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人狼は君のトナリに 第二幕  作者: 狐のアツ
3/5

第三章 説得力

僕は、御米館で起きたことを全て話した。

「普通なら信じられない。けど、現状人狼が居るから、信じるしかなさそうだな。」

「あっくん、辛い思いしてたんだね...いざとなったら私が守ってあげるけん。」

話が終わった頃には、もう学校中が沈黙に覆われていた。人数が減り、生き残った人たちは息を潜めているのだろう。

ピンポンパンポーン

放送が入った。

『学校内に生き残っている生徒が十数名になりましたね。もうしばらくすれば校門を開きましょうか。』

いつの間にかそこまで減ったそうだ。ゆっくり教室の外に出てみると、そこは血の海と化していた。

とりあえず三人で行動することにした。同じ場所で居るより、歩き回っている方が万が一人狼を見つけたときに逃げやすい、という翔くんの考えだ。

ただ、人狼に見つかっても、こっちから把握し辛いと言うのはある。

万が一、人狼に先に見つかったら。

その万が一が、来てしまったみたいだ。

最初に気づいたのはゆう兄だった。翔くんの方へ振りかぶられた人狼の爪を、ゆう兄が受けた。

「ゆう姉!」

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