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  作者: 幻龍☆徠夢〆㌨
4/4

二人目 後編

僕の作品題4作目(プロローグ含め)となります!

是非ご覧ください!

二人目


そこで悠二が見たものは、普段部下たちにいびり散らかしている上司の姿だった。

そう、この老婆は上司のお母さんなのであった。

「どうしてお前が母さんと一緒にいるんだ......!?」

上司が俺に対してそう叫ぶと、

「この人は私をここまで案内してくれたんだよ」

上司のお母さんがそうやって言った。

「そ、そうか......ところで母さん?なんの用で来たんだ?」

上司がそう聞くと、

「あなたの事が気になって、内緒で来たのよ。さっきのあなたの部下に対しての態度見たけど......あなた随分と偉そうになったのねぇ」

お母さんがそう言うと、上司はバツが悪そうに下を向いた。

今度はお母さんが俺に向かって、

「ここまで案内してくれてありがとうね。とっても助かったわ。息子のことは今から叱るから、安心してね。今日はほんとにありがとう。」

そう言って頭を深々と下げた。

「まぁ、母さんゆっくりしていけよ。」

上司はそう言うとお母さんを家の中に入れた。

「あ、そうだ。俺は今日休むが、お前はちゃんと仕事に行けよ? 」

そう俺に言ってから、自分も家の中に入っていった。

今日は上司が休むということなので、辞職願も別の日に出そうと考えた。

そして翌日――


会社の中でいびり散らすという上司の姿が、まるで泡のように消えていた。昨日、お母さんにこってりしぼられたのであろう。

そんな上司を見ていると、もう少し頑張ってみようという気持ちも芽生えてきた。

そして帰り道。

上司のいびりが無くなったということで、それを記念しての飲み会を同僚達の間で開くことにした。

その日は皆今までの愚痴を全て吐き出すかのように、各々が喉が枯れるぐらいまで喋り続けた。

皆が口々に揃えて言ったのは、

「今日のビールは最高だ。」

「今日の酒はほんとに美味い。」

だった。

そうして、飲み会は終わり各々が帰宅となった。

明日からの仕事が少し楽しみになった俺はとても上機嫌だった。

「もうこんな日は空も飛べちゃいそうだな! 」

なんて心の中で思っていた矢先、視界がグルンと一周した。

そう、俺はあまりの気分の高まりにより、横断歩道の信号を無視していたらしい。

視界がようやく戻ったと同時に、俺の意識はどんどんと霞んでいった――......。


......負というのは、どうやら人の幸せにも付き物らしい。


【二人目 後編 終】

ご覧いただきありがとうございました!

この、二人目 後編なのですが、正直ノリで書き終わったところがあるので、文がおかしかったかもしれませんが、本人は頑張って書きました!

それでは、これより三人目にとりかかるので、そちらもよろしくお願いします!

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