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第七話 ミリィのおねだり

(……ほぼ胸の刺激だけで気持ちよくなっちゃたか……)


身体を震わせたミリィは、胸の刺激と合わせて下半身に弱く魔法力を当てただけで昇天してしまったようだ。


(ミリィには無難なマッサージで済まそうと思ってたんだが、結局最後まで持っていっちまったな)


寝台の上でミリィは顔をのけぞらせて荒い息を吐いている。

まさか胸の刺激でこんなになるなんて、まだまだ俺は女性への理解が足りないのかもしれない。

失神はしてないようだが、見えるところの肌は真っ赤でぐったりしているので心配になって声をかけた。


「おい、大丈夫か?」

「…………へ、平気、よ……、これくらい……」

「ちょっと刺激を与えすぎたかな。回復魔法をかけるか?」

「……ぅう、平気…………、だけとちょっとだけ……」


いつも強気なミリィだが、いつもよりしおらしいようだ。


(こいつもこれくらい大人しくしてりゃ可愛いのにな)


気に食わないと思っていたミリィだが、自分のマッサージの力で気持ちよくさせたからかなんだか可愛く見えてくるから不思議だ。

しかしリセッタに続いてミリィにも魔法力だけで昇天させることができて俺としては結構自信がついた。


(最初は無難なマッサージですますつもりだったんだが……、こんなに気持ちよくなってもらえるなんてな。やっぱり俺のマッサージの方向は間違ってないぞ)


次回はもっと上手くやろうと俺は思った。


三日後、


「また来てやったわよ!感謝しなさいよね」


いつも通り上から目線でやってきたミリィに俺はうっかりため息を漏らしかけた。


「へーへー、ありがとよ。じゃあ2回目だから割引なしで正規料金な」

「なによ、せっかくリピーターで来てあげたのに!」


ミリィはぞんざいな口様な俺に不満そうだがマントの中から財布を取り出し料金を置いた。


(しかしこの前の施術で少しは素直になったのかと思ったんだがなぁ)


胸への刺激でヘロヘロになったミリィだったが、今日はいつも通りの生意気な顔をしている。


「何ジロジロ見てるのよ」

「いや別に」


いつも通りのツンケンした物言いだが、またここに来たってことはこの前のマッサージが気に入ったということなのだろう。

ミリィは迷いもせずマントを脱ぐと、


「ま、まあ、あたしがたまに来てあげないとこんな流行ってない店潰れそうだからね。この前のマッサージもまあまあだったし……」


なんだか言い訳がましく言いながらミリィは寝台の上に座った。


「よし、今日もこの前と同じで胸を大きくするマッサージでいいのか?」

「何度も言わせないでよ、それで頼んでるんだから」


ミリィは恥ずかしそうに顔を赤くしながら言った。

確かに女の子には言いづらいことなのかもしれないな。


「分かった。じゃあこの前と同じで胸に刺激を与えるぞ、そこに横たわってくれ」

「わ、分かった」


ミリィは赤い顔のまま寝台に仰向けになる。


(リセッタは気持ち良いマッサージを求めてきたけと、ミリィのやつはどうなんだ?)


もう一回来たということはこの前のアレが嫌じゃなかったんだろうと思うが、俺は慎重にミリィの体に手を当てた。


「刺激でこの前みたいに体がムズムズすると思うが我慢してくれよ」

「うん……」


この前と同じく横たわったミリィの鎖骨の下に手を当てようとして気付いた。


(もう反応してるな)


ミリィの胸の先は始まる前から期待してるように薄手の服を押し上げている。

赤い顔で気まずそうに顔を背けているが、この前より短いローブからのぞく足は恥ずかしそうにもじもじといていた。


(これは期待されてるってことだよな)


素直じゃないミリィのことだからそう言っても認めないだろうが、俺は心の中でガッツポーズを決めた。


「よし、2回目だし今回はじっくり魔法で刺激を与えていくからな」


そう宣言して俺はミリィの体に手を当てると、胸に魔法力を込めていく。


敏感になったミリィの胸は微量な魔法力だけでも感じるようで、早くも体をびくびくさせている。


「胸に張りが出てきたみたいだな。このマッサージを続けていれば徐々に大きくなっていくと思うぞ」

「……ふぅっ、そ、そう?じゃ、じゃあ続けてやっていかないといけないわよね……」


三日前と同じく胸にじわじわ魔法力をこめながら俺は言った。だがミリィが待ちわびているだろう胸への刺激はあえて避けて他のところをじっくり刺激してやる。


「…………レ、レノルズこれわざと…、…してるでしょ……」

「うん?なんのことだ?」


俺は答えた。


「……だ、たからっ!わざと、……はずして、……してるでしょってぇ……」

「俺はただ胸を大きくするマッサージをしてるだけだぞ、周りを少しずつ刺激するのが大切なんだ」


俺はミリィの胸に魔法力で刺激を与えながら言った。


「ミリィ、どこかマッサージしてほしい所があるのか?」

「そっ、それは!……だからぁ……」


胸の周りを魔法力で刺激しながら俺はミリィに問いかける。

さっきからおあずけをくらっているミリィの体はピクピク震えていた。


「……そのっ、先!胸の先よっ!」

「胸の先?」


俺が聞き返すと、


「だからっ、その、……ち、……って言わさないでよ!」


ミリィはちょっとやけくそみたいな感じで叫んだ。


「わかった、すまん。じゃあちょいと刺激するぞ」


あの生意気なミリィが恥も外聞も捨ててこんなことを言うとはな。

俺はミリィの胸の先に魔法力を伸ばす。

そのまま乳首に魔法力をこめて刺激すると、


「ふぅうっっ!!」


ミリィはブルッと身体を震わせていったみたいだ。


「これも胸を大きくするためだ、我慢してくれよ」


いつも生意気なミリィが胸を魔法力で刺激すると素直に気持ちよくなってくれるみたいで、ついつい俺もやりすぎてしまう。


(おっと、だめだ、今日はミリィのためにも下半身の方も刺激してやらなくちゃな)


すべてはミリィの胸を大きくするためだ。今度はミリィの下半身に魔法力を向けた。



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