火雷鳴る地吹雪の調査班 1-2
最近のAIって凄いですね・・・漫画まで書けるんですか・・・
自分は漫画やイラストが書けないので、個人用に作るのに重宝してます
〜〜上層部との作戦会議にて〜〜
隊長「またなぜこんな無茶な作戦を」
幹部1「ご令嬢・・・申し訳ありません。我々は傭兵国家であるが故、どうしても利益を考えねばなりません。最小限のコストで最大限の戦果を。そうなると、必然的にご令嬢に出ていただく事が多くなります・・・」
隊長「それはわかってます。しかしいつも相手が多すぎませんか?」
幹部1「・・・」
幹部1「我が国は・・・その特性上、中立であります。しかし周辺国に同盟国は少なく、いてもその力は弱いです。海を挟んだ先には敵国がいます。我々は強さを見せつけることで、抑止力とするのです」
隊長「・・・」
隊長「では・・・なぜ私1人で行かせてはくれないのですか」
幹部1「これまでにも何度も申し上げておりますが、ご令嬢は国連で戦略兵器及び、禁止兵器とされています。帯同者は監視名目です」
隊長「心底おかしな理由です。他国が私に対抗できる存在がいないからでしょう。それに・・・人質でもあると」
幹部1「・・・」
幹部1「えぇ・・・」
隊長「毎回の同行者は彼1人です。人質として最小限の人数且つ知名度もあります」
幹部1「・・・」
隊長「私が出ると必ず彼は狙われます。その度に我々はそれを退けてきました」
幹部1「・・・。あなたが守った、と言えば否定すると思いますが・・・」
隊長「そうです。私が守ったのではありません。彼が自身を守ったのです。お互い助け合ってきました。ゆえに今まで来れたのです」
幹部1「ご令嬢・・・彼を諦めてください。彼のためにも、あなたの今後のためにも」
隊長「何度も申し上げてる通り、彼が私から離れたいと言わない限り離しません。上官と部下、師匠と弟子、良き友人、それが私たちです。父からも承認は受けてます」
幹部1「しかし・・・」
隊長「私は長女ですが家督は継ぎません。弟が継ぎますので」
幹部1「・・・」
隊長「もしまた彼に圧力をかけるようでしたら・・・」
幹部1「もういたしませんのでご安心ください」
隊長「・・・」
隊長「司令部が私の自由さから来る様々な懸案があるは存じております。しかし、それに私や私の大事な人たちを巻き込まないでいただきたい。これまでに多くの貢献をしたはずです」
幹部1「それは・・・存じております」
隊長「今まで我がヴァルクルース家はこの国に奉仕してきました。私がその過程においてどんな仕打ちを受けたのかは、みなさんもよく知ってるはずです」
幹部一同「「「・・・」」」
幹部全員苦い顔をする
隊長「海外の有力者と政略結婚も行ってきました。私も何度話を持ちかけられたか。今でもそうです。彼は、それらに対する抑止力でもあります」
幹部1「えぇ、我が国にとって大公という存在がどれほど大きいものか。今でも感謝しております」
隊長「もちろん、彼を側に置くこと。自分の部隊を持つこと。遠征軍の一員として自由に活動すること。家の意向に背くこと。国益より自分を優先すること。これだけの大それた事、対価が必要なのは存じてます。だから今まで無茶な作戦にも応じてきました。ですが・・・今回はあまりにも・・・!」
幹部1「・・・」
隊長「私はまだしも、彼には耐えかねます」
幹部1「・・・」
非常に申し訳なさそうな顔をする幹部。しばらくして、意を決したように口を開く
幹部1「ご令嬢・・・これからする話はご内密に・・・言っても身内だけにしてください」
隊長「? 何でしょう」
急に言われて一瞬戸惑う
幹部1「我々は遠征軍です」
隊長「はい」
幹部1「この国の主要産業は傭兵で、その傭兵とはすなわち我々遠征軍です」
隊長「はい・・・」
幹部1「遠征軍は血で金を稼ぐ野蛮人だと思われてます」
隊長「・・・」
幹部1「風当たりが強かった我々に、あなたが入隊しました。国防軍のポストを蹴って入隊した時は、国中が大騒ぎでしたね」
隊長「・・・」
そうだが、なぜ急に。と考える隊長
幹部1「あなたが入隊し様々な発言をしてくださったおかげで、遠征軍は地位を向上しました。皆感謝しております」
隊長「それが今回の件とどのような関係が・・・」
幹部1「国防軍から連絡がありました。彼らは元来、我々を差別しない貴重な理解者です」
隊長「はい、私が国防軍の地位を蹴ったのも、大事な仲間である遠征軍を助けて欲しいと・・・。その時丁度私も同じようなことを考えていたので・・・」
幹部1「はい。我々遠征軍と国防軍は頻繁にやり取りを行っています。あなたをこちらに送ると言われた時は、みんなして驚いたものです。」
幹部1「今回、その中で緊急である話が来ました」
隊長「緊急ですか?」
幹部1「えぇ・・・」
一呼吸おく
幹部1「国防軍情報隊より、あなたを排除しようとする動きがあると」
隊長「!?」