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サイコダイバー  作者: 田中山
2/5

日常


僕はスマホのアラームで目を覚ます、嫌々に布団から出て身支度を済まし、家から出る



高校の正門では体育教師が大きな声で生徒に挨拶をしている 埼玉県にある高校に通っている高校二年

それが僕 朧 明


めんどくさい授業中に大きなあくびをして窓の外を眺めている。



一番後ろの席の僕はクラスメイトを見て本日も平和だと思っていた


昼休みになり、クラスの仲のいい友達とお昼を食べながら話をした


「おい、オボロ今度お前の家でゲームしよーぜ」


この、ザ男子高校生は城島 僕はジョーと呼んでいる。 ジョーは顔が広く知り合いも多い、そしてお調子者、いわゆるクラスのムードメーカー的存在だ 彼女が欲しいとよく言っている


「ブシ、お前はどーよ?」


ジョーは隣に座っている武に話を振った 武は野球部で4番だと前に言っていたな、ちなみに武は基本無口で体格もいい そして目力が強い だからジョーはブシと呼んでいた 武は口を開かない 部活があるから行く訳ないだろ 僕は武の代わりに口を開いた


「ジョーはいいよな補欠だから練習しないで遊べてよ」


僕はワザとらしくジョーにそう言った


「な、何よー俺だって頑張ってるんだから第一オボロは帰宅部だろうが」

ちょっとムキになってジョーが僕に言ってきた


「これは僕の意見じゃないよ、武が思っている事を代わりに言っただけだよ」


「なんだと、おいブシお前んとこの野球部と違ってサッカー部は人数が多いからレギュラーになれないだけだからな」


「なら練習する事だな。」


武はいい声でジョーに正論を言った ジョーは机にうつ伏せになって泣いたフリをしていた

それを見て僕と武は大爆笑した。





ホームルームが終わり帰宅部の僕は速やかに家に帰ろうとしていた


「おーい、オボロ」

後ろからジョーが走ってきた


「なんだ、武に言われたのにサボるのか?」


僕はとりあえずジョーに軽口を言ってみた


「ちげーよ、今日は休みになったんだよ」


「なんで?」


僕が聞くとジョーは残念そうに呟いた


「顧問の先生が今日休んでんだとよ」


「でも、自主練とかあるだろう?」


サッカー部の顧問は定年間近の先生で最近よく体調不良になっている

だからキャプテンが、自主練やメニューを考えてやっているとジョーが言っていた

よくある筈なのになんで休みなんだ?



「それがさ、サッカー部のメンバーが半分以上休みらしいんだわ、だからキャプテンが今日は無しだって」



ジョーはレギュラーじゃないが部活が好きでサボったりはしない 本当に残念そうにしている



「ジョーだったら久々に遊びに行くか?」



「まあ、やる事無いしカラオケでも行くかー」



ジョーはカラオケに行きたいのか、仕方ない今日はカラオケに付き合うか


ジョーと談笑しながら街を歩いている時、僕は見つけてしまった 。


下を向いている男性、あの人だ





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