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Rad des Fatalität~希望の風~  作者: 甘藍 玉菜
一章【夢幻空疎の楽園聖都市】前篇
11/42

5/5

今回は短めです





「さて小僧、今度はきっちりと送り届けてくれるんだろうな?」

「ええ、任せて下さい」



現在再び船。

時刻は夕方を過ぎて少し暗くなったぐらい。僕はハンターを乗せて、凪の島へと向けて船を動かしていた。



「早くせんとなぁ、今日は小僧の誕生日とやらなのだろう」


すっかり忘れていたが、そうだ・・・今日は僕の誕生日なのだった。

16歳、この国では成人として認められる年齢。



僕は魔力を込めて風を作り、船を少し早めの速度で走らせている。帰ったら母さんの豪華手料理だ。

今日母さんとちび達だけ家で昼食だったのは、夜の打ち合わせの為だったらしい。

しかもである、実はあの後村長からサメ退治の報酬&誕生日プレゼントということで、なんとセンニンナシを大量に頂いたのだ。


今日は、今まで食べられなかった分たくさん食べてやる。




「あの、そういえばこの氷の剣は・・・」


腰に差している氷で作られた剣。


俺がサメに止めを刺した、そしてこのハンターが自身の魔力を使い作り出したもの。

いまだに溶けてもおらず消滅もせずに残っているこの剣を見ると、否応なしでもこのハンターがそれなりの力を持っていることがわかる。




「カルカロクレスの退治は私に課せられた依頼ではあったが、そのうちの一匹を、たとえ偶然だとしても倒したのはお前だ。つまり私はサメを倒したことに対する報酬を、お前に渡す義務が発生する。つまりは・・・・・・・・ハァそれはくれてやる、ということだ。だが勘違いするなよ?磯臭い薄汚い小僧の触れたものなんぞ要らん、ということでもあるからな」

「あ、はい、さいですか」




前言撤回やっぱりこの人嫌いだ。













「・・・今日は誕生日なのだろう。だから手向けとして貴様に贈ってやる」


最後にそうハンターは呟くと、プイっとそっぽを向いた。


なんだこの人ツンデレか、いやクーデレか。


素直じゃない人なんだなぁ、なんかすっごく生きにくそうだ、そう考えて更にスピードアップをしようとした時だった。























巨大な爆発音が辺り一面に鳴り響いたのは。



次回、少しシリアスな展開になります。

死んだ人は甦らないし、死んだという事実は変えることは出来ません。


ここまでお読み頂き有り難うございました。

ぐだぐだと続いた第二話はこれで完結です

「よかった」「面白かった」と思っていただけましたら、感想やブックマークなどお待ちしております。それが次回への励みになります。


※今現在、書き溜めたものを出している形なので暫くは更新は早めです。



キャラへの質問なども受付中です、お気軽にどうぞ。

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