第二話 効果は絶大だ
太ももの奥、スカートに隠された部分が気になってしまう、そう思うのは男の本能だ。
いやだがしかし、俺はリセッタの顔を見る。当の本人は幸せそうな顔でぐーぐー寝ているようだ。
「疲れてるみたいだし下半身を本格的に揉んでやるかな」
そうは思うがこのままではパンツが丸見えになってしまう。俺はタオルを持ってきてリセッタの下半身にかけてやった。
「やれやれ、これでよし」
下半身はタオルでガードできたので、本格的に下半身のマッサージ始めることにする。リセッタの膝のあたりを持ってぐっと左右に広げると、俺の眼前にリセッタの眩しいくらいの白いパンツ姿が露わになる。
「下半身の疲れには股関節部分をほぐすのが一番効くからな」
俺はリセッタの膝を左右にぐいっと動かす。ここをほぐすと下半身の疲れが取れるのだ。持った膝を回して固まったコリをほぐしていく。
ほぐしてみるとやはり疲れが溜まっているようだ。これはもっとじっくりマッサージした方が良いだろう。
俺はリセッタの足をお腹側に大きく折りたたんでマッサージしていった。
ぐいぐい足を曲げると固まった股関節がほぐれていくのを感じる。やっぱり連日の疲れが下半身に溜まっているようだ。
これをとるにはやっぱり直接マッサージするのが一番か。
「ぐぅぅ……」
「悪いリセッタ、失礼するぞ」
寝てるリセッタに軽く詫びをいれて、俺は股関節の方に手を伸ばした。
凝っているそこを直接揉んでいくために俺は親指を使って太ももの付け根の庭の部分をしっかり指圧していくとこった筋肉がほぐれて行くのを感じた。
「……ふあぁ…、ん~レノルズ?何をしてるのぉお…?」
固くなった筋肉を指でほぐしているとリセッタが目を覚ましたようだ。
「何って下半身のマッサージだよ。こうやって足の付け根をほぐすと疲れがとれるんだ」
説明しつつリセッタの股関節を揉みながら癒しの魔法力を注いでいく。
「…あぁ~…本当だ……気持ちいい…。なんだぁ、こんな気持ちいいならいつもやってくれてもいいのにぃ…」
起きたとは言えリセッタはまだ眠そうな声で言った。
「いいのか?けっこう際どいところの施術になるけど」
「別に…いいよぉ……、レノルズだから…平気だし……、すぅ…」
そう言うとリセッタは再び寝たようだった。
「おいおい、また寝るのかよ……」
相変わらずのリセッタの言いように呆れたが、
「まあいいって言ってるしな」
俺は股関節を揉む手に力を入れた。そして得意の魔法による回復もしていくことにした。
(大剣を振り回しているから下半身にも負荷がかかってるな、膝もだが大腿筋もカチカチだ。あー臀部の筋肉もこってるな)
指で触るわけにはいかないので魔法力で回復していくんだが、俺の意識はリセッタの下半身の内部へむかった。
触れた股関節からじわじわと俺の意識は魔法を通してリセッタの内部に入り込んでいく。
皮膚の下の柔らかな脂肪、筋肉や血管を乗り越えて内蔵まで達する。
「…………特に炎症とかおこした器官はなさそうだな」
いつも快眠快食のリセッタなので大丈夫とは思いつつつい気になって内蔵の病気や不調はないか調べてしまう。
「短いスカートだから下半身の冷えがちょっと気になるな…………」
おしゃれと動きやすさで女性の冒険者は膝上のスカートをはくことが多いんだが、リセッタも赤いプリーツの短いスカートをはいてる。そのせいかやはりお腹は冷えてるみたいだ。
「女の子なんだから下半身はあんまり冷やさない方がいいのに。仕方ない、温めてやるか」
俺はリセッタのお腹から臀部にかけて温かくなるように魔法力を送った。
「………ふぁ、なに…?なんかお腹が温かい………」
魔法をかけてる最中にリセッタが再び目を覚ましたみたいだ。
「…はぁ……、なんだか温かくて気持ちいいよぉ…………」
目が覚めきっていないようなとろんとした顔でリセッタは顔が赤くしながら言った。
「冷えてるみたいだから温める魔法を送ってるんだがどんな感じだ?」
「……どんなって……、なんだか温かくてすっごい気持ちいいよぉ…………、うん」
俺の魔法は効いてるみたいなので手からさらにリセッタの内部に送る魔法力を強めた。
「……あぁ、熱い……、なんか……凄いよぉ…………」
思った通り、俺が魔法力を強めるとリセッタの反応は良くなった。
まあ効いてるかは中の反応で俺には伝わってくるんたが。
魔法力を送るほど反応がいいみたいだ。
(ん?ここは…)
リセッタの膣内に魔法を送りつつ、中を探っているとある一点が気になった。
へその裏側、中に入ってすぐの所にある一点にリセッタのエネルギーが集まっているのがわかる。
「……んっ!そこは………………」
俺が魔法力を送るとリセッタがピクリと反応する。
(この反応、もしかして……)
俺は試しに強く魔法力をぶつけてみる、すると、
「あっ!!……き、気持ちいい…………っ!!」
リセッタは身体を震わせた。