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オリンピックに関わるメディアの報道姿勢の胡散臭さ

作者: よむよむ

オリンピックが近づいてきました。

メディアの報道姿勢の潮目が変わってきたように感じます。

メディアに対する不信感について書き綴りました。

メディア批判が嫌いな方はブラウザバックをお願いします。


本日、本邦へ入国したウガンダ選手団9名のうち1名のPCR検査の陽性が判明した。

ここ数週間の報道姿勢であれば、「大変なことが発生した、中にはPCR検査をすり抜けて入国する陽性者もいるに違いない。政府はこの責任をとれるのか?」と政府批判一色の報道がなされたのではと思う。

しかし、今日のTV報道では市民へのインタビューとして「ウガンダ選手団がやってきて大変嬉しい」「対策をしっかりやって頑張ってもらいたい」の2件が選択されて放送されていた。

予想通りメディアの報道姿勢の潮目が変わったと感じた出来事だった。


現状確認をする。

・政府は、オリンピックの開催は昨年4月から予告してきた。

・マスコミは、これまで開催反対の主旨の報道をしてきた。


さて、ここからが私見である。


・おそらくマスコミは、1か月後には、これまで主張してきた開催反対をしていなかったかのように振舞うだろう。

・時系列で考えると、祝海外選手団入国、強力なライバル達の紹介、日本選手の金メダル獲得期待、感染対策が徹底された施設の数々、日本選手の活躍、メダル獲得、メダル獲得選手をスタジオにひな壇芸人のように並べてのインタビュー、メダル獲得選手の鍛錬の数々の感動秘話といった順になるだろう。

・マスコミは、開催反対から日本活躍万歳の手のひら返しまで時間的な行動計画を立てているのではないか?

・つまり100件中5件の街角インタビューを報道するとしたときに、3か月前は反対4賛成1の割合で、1.5か月前は反対3賛成2の割合で、1か月前には反対2賛成3の割合での如くである。

・スタジオに有識者を呼ぶ場合も、予め主張傾向を勘案して、反対の方針で番組作りするなら、そのようなコメンテーターを招き、その比率を行動計画に沿って調整してきた。

・つまり手のひら返しまでスケジューリングしてきたではないか?

・そしてオリンピック終了後には、これまで控えてきた開催反対論を取り出してきて、「我々が危惧した通りの問題が発生した。政府はどう責任をとるのか!」のような報道姿勢に転じるのではないかと考える。

・他の可能性としては、どちらがより視聴率を取るために適切な報道姿勢化という観点から、放送局内の報道部とスポーツ部の綱引きが行われて、お互いの腹芸と成り行きで決まっているのかもしれない。

・私は逐一チェックしていないが、インタビューやコメンテーターに反対を言わせて、局アナには賛成とも反対とも言わさずにいたのがマスコミのエクスキューズではないか?


何が嫌かというと、スケジュールを立てているかのような見え見えの手のひら返しでを見せられそうなところである。

テリー伊藤は、太平洋戦争を引き合いに出して手のひら返しは日本人の才能といったらしいが、勝つとおもって始めた戦争に負けて意見を変えたのと、行動計画を立てて報道姿勢を手のひら返しするのとは違うだろうと思う。

私は、太平洋戦争がなぜ始まったかという点に興味があり、いくつかの本を読んでみた。すると戦前のマスコミの報道姿勢が開戦賛成の世論形成に大きな役割を果たしてきたことがわかった。

なぜ、そのような報道姿勢をとったかというと新聞が売れるからである。

この失敗を受けて、マスコミが行った太平洋戦争の反省とはなんだったのか?

私見では、マスコミが反省したのは、政府に賛成したことである。

つまり、政府に賛成した政策が失敗するとマスコミまで批判される。一方で常に政府に反対すれば、政府がうまくやったときは黙っていればいい、失敗したら「それ見たことか」と世論形成すれば安全である。

つまり、新聞を売るために世論誘導した点については反省を行っていないのだ。

また、マスコミにとって野党が主張していない第三の提案内容を含む報道を行うことも悪手だろう。もし、政府がその提案を採用して失敗を生じたら、放送局内の誰が責任を取るのかという問題が発生する。


さて、振り返って上記のオリンピックに関連する報道姿勢のスケジューリングの話である。

この報道姿勢の変遷計画についても、視聴率や週刊誌類の売り上げのために行う行動である。

太平洋戦争時の失敗の主要因である、売上のための世論誘導については反省などしていないものと疑っている。


さて、TV報道の場合、いくら番組が違うと言っても、8:00までのニュースショーではオリンピック反対の報道を行って、8:00からのニュースショーではオリンピック選手活躍万歳の報道を行うといくらなんでも違和感がある。そこで、オリンピック開催の1か月程度前から余裕をもって少しずつ軸足を移す必要がある。

一方で、週刊誌の場合もわかりにくく工作が可能で、同一出版社でA週刊誌では反対、B週刊誌では賛成の旨で作成すると出版社内では世論がどのような状況であっても売り上げの相互補填という観点で、会社全体の総売り上げを期間を通して平準化することができる。なに、会社全体で意見を一本化しろだと?それは報道の自由に対する侵害である。


ちなみに日本オリンピック委員会の公式HPにスポンサー一覧が掲載されており、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日経新聞が名を連ねている。

スポンサーは、スポンサー枠という観客の枠を持っているそうだ。

なお、これらの新聞社とTV局とは一定の関係をもっている。

さて、オリンピック開催反対、無観客を主張してきた、彼らはこのスポンサー枠をどうするつもりだろうか。


スポンサー枠の話をしばらく前に知った、私は報道各社の反対姿勢の報道を見ながら、「じゃあ、当然マスコミはスポンサー枠で観客をいれべきでないよな。でも、入れるではないか?」と思いながら見てきた。さて、蓋を開けるとどうなることやら。いったん、取引先に配ったスポンサー枠のチケットを回収したりするだろうか?たぶん、報道しない自由が行使されるだろう。


ついでにマスコミにとって、好ましいネタはなんだろうか?という点について考察を行う。

それは、権力者がその役得を利用して美味しい思いをしているのだ!という性質のネタである。

例えば、菅総理の息子の接待のようなネタである。または、オリンピック開会式に2万人入れるといったネタである。

これらのネタは、圧倒的に正義の立場から批難する論陣を張ることが容易だ。

「あいつは美味しい思いをしている!ズルイ!」という主張は大いに視聴者からの賛同を得られるだろう。

一方で、NTT接待問題のようなネタは扱いに困るネタだろう。

このトピックは、菅総理の息子のネタが世を騒がせていたころから、私は「では、マスコミ各社の経営者層が官僚と食事を行うときには、ルール通りの割り勘をしてきたのか?」という疑問を持っていた。

そして、NTTの接待問題が報道されるのを見ながら、このネタも終わりだな、と感じた。

すべてのマスコミ関係各社が身ぎれいであるとはおもっていなかったためだ。

マスコミには藪蛇ネタに化けそうだと感じた。

その後、報道がどのような進展をたどったかは語るまでもないことである。


またまた話が変わるが、7月にオリンピック、9月にパラリンピックである。

で、8月は夏の甲子園である。夏の甲子園は朝日新聞主催である。

オリパラに反対するのに、夏の甲子園はいいのか?そりゃおかしいだろう。

日本中から関係者が集まって開催される甲子園は、オリパラと一緒だろうと感じる。

夏のオリンピック開催は選手に過酷すぎという話も、高校球児が熱中症で倒れるのは美談なのかという疑問をもつ。8月に甲子園を開催することに対するアンケートを取れば実に興味深い結果が得られるだろう。


プロ野球等も、ふつうに観客入れてる様子をTV放送してて、主張が一貫してないように思う。

映すなよ!って思いながら見ている。

プロ野球は関係者の生活がかかっているって?オリンピックだって関係者の生活がかかっているだろう。


そもそも、新型コロナ関連では、国民のメジャーな層の同士で数多くの利益相反の問題を産む。

例えば、緊急事態宣言に制限を受けない飲みになど行かないインドア派と、制限をうける飲酒を伴う飲食業で生計を立てる人たちである。

利益相反の色を薄めるために、ニュースでは決まって十分な補償というが、納税者一人当たりの税負担がどれだけかを合わせて語らねばならないだろう。飲食店への補償に使わなければ、他のことに使えるので補償を実行した代償としての機会損失は必ず発生する。

同じ放送時間内で利益相反する2つの意見を平等に言及したうえで、そうはありつつも私は政府に反対の立場をとるといわねば、インチキ臭いと感じている。

それを、常に政府方針に反対することにより、誰からも批判されない安全な立場から報道しようとするところに問題がある。

私は、ここ1年間のマスコミの報道よりも、国民の中に生じる利益相反をどうやってソフトランディングさせるか日々苦悩しつつ政策を実行している行政関係者のほうによほどの好感をもっている。


それは大人の事情?そうだね、私も大人だ。理解できるよ。

もし、私がマスコミ関係者ならそのように振舞うよ。

そりゃ、みんな生活かかってる。見なかったこと、考えなかったことにするよ。

そう自分に言い聞かせつつも、突然、中二病を罹患して、社内に居づらくなったりするかもしれない。

でも、よくやるよって思うよ、ホント。


さて、ここまで正義の味方面してマスコミ批判をかいておいて、但し書きである。

あくまでも、これは私見であり、ヤフコメの長い版に過ぎない。

ウソを書くつもりはないが、本当の話にウソが混じっている可能性もある。

全部ウソかもしれない。

そんなつもりはないが、明日には私はQアノン万歳のネタや、ISの戦闘員勧誘のネタを書いている可能性だってある。

上記の文章は、当たり前だが無料である。

本当の価値ある話は、金を払ったうえで、じっくり吟味をおこなって、初めて手に入るかもしれないぐらいになる。

つまり、その程度の話と思ってみていただきたい。


ちなみに感想欄を開けるように変更しました。

色々とお怒りと思いますので、文句を言わんと気が済まなくなった方は、気晴らしに思いの丈をお書きください。私は、自分を守るために中身を見ませんし、返信も行いません。

あしからずご承知おきください。

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