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05 仲間の故郷で準備を整える
人間の国に逃れても、まだ魔族領に近い。
そのため、変装する必要があった。
前魔王との戦いでボロボロになった防具や武器も新調しなければならない。
だから、怪我の為に離脱してしまった元仲間の故郷に住まわせてもらう事になった。
「そういう事なら喜んで手を貸すぜ!」
元仲間の厚意を受けてお世話になりがら、そこで旅の準備を整える事にした。
「パーティーから外された時は怒っちまったけど、聖女様は、俺の事を思って心配してくれたんだよな。今は故郷の連中の為に働いているよ」
懐かしい顏と共に思い出話に花をさかせながら、身なりをととのえた。
そして、元仲間の使わなくなった武装やアイテムなども譲ってもらった。