4 △あらすじ及び伏線解説
【注意】本投稿は、電光で示された情報をまとめ、閲覧を容易にするために作成されたものです。
読み初めて間もない方が閲覧した場合、ネタバレになる可能性があるので、章タイトルを参考にして頂き、読み進めて頂いた部分のみの情報を閲覧していただくよう、推奨します。
87 △あらすじ及び伏線解説
【第一章 -電光のエルフライド- 前編】
軍人である叔父によって、何故か人類を救わんとする部隊に放り込まれた元ニートの主人公、タガキ・フミヤは、逃亡したとされる本来の指揮官、ミシマ准尉になりすまし、電光中隊に電撃就任した。
タガキ・フミヤは軍に染まり切った部下達との圧倒的価値観の違いに悩みつつ、様々な方針転換を発案。
エルフライドと呼ばれる借りパク宇宙兵器に乗る候補生達を、本来は予定されていなかった町への外出に連れて行ったり、ゲーム形式の試合を行ったり、時には鬼の副官と揉めつつ、なんとか訓練所での訓練を開始したのであったーー。
【第一章 -電光のエルフライド- 後編】
主人公、タガキ・フミヤことミシマ准尉の奇抜な方針に、電光中隊の面々が困惑しつつも受け入れ、さあ、これからという時。
候補生の一人、ユタ・ミアが訓練所を脱走した。
中隊内でも動揺が広まり、士気の低下は免れないような状況でーー。
裏で糸を引いていたとされる人物が自ら名乗り出た。
候補生達のリーダー格、キノトイと対立していたベツガイ・サキであった。
彼女はエルフライドがきたす人体への多大なる影響を軍が隠していると主張。
困惑をしながらフミヤがどういう事か聞くと。
彼女は電光中隊に派遣される前、月光部隊という集団に属していた事を暴露した。
フミヤはその話を聞いて、軍が何やら良からぬ事をしようとしていると察知し、ベツガイの誤解を解いた上で作戦の中止を表明。
しかし、その事が起因して不満を持った候補生の一部が、命令違反を犯してエルフライドに搭乗する事態にまで発展した。
それは何とかシトネの活躍で治ったが、電光中隊は精神的にも多大なるダメージを受けた。
この状況を打破すべく、主人公タガキ・フミヤは決意を固め、宇宙人の侵略を打破すべく動く事に。
電光中隊の士気も上がり、ようやく光が見え始めたのだった。
しかし、エルフライドを供与してくれた世界最強の合衆国からの救援要請で、それらは打ち砕かれる。
合衆国が七十六時間以内に陥落する可能性があると、叔父から伝えられたのだ。
今しかチャンスは無い。
タガキ・フミヤは覚悟を決め、出撃命令を出した。
【幕間1 -喧噪のエルフライド- 飛べないカラス編】
電光が宇宙船勢力に勝利するという大挙を収めてから二週間。
元軍人から構成されるヤクザ集団、〝跳鴉〟が主流派パーティーを襲撃しようとしているのをタガキ・フミヤは公安から知らされる。
タガキ・フミヤは、かつてのオタク仲間たちを巻き込みながら、跳鴉を罠に嵌めるため、陰謀ひしめく夜の街へと繰り出して行った。
【第二章 -月光のエルフライド- 前編】
元跳鴉を迎え、戦力補強された電光部隊。
しかし、その途端に宿敵である月光の指揮官、クロダの罠に嵌められた主人公は、ナスタディア軍に保護され、何とか命を繋いだ。
そして向かった先は、何と観光地にもなっている自然豊かな島だった。
そこで、束の間の休暇を楽しんでいた電光中隊だったがーーミサイル攻撃によって内閣首相が死に、月光から模擬戦の依頼を受け、全てが一変する。
【ここからは、伏線解説】
電光のエルフライドをご覧の方、コメントを寄せて下さった方、いつもありがとうございます。
本日、解説と題した話を投稿させていただいたのは、今、現状で巻き起こっていることを改めて提示し、解説して、電光のエルフライドをもっともっと、楽しんでもらおうという趣旨です。
というのも、伏線らしきものが多過ぎて、咀嚼しきれない、忘れている、という方が何人かいらっしゃったので、今回で改めて思い出してもらおうと思い、この文を書かせていただいた次第です。
物語の確信的な部分には触れませんし、これを読んだからと言って、物語には影響はしません。
俺は全部覚えている!
そんなもんは必要ないぜ!
という方は、読み飛ばしてくださって結構でございます。
下記からは、時系列順に解説します
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① 《タガキ大佐(叔父さん)の謎の行動》
当初、やる気のない軍人としてプロローグで登場するぬぼーっとしたハゲた男。
しかし、今ではヤマシタと共謀し、何やら企んでいるようです。
② ヤマシタ・イチロウ(公安)の謎の行動
ヤマシタは曲者な雰囲気を醸し出す、壮年の刑事です。如何にもなベージュのスーツを着ており、襟はくたびれていて加齢臭がしそうです。
彼は結構物語序盤(第一章 前編)から登場しており、何やら訳知りの様で、叔父さん以外でミシマ准尉の正体を知っている存在です。
そんな彼は今、ミウラを護衛にし、何かを探っているようです。
③ 《セノ・タネコの覚醒》
第二十八話 とある孤児【キノトイ・アネ】の手記7 -疾走-
で、触れられた部分です。赤い目を浮かべ、エルフライドのコックピットを開け、記憶を取り戻したかの様に流暢に喋り出しました。
今はボーっとしたセノ・タネコに戻っていますが、果たして彼女は一体何者なんでしょうか?
④ 《キノトイ・アネの謎の記憶》
第一章、第二十九話 とある孤児【キノトイ・アネ】の手記8 -深層領域-
で、初めて触れられた部分です。キノトイがエルフライドに乗るため、体育館のスイッチを押して戻ろうとした時、不注意で頭を強打しました。
その時、キノトイの脳裏に『アナタは正統なるモルガンの子よ』という言葉と共に、ベツガイ・サキが語っていた筈の過去が頭に雪崩れ込んできます。
果たしてこれは一体……。
⑤ 《本物のミシマ准尉?》
皆様は当初、主人公が成り変わる前のミシマ准尉像は若い青年将校的なイメージだったのでは無いでしょうか?
しかし、エピローグでは、タガキ大佐と最初に出会ったミシマ准尉は、少女の姿をしていて、それは明らかに電光のパイロットの○〇〇に似ていてーー。
⑥ 深層領域にいる謎の人物達
謎の人物達に接触したのは現状ではキノトイと、フミヤだけです。
キノトイが接触したのは扉を抑える謎の少女と、八階層に導いた謎の少女。
フミヤが接触したのは褐色の謎の少女です。
⑦ 月光のエルフライド
電光のエルフライドは合衆国から貰いました。ではーー月光のエルフライドは?
これを明らかにした時、全ての謎へと近づきます。
⑧ 渡された空砲の銃
意味深な言葉を吐くシトネから手渡されたリボルバー型の拳銃。特選隊員によってミウラの命を奪ったと思われていましたが、主人公の夢で現れた褐色の少女曰く、「空砲だ」と明かされ、実際に夢から覚めて確かめるとそうでした。
褐色の少女はこうも言っていました。
「また、呼びたくなったら——その銃の引き金を引け。だが、弾には限りがある。大事に使えよ。それじゃ、またな」
⑨ タガキ・フミヤが万能過ぎる
これには途中から違和感を抱いた方もいらっしゃるったのでは無いでしょうか?
それもその筈、当初は何もできない引きこもりニートとして登場したかと思いきや、電光の指揮官に収まるなりカリスマを発揮し、様々な技能を駆使して現在も活躍中です。
実際は、合衆国留学中、様々なバイトに手を出し、黒亜に帰国してからも何やら大人に混じってエロ同人界隈を騒がせていたようです。
それに、本人も「昔は神童と呼ばれたものだ」と懐古する場面もあります。
彼の過去は、未だ大部分が明らかになっていません。
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さて、如何だったでしょうか?
もしかしたら、コレ伏線だったの!? と、今回の話で思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そうだとしたら、作品への理解を深めていただく機会として、今話を投稿した甲斐があったというものです。
今、現状は伏線の二パーセントしか回収出来ていません。
ですが、それらは第二章、後編で全て回収される予定です。
頑張って書きますので、これからも是非電光のエルフライドをご視聴いただけると、幸いです。




