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PARTY  作者: 高野薫
11/14

ユウの部屋

昼寝中を叩き起こされて、アキとともに始めた晩御飯の準備も盛り付けるだけまで終わった頃、シュウさんとコウタくんが帰ってきた。


「ただいまー。」


「遅かったじゃん!もう準備終わってるのに!」


間延びしたシュウさんの声にアキの怒声が重なる。

うわ、アキってば、ちょっと本気モードだし。アキは少しシュウさんに対して厳しいとこがあるんだよね。

どっちかっていうとアキの方がお姉さんみたいだし。


「ごめん、ごめん。酒選ぶのに時間かかっちゃって・・・」


そう言いながら、シュウさんは隣にいたコウタくんから袋を受け取った。

心なしかコウタくんの顔が不満そうなのは何でだろう?


「あ!ロゼのスパークリングだ!これ好きなんですよね~。」


袋の中からロゼが取り出されると、思わず声を上げてしまった。

それと同時に背後からアキの大きなため息が聞こえる。


「ほんと、ユウってお酒を前にするとテンション上がるよね。」


「そうそう。他の事には冷静なのにねぇ。」


二人目の声がして振り返ると、アキの隣にはミカが立っていた。失礼なことに二人して頷きながらため息をついている。

この二人相手じゃ一人じゃ太刀打ちできない。

私は二人を無視して、準備を続けることに専念した。

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