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トップランカーになったセカンドキャラ ~奪われたアカウントを乗っ取り野郎と合わせてぶっ潰す!~  作者: 渡琉兎


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45/130

45.イベントモンスター

 今回のギルド対抗イベントは三日間で行われる。

 二日目と三日目の12時に中間発表が行われ、三日目の20時がイベント終了時刻となる。

 ギルド対抗イベントは初めての参加になるが、結果だけには目を通してきた。

 今まで通りだと二日目の中間発表ではそこまで大きなポイントの開きは出ず、三日目の中間発表でランキングの上位下位がはっきりしてくる。

 これは初日でモンスターの出現場所を各ギルドが把握し、実力に見合った狩り場でモンスターを狩るのが中盤から終盤だからだろう。

 そして大きく下位に沈むギルドも現れるのだが、これらはおそらく一発逆転を狙ってレイドボスを探し始めたギルドだと予想している。

 イベントの狙いとしては間違いないのだが、これはあまりにも大穴過ぎる。

 何故ならレイドボスは上位ギルドも狙っており、もしもかち合ってしまえば間違いなく下位ギルドが負けてしまうからだ。


「それなら最初からレイドボスを探せばいいんだが……序盤から出現しているものなのか?」


 俺は他のモンスターには目もくれず、レイドボスだけを探して専用フィールドを動き回っている。

 開始されてまだ数時間だし、全エリアを見て回ったわけじゃないのだが、現時点ではそれらしきモンスターは見つかっていない。

 周りの状況から他のギルドも見つけてはいなさそうで、そうなるとイベントの中盤、もしくは終盤にしか出てこないという可能性まで考えられる。

 砂漠エリアから荒野エリア、草原エリアと進み、今は森エリアまで足を運んでいるのだが、ゴールドギルドもまだ見つけられていないし、どうしたものかと思案ものだ。


「ご主人様、どうしたのにゃー?」

「フィーは暇なのー! もっと戦いたいのー!」

「うーん……まあ、レイドボスやゴールドギルドを探しながらなら、モンスターを倒しても問題はないか」

「やったのー! それじゃあ早速倒してくるのー!」

「早速? ……あぁ、あれか」


 俺が首を傾げていると、目の前から巨大トカゲの形をしたモンスターが茂みの中からのっそりと姿を現した。


「エアバレットー!」


 フィーが放ったエアバレットがモンスターに命中したものの、一撃で仕留めるには至らない。

 どうやらこいつはなかなか強いモンスターのようだ。


「名前は……イグレイスか」

「よーし! 次はエアスラッシュなのー!」


 続けてエアスラッシュが放たれると、今度はイグレイスの胴体が真っ二つとなり死亡エフェクトが現れた。


「ポイントは……へぇ、こいつで100ポイントなんだな」

「ご主人様! フィーやったのー!」

「あぁ、よくやったな」

「えへへなのー!」


 俺に褒められながら頭の上に戻ってきたフィー。

 それにしても、フィーのレベルは現時点で22まで上がっている。ランカーと比べるとまだまだだが、弱いわけではない。

 そして、100ポイントというのは今回のイベントで獲得できる中でいえば下から数えた方が早いランクのモンスターということだ。

 ……まさか、運営がゴールドギルドを基準にしてモンスターの強さを決定している、なんてことはないよな?


「もしそうだとしたら、下位ギルドはすぐに全滅するなんてこともあり得るんじゃないのか?」


 低いポイントでは上位を狙えないと強いモンスターを探し、返り討ちに遭ってしまう。

 今回、もしもHPが0になってしまうとデスペナルティというわけではないが、専用フィールドから強制退出となり、以降はイベントに参加することができなくなる。

 ギルメンが生き残っていればポイントの上乗せを期待できるが、そうでなければそのギルドは下位確定となってしまう。


「まあ、そんなことあり得ないとは思うが、もしそうだとしたらイベント終了後が大変そうだな」


 ほとんどのギルドが前回のギルド対抗イベントを参考にして戦略を練っているだろう。

 それが通用せず、敵が予想を超える強さを持っており、下位ギルドが序盤から中盤で一気に全滅とかになれば、ワンアースの掲示板は炎上するだろうなぁ。

 ……まあ、俺の知ったこっちゃないけどな。


「でもまあ……これだけ手応えがあるなら、俺もちょっとは楽しんでもいいかな」

「一緒にモンスターを倒すのー!」

「ご主人様、頑張るのにゃー!」


 さらにのっそりと出てきたイグレイスを見つけた俺は、フィーと共にモンスター狩りを始めた。

ご覧いただきありがとうございます。


本日はあと3話更新します。

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