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トップランカーになったセカンドキャラ ~奪われたアカウントを乗っ取り野郎と合わせてぶっ潰す!~  作者: 渡琉兎


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51/130

51.加速するDRギルド

 そこからの俺たちは破竹の勢いでモンスターを狩り続けていった。

 一回目の中間発表の時に1位だったギルドが12万ポイントくらいだったので、二回目の中間発表の時までにはそれくらいは稼いでおきたい。

 レイドボスを倒せれば1位になれるとは思っているが、もしもそれができなければゴールドギルドよりは上に位置しておきたいからな。

 俺が乗っ取り野郎よりも下だなんて、考えただけでも吐き気がするよ。

 それに、ゴールドギルドがアースザウルスを1000匹倒せないだけで、他のギルドがそうだと断定することもできないしな。

 特に1位だったギルドがどれだけのランカーを抱えているかわからないし、連携という面で見ればゴールドギルドよりも高いに決まっている。ギルド名は確か――


「風林火山ギルドか」


 ギルメンは総数八〇名と三桁には及ばないが、それでも1位ということはランカーを多く抱えており、なおかつ熟練の連携を持ってモンスターを狩り続けているのだろう。

 そういったギルドならアースザウルスを大量に狩ることもできるだろうし、油断はできない。


「これは、二回目の中間発表が楽しみだな」


 そんなことを考えながら、俺は500ポイントを獲得できる深緑の騎士を討伐した。


「アースザウルスを一匹狩るよりも、深緑の騎士を二匹倒す方が効率がいいな」

「フィーも頑張るのー! エアバーストなのー!」


 俺一人では深緑の騎士を倒すのも時間が掛かるが、フィーが魔法でHPを削ってくれるのでやりやすい。

 特にエアヴェールによる敏捷の5%アップは俺の助けになってくれている。

 二刀流による連撃の回数が一回増えるだけで、与えるダメージ量が何倍にもなるのだから当然だ。

 魔法でHPを削ってもらい、残りを俺が削り切る。

 それでも倒し切れなければフィーに任せて俺は別の個体を攻撃しに向かう。

 そうすることでオーバーキルを極力避けて、効率的に深緑の騎士を狩り続けていく。

 しかし、よい狩場というのは他のギルドとかち合うことも少なくはない。

 俺が見つけた森エリアの狩り場は最初こそ独壇場だったが、徐々に他のギルドのユーザーの姿も確認されている。

 ギルドによっては俺が一人だとわかった途端に排除しに掛かるところもあるかもしれない。

 順位を競うイベントなので仕方ないことだが、時間が勿体ないのでできることなら争いたくはない。


「こちら、一緒に狩りをしてもいいですか?」

「あっ、構いませんよ、どうぞ」

「ありがとうございます!」


 ありがたいことに、俺の次にやってきたユーザーは礼儀正しく、断りまで入れてから深緑の騎士を狩り始めた。

 全てのユーザーがそうであればよかったのだが、もちろんそうではないユーザーもいる。……というか、そうじゃない方が多い。


「てめぇら! ここは俺たちボーンヘッドギルドが独占する! すぐに立ち去ればPKだけはしないでおいて――」

「久しぶりじゃないかー、コープスー?」

「ひいいいいぃぃっ!? て、てめぇはああああぁぁっ!!」


 しかし、まさかボーンヘッドギルドがやってくるとは思わなかったなぁ。

 コープスに声を掛けたら悲鳴にも似た声をあげて距離を取りやがった。

 最初に声を掛けてきたユーザーも何が起きているのかわからないといった感じでこちらを見ている。


「なんだあ? ……ちっ、てめぇかよ、レヴォ」

「あぁ、俺だ。お前ら、まーだ粋がってんのか? 俺の動画のおかげで随分とヤバい状況のはずなんだけどなぁ?」


 ボーンヘッドギルドとやり合った時の動画もすでに動画サイトへアップ済みだ。

 それ以降、ボーンヘッドギルドが新人ユーザーをPKしているという話は聞かなくなっていたのだが、まさかギルド対抗イベントで遭遇することになるとは思わなかった。


「うるせえなあっ! それも全部がてめえのせいだろうが!」

「いやいや、全部お前たちの行いが悪いからだろうが」


 勝手に人のせいにされても困るんだがなぁ。

 しかし……はは、これはいい出会いになるかもしれないぞ?


「おい、デスハンド」

「てめぇに名前を呼ばれる筋合いはねぇんだがなぁ?」

「まあいいじゃないか。ちょっと提案があるんだが、手を組まないか?」

「ふざけんじゃねえ! 何を企んでいるかは知らねえが、どんなにメリットがあったとしても、てめえとは絶対に手を組まねえからな!」


 まあ、そうなるか。俺だって対立していた相手の提案を簡単に飲むなんてことはしないからな。

 ……だからといって、それで俺がはいそうですかと頷くわけはないんだけどな。


「それなら、力づくで従わせてやるよ。ここでもう一戦やっておくか?」

「ははっ! いいぜ、やってやるよ! こっちはギルメンがいるんだ、一対一なんてことはもうやらねぇからな!」

「こっちにだってフィーがいるんだ、てめぇらなんかが束になったとしても俺に勝てると思うなよ?」


 こうして始まったDRギルドとボーンヘッドギルドの対決だったが――結果から伝えると、DRギルドの圧勝だった。

ご覧いただきありがとうございます。


本日はあと2話更新します。

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