夢の世界で
なんとか一人で飛べるようになったジョーと探していたおじさんを見つけた。
おじさんは工場の中に隠れていた、俺たちはその工場の屋根にいる
「それで、次は何をすればいい?」
「番人が出てくるまで待機だ」
「番人?」
「ああゲームで言う所のボスだそいつを倒せば終わり」
「了解」
ジョーはそう言うと窓からおじさんを見張った
「あとなジョー顔は隠しておけよ」
「なんでなの?」
「後で影響が出ないようにだ」
「それってどういうっっ、あーわかったよ」
ジョーが聞きたそうにしたのをじっと見つめて黙らす
しょうがないだろ、説明すると長くなるから今は駄目だ
俺は全身をボヤけさせた
「そこまでやるのか? つーかどうやればいいんだよ」
俺はジョーの全身を同じようにボヤけさせた
「うお、スゲー」
ジョーが感動しているとドスン、ドスンと地面が揺れた
来たな 大地を揺らす存在にジョーは驚きを隠せない
「あ、あれって」
確かに 「デカイな」
ガン○ムぐらいデカいサイズの鬼がこちらに向かって来た
「…あんなのどーやって倒すんだよ」
「ジョー イメージするんだ、アイツを倒す方法を」
俺はそう言うと目の前に剣を出した、背中には立体で動けそうな装置を
「よし、いくぜ」
俺はすごい速さで鬼の後ろを取った
「もらっ」
鬼は俺を捕まえた 嘘だろ⁉︎ あの速さについてこられんのかよ
俺は鬼にぶん投げられた
〜ジョー視点〜
嘘だろオボロがあんなの簡単にやられちまった
もう無理だろ。だいたいあんなデカイの反則だろ
ちくしょうせめて俺らと同じぐらいの大きさだったら
同じ大きさだったら⁉︎
「や、やってやる」
俺は覚悟を決めて鬼も目の前に行く 鬼は俺を見ている そうだここは夢の世界だ
俺がコイツに勝つ方法 こんなにデカイ相手に勝つ方法 思い付いた 俺は両手を上げて 大声で叫んだ
「小さくなーれ」
どうだ? これで超小さくなって、、、、無い
鬼が左手の金棒を振り上げた ヤバいやばいヤバイヤバいやばいヤバイヤバい 死ぬ
その時、鬼の左手が切られて地面に落ちた鬼の頭の上に切り落とした人物がいる、ああ俺の友達だ
「死んでなかったか。」
「ああ、しにかけたけどな」
そう言うと俺の友達は持っている大きな剣で頭から鬼を真っ二つにした
「これで終わったの?」
「ああ終わりだよ」
「じゃあ答えてくれ この世界の事、オボロお前の事」
「教えるよ、でも今は無理 明日だ」
「そんな事っ、い」
無理矢理でも聞き出そうとしたら周りが霞んで来た、思考も停止して全てが真っ白くなっていく
俺は白に飲み込まれた
チュン チュンと鳥たちが鳴いている、昨日朧と別れて直ぐに家に帰った そうして急激に睡魔に襲われて 眠ったんだっけ
「昨日のは夢だよな、でも夢じゃない」