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火雷鳴る地吹雪の調査班 3-3

多くの作品を読むことは糧になると気づき始めた今日この頃。

執筆活動5年目の気づきです。他者様の作品を読み、それを自分に吸収する。その中でいかに自分の色を出すか、というのは非常に難しいものです。

この作品はあくまで息抜きであり、本命の質を上げるための布石です。この作品を踏み台に・・・と考えておりましたが、本命は設定に対し私の想像力及び語彙力が少なく、中々に苦労しております。

というわけですが、頑張ります。

出会いというのは不思議なもので、いつどこで誰と会えるのか。本当にわからないものです。隊長にお仕えして早数年経とうという時ですが、まさかこうなるとは


〜〜居間にて〜〜


ソファに隊長と自分が座る


「・・・」

「・・・」


こんな状況ですが、自分と隊長はお付き合いしておりません。何言ってんだコイツと思われるかもしれませんが、これには深い事情があるんです。

一般庶民風情がどうして大公のご令嬢とお付き合いできましょう。このお方は恋愛経験が皆無。これも一時の気の迷いでしょう。・・・と、思いたいのに、なぜか私は受け入れてしまう。何を期待して何の欲があろうか。


「どうぞ」スッ

「・・・ありがとう」


近づいて隊長に肩を貸す。


「「・・・」」


何も喋らない。自分はこういう時隊長から話されるまで喋らないようにしている。訊き方がわからないし、本人のタイミングに合わせたほうがいいと思うからだ。


「今度の作戦だが・・・」

「はい」


「また厳しいものになる」

「はい・・・」


「・・・」


「また・・・君を巻き込んでしまうのは申し訳ないのだが・・・」


目を細め、一呼吸置いてから言う隊長の言葉には力がない


「大丈夫です」

「苦しい戦いになると思う・・・」


「アーシェさんにもですか?」

「私は・・・」


「なら大丈夫です」

「・・・」


またこの流れだ。隊長は決まって申し訳なさそうに言う。次はあの言葉を言うだろう


「うんざりしたことは・・・」

「またその話ですか?苦しいのは確かですが、充実してるので満足してます。何よりアーシェさんと一緒にいれます」


隊長の目が大きくなる。安心したような目だ。


これはまごうことなき本心だ。このお方はこう見えて繊細、理屈より思いっきりごり押すのがいい


「そうか・・・」

「まぁ・・・外野は色々言ってきますが・・・アーシェさんや皆さんが大丈夫と言って下さるので」


「あぁ、それについては心配ない。父からも許可をもらってる」

「なら大丈夫です」


「・・・」

「他に何か心配事はありますか?」


「・・・」


再び細くなる目は、別の問題があることを意味する


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