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おまえ、なんで書いてるの?

■はじめに


 俺の名はカイン。

 伊勢カインだ。

 異世界web小説を書いている。



 俺は物書きとしては、初心者だ。

 初心者も初心者、スーパー初心者だ。



 俺が物書きとして大成してから創作論を書けば、説得力があり、多数の読者から賞賛を得られることだろう。



 だが、大成する前の初心者目線で書くことは『今』しかできない。

 何も成していない人間が語ることなど、絶対に後から『黒歴史』となるだろう。

 そこにエンターテイメントがあると思う。



 これを読んでいる諸氏は、2ヶ月半の俺より執筆歴が長い者が多いと考えられる。

 「この考えは違う、間違っている」と思われる部分も多々あるだろう。

 それでいいのさ!

 そういう考えが出てくることに価値があるかもしれないからな!



 だからこそ、俺はこの『伊勢カインの創作論』を

 不定期連載 することにした。



 ここでは、俺の連載中の長編・第一作目『おっぱい揉んだらレベルアップ!』の経験(主に失敗談がメインとなるだろうな……)をもとに論じていくぜ!



 今回の内容は、『心得』と『執筆する目的』の2つだ。



————————



■心得


 創作論を読む前の心得も書いておく。

 俺の書いた創作論に限らず、一般的に世に存在するすべての創作論についてだ。


 『創作論は信じるな』


 ダイエット方法と同じ。

 人によって効果的なダイエット方法が異なるように、書き手や小説の内容によって正解は異なるはずだ。


 しかも伊勢カインという、無名の初心者が書いている創作論なんぞ、たわごとにすぎない! くらいの心持ちで読んでくれ!



————————

■執筆の目的


 なぜ小説を書くのか。

 目的がハッキリしているのならば、問題ないぜ!

 目的に向かって邁進するだけだな!


 でも、立ち止まって目的を『書き出してみる』のも良さそうだよな?

 『よくありそうな目的』を羅列してみた。

 俺と各項目について、一緒に考えて、書き出してみようぜ!



●書きたいから

 いいよな、書くのって楽しいよな?

 書くこと自体が目的なら、小説が上手くならなくても問題ないし、人気が出なくても、誰にも読まれなくても、闇落ちしないで済むよな。

 本当は違うんだろ?

 書きたいだけの人なら、この『創作論』を読んでいるはずがないもんな。

 上手く書きたいとか、完結させたいとか、あるんじゃないか?



●読んで欲しいから

 書く方じゃなければ、読んでもらう方が目的かな?

 親兄弟、友達には読んでもらったか?

 学校の先生や、職場の上司でもいいぞ。


 言えないよな。

 特に俺なんか、連載一作目が『おっぱい揉んだらレベルアップ!』だもんな。

 多かれ少なかれ、ちょっと知人には見せたくない小説を書いてしまった作家もいるんじゃないか?



●文章を上手く書きたい

 語彙が多彩で、思わずため息が出るような表現——。

 書いてみたいよな!


 読みやすくて、状況や内容がスッと入ってくるような文章——。

 あこがれるよな!


 でもまあ、文章を上手に書きたいだけなら、練習して書けばいいんじゃないの?

 それが上手かどうか、他人に見て欲しいから、ネットに公開しているんだよな?

 讃えられたいのか?



●大勢に読んで欲しい

 せっかく書いた小説、たくさんの人に読んで欲しい!

 わ・か・る!


 じゃあ、やるべきことはなんだ?

 多くの作品を作れば、読んでもらえる機会は増えるだろう。

 そして、その文章をネット上のあちらこちらに転載してバラ撒けば、さらに人々の目に止まる可能性は増える。


 やったじゃん!

 小説の中身は関係なく、駄文だろうがなんだろうが、総合閲覧数は増やせるぜ?


 大勢に読んでもらうことが目的ならば、当然そういう努力はしているんだよな?



●読んで、感動して欲しい

 小説を誰かに読んでもらって、笑うなり、泣けるなり、怒りを覚えるなり。

 ワクワクする舞台、恐ろしい敵、愛おしい仲間。


 読者のなんらかの感情を動かしたいって思うよな?

 なんで?

 なんで他人の感情を動かしたいのか?


 たぶん、作者である『おまえ』自身が、何かの作品に触れて感動したことがあり、その感動を、『自分が創作して発信する側』になって伝えたいって思ったんじゃないか?


 感動して欲しいだけなら、自分が感動した『誰かの作品』を紹介しておすすめすれば、事足りるからな。

 『おまえ』自身の作品で感動を与えたいんだよな?



●人気になりたい

 ドラマ化、ハリウッド映画化の、あの原作者が自分自身!

 あこがれるよな。


 そこまで行かなくても、PVランキング上位、書籍化の作者!

 これも一つの目標かもな。


 なんで人気になりたいのか? 気分がいいから?


 自分より下の不人気作家を、見下せる『ざまあ思考』だから?

 ランキングを見て、『あの作品より上だ』と安心できるよな。


 書籍化やコミカライズによって、自分自身の価値を肯定したいから?

 書籍化も完結もできない有象無象より、自分は価値があると認識できるよな。


 ——いずれも、文章にするとゲスに聞こえる字面だ。

 だが、人間の性質として、自己肯定感は必須らしいぞ?

 だからそれらの理由で人気になりたい人は、胸を張って大丈夫。


 もしここに挙げた理由以外で人気者になりたい人がいたら、それはそれで結構なことだと思う。

 素人で無名で新人の神作家『伊勢カイン』が保証するぜ!



●儲かりたい

 これは書籍化やインセンティブでお金を得たい人だな。

 中にはこういう人もいるだろう。


 そこまで収入は期待していないが、『あればいいな』程度に思っている人も儲かりたい人に含まれるな。


 もちろん儲かりたい人は、儲かるための努力をしているはずだよな!

 人気のあるジャンルを調べ、人気のある文体で、人気の出そうなキャラクターを準備し、人気が出るように広報しているはずだよな。


 目的に忠実に邁進していて好感が持てるぜ!


 儲かりたいのに儲かる努力や工夫をしていない人は、これから一緒に考えていこうぜ!



●それら全部

 よくばりさんめ!

 だが、清々しいぜ!


 上手な文章で、誰かを感動させられれば、人気が出て、多くの人に読んでもらえ、書籍化や他のメディア化などで儲かる。


 いいよな、それら全部!

 俺もだ。……俺もだ!!

 だからここまでに書いたことの大半は、自問自答でもあったのだ。


 俺と同じ『おまえ』!

 俺と一緒に、そんな感じのよくばりな作家を目指そうぜ!



————————

■最後に


 あっ!

 既に書籍化、アニメ化、その他までされている作家様も、この素人の『創作論』を見ている可能性があるんだった。

 は、恥ずかしいぜ!!!!



 ちなみに、俺が長編を完結させていないのに創作論を公開した理由は、俺の作品への導線になればいいなと思ったからだ!

 だから作家名や作品名を創作論の中に書いている。



 有言実行、『大勢に読んで欲しい』への努力の一環だぜ!



————————

■執筆時点での情報

 2025年 2月 28日 本稿執筆。

 2024年 12月に「小説を書こう!」と思い立ち、書き始めて2ヶ月半。

 短編二本完成、長編一本を連載中。

 長編は一作目を15万文字まで書いて公開せずに止め、長編二作目に取り掛かる。

 一作目を止めた理由は、いずれこの連載で語っていけたらと思う。


長編『おっぱい揉んだらレベルアップ!』2025年 2月14日 から連載中

(現在連載 14日目)

長編の状況:

・20話(67732文字)

・小説家になろう:PV 1000、ブックマーク 1件

・カクヨム:PV 517、フォロー13、星0、ハート1

・アルファポリス:ハート106

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俺だ。作者の伊勢・カインだ。
↓よかったら、これも読んでくれ!↓
おっぱい揉んだらレベルアップ!
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