表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

02 生死の境をさまよう聖女



 私はそれからどうやって逃げたのか分からない。

 どこかで倒れて、意識を失った事は覚えている。


 それから三日三晩眠り続けたらしい。


 怪我がひどくて、出血も多量。

 おまけに傷口から入った菌が病気を発症させて、ひどい有様になった。


 それだけではなく、勇者様の攻撃に付加されていた呪いによって、精神的なダメージもひどかった。


 魔王となった勇者様が世界を破滅に導くという悪夢を見ながら、私は生死の境をさまようことになった。


 けれど峠を越えて持ち直した私は、三日後に目を覚ます事になった。


「聖女様っ! 目が覚めたんだねっ!」

「たいしょー、大丈夫かっ! 女たいしょーが起きたぞーっ!」

「よく頑張った。気分はどうだい? 悪い所は?」


 目を開けた私を覗き込んでいるのは、勇者様以外の仲間の姿だった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ