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『ステータスプレート』
名前 如月 修二
レベル 1
体力 300
魔力 250
攻撃力 300
防御力 300
敏捷 200
スキル
創造セシ者
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体力・傷を負うと消費する、時間の経過で回復するが、重傷の場合やバッドステータスの攻撃を負った場合はその限りでは無い。
魔力・魔法、スキルを使用する際に消費する、時間と共に回復する。
攻撃力・魔法、直接攻撃を含む、攻撃に関する全体的な数値。
防御力・魔法、直接攻撃を含む、防御に関する全体的な数値。
スキル 創造セシ者・魔力を消費し、スキルを保持者の思い描いた無機質を造り出す。
物体の質量により魔力の消費量が変動する、又複雑な物になるほど構造に対する理解力が必要とされる。
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と表示されていた。
「これがステータスか。」
俺---如月 修二は見落としが無いことを確認し、ステータスプレートをどうするか考えているとステータスプレートは光りの粒子となり、その姿を消した。
「読み終わると勝手に消えるのか、…さて、これからどう動くべきか……」
と考えていると、
ポツリ
「ん、」
修二は水滴の降ってきた空を見上げた。
「曇ってきている、そろそろ本格的な雨が降りそうだ。」
その言葉の通りに、徐々に雨足が強くなっていく。
一一一一一一一一一一一一一
ザァァァ…
「雨宿りして正解だったな。」
修二は大きな木の陰に張ったテントの中でインスタントラーメンを食べながら呟いた…
先程、本降りになりそうだと判断した修二は湖から離れた木の下に移動し、野営の準備を始めた。
まずはテントを組み立てる。
テントはバイクに積載していたアウトドア用の物だ。
バラバラになっている骨組みを組み合わせ、テントに差し込み展開し、ペグを打ち込みしっかりと固定する。
そして次にバイクをテントと木の間に移動させ、
テントとバイクをバラキューダで覆い隠していき、テントから1m位離れた所にエンピを使い少し深めの穴を掘っていく。
そして食事の準備を行う。と言っても保存の効くインスタントラーメンを飯ごうを使って作るだけだが。
そして現在。
「今日の移動はここまでか、明日も早い少し寝ておこう。」
修二は枕元にベレッタを置き浅い眠りに入った。
次の日
チュンチュン
「朝、か」
まだ太陽も上りきっていない時間だが修二は目がさめた。
「雨は……止んでるな。」
テントから出た修二は空を見上げる。
良い朝だ、とは言えないが と呟きながら、周囲の警戒とバイクの点検を行う。
「良し、特に異常は無いな、朝食を食べたら出発しよう。」
修二は朝食の準備を始める、と言っても昨日と同じインスタントラーメンなのだが…
一一一一一一一一一一一一一
「御馳走様でした。
さて、撤収を始めようか。」
修二は野営で使用した道具を片付けバイクに積載していく。
「忘れ物は無いな…良し。」
確認を終えた修二はバイクに跨がり野営地を後にした。