、そうだと思ってました。
さ、もうお昼休みです。
ケバブと聞いて、先生食欲が湧いてきました。」
正直に話した光に、
スポポビッチは唯一無事だった左の顔を微笑みで染めた。
「先生の顔を見てると、こっちはまるで食欲が湧きません。」
最後の顔が真っ青になったかと思うと、ケイン・コスギの物真似をし始めた。
「さっ、食堂に行きましょう?」
昴はスポポビッチに背を向け、光を食堂に誘った。
「あっ、待ってよ~」
2人はお弁当箱持って教室から出て行く。
教室では
「スポポビッチ!新しい顔よ!」
と、
ソフトボール部エースの佐伯が
結構本気目に、黒板消しをスポポビッチに投げつけていた。
光は言う
「今日も賑やかだねー」
平和な1日である。