前へ目次 次へ 2/42 【プロローグ】 夢を見た 夢を見たのだ それは夢だった 荒涼たる大地の片隅を、一人の男がただひたすらに歩く。 終わりの見えない荒れた地を踏みしめながら、ただひたすらに歩くのだ。 なぜ歩いているのかわからない。 己がどこに向かっているのかわからない。 そもそもその先に、何が待っているのかさえも定まらぬままに、歩き続けている。 砂に埋もれるようにして、周囲に転がる諦めた者達の亡骸を視界に収めながらも、それでも男はひたすらに歩き続けるのだ。 その先にあるモノを・・・光を目指して。