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中学教師園崎凛  作者: finalphase
第2章 中学1年生2学期編
115/129

第115話 スペシャルゲスト!

「本日のスペシャルゲストは、桐谷 翔真さんです。」


丸山望の声に一斉に拍手が起きる。


「桐谷さん、本日は宜しくお願い致します。」


「宜しくお願い致します!」、桐谷 翔真は明るく笑顔で挨拶を返す。


「桐谷 翔真さんは、小中学校では、横浜ユナイテッドJrユースに所属し、市立桐光学園高校時代に高校サッカー選手権ベスト4入り。2018年、FC東京に加入し、Jリーグデビュー。2020年には、オランダ・エールディヴィジ「ヘーレンフェーン」へ移籍。2022年にはFC東京に復帰、中心選手としてチームを牽引されました。また、2023年には Jリーグベストイレブン入り。2023年 はFC東京 年間最多アシスト、13アシストを記録しました。2024年には日本代表初選出され、W杯アジア予選デビュー。同年、日本代表 7試合出場 2ゴールという記録を残しました。本日は、このような素晴らしい実績をお持ちの桐谷さんのお話を伺える貴重な機会です。生徒の皆さんは、是非多くのことを学びましょう。それでは、桐谷さん、宜しくお願い致します。」


「浜森中学校1年生の皆さん、こんにいは!」、元気良く挨拶をする桐谷。


「こんにちはー!」


生徒たちかたも特にサッカー部を中心にして元気の良い返事が返ってくる。


「今日は中学校の皆さんにスペシャルゲストとしてお話する機会を頂いて、正直何をお伝えしようか迷っていたんですけど、まず最初に皆さんにお伝えしたいことは夢を持つこと、そして目標に向かって諦めず努力することの大切さです。自分の好きなこと、熱中できることを見つけることが大切です。そういったものが叶えたい夢に繋がっていくから。サッカーに限らず、自分自身が好きなことに熱中できる人は幸せです。世の中には、夢を叶えられる人間と叶えられない人間がいる。前者は目が輝いていて、年齢の割に若く見える人が多く、逆に後者は目の輝きを失っていたり、年齢の割に更けて見える人が多いです。皆さんもできれば前者の人生を目指してください。そのためには、諦めず物事に粘り強く取り組むことが大切です。でも、仮に夢が叶えられなくても、絶望する必要はありません。夢が叶えられなくても、幸せを築いた人も僕はたくさん知っていますから。彼らは生き方そのものを夢にしている。自分がこういう人間になれたら格好良いなという目標とする人を見つけて、その人に近づくために全力で努力をすることが大切です。そして、何より人生を楽しむこと...」


桐谷 翔真の話を生徒たちは真剣に聞いていた。私は彼の話をメモしながら、格好良いなと思った。


容姿も実績も、生き様も、日本のスポーツ少年に人気がある理由が良く分かる。


生徒たちは、こんな偉大な人の話を伺えるなんて、とても恵まれているなと感じた。

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