第2話 改宗の様子
空間の歪みが収まるといつのまにか滑り台やブランコなとの遊具がある公園に移動していた。
「異世界って言ってたけど、けっこう普通の公園だな。」
いつの間にか動くようになった身体を動かしながら破戒が感想を言うと、
「地球の中世ヨーロッパのような異世界を想像しましたか?
持戒国ならともかく、今いる才敬国は地球の先進国以上の文明レベルの国ですよ。」
この場所に破戒を連れてきた女が説明を始める。
確かに公園の外には道路が敷かれ、近代的な町並みが広がっている。
日が沈みかけている時間帯のためか通行人も自動車も見当たらないが地球の先進国並みの文明レベルはあってもおかしくないだろう。
「例えばあの自販機を見てください。」
女が指さした方を見ると日本でよく見る感じの飲み物を売るタイプの自販機によく似た物が設置してあった。
「あの自販機に対して、こんな事をすると。」
女はいつの間にか、右手に握られていた拳銃を自販機に向ける。
すると自販機の下から八本脚の蜘蛛のような脚部が現れ、それと同時に両脇から機銃の付いたアームが一本ずつ現れ、女に銃口を向けた。
この変形に一秒もかかっていなかった。
『銃を下ろしてください。』
自販機が電子音声を発して、銃撃を思い止まるように促す。
それを聞いて、女が右手の拳銃を下ろす。
すると自販機はアームと脚部を引っ込めて元に戻った。
「こんな感じに自販機が自ら動いて自衛するんです。
面白いでしょう。」
「面白いというか、普通に怖いよ。」
「でも、自販機を壊して、お金や商品を盗んだりする犯罪を防止するためには必要な機能でしょう?」
「そんな犯罪が横行するような地域にはそもそも自販機を置くべきじゃないだろ。」
異世界人は何考えてこんな物を作ったんだ。
確かにこんな物が公園に置かれてる世界は異世界だよ。
「それじゃあ先生にここは異世界だと納得してもらった所で、この世界ソテリアの特色について説明しましょう。」
武装した自販機は特色ではないのか。
「ソテリアは六つの国家に分かれていて、その六つの国がそれぞれ違う神を崇めていて、その神の教えに従い、神から信仰魔法を得る事で人々が生活しているという所がこのソテリアの特色なんです。」
「信仰魔法っていうと神を信仰する事で、その神の力の一部を行使可能になるっていうファンタジーモノによくあるアレですよね?」
「はい。
そのよくあるアレであってますけど信仰すれば誰でも使えるとは限らないものなんです。」
「と言うと?」
「例えば、今いる才敬国の才敬教では才敬神ユウセイが信徒たちの中から様々な分野の才ある者を見いだす為に定期的に行われる優才神儀と呼ばれる試験があって、それに合格した才皇と呼ばれる才人しか信仰魔法を授かる事ができないんです。」
「信仰はあくまで最低条件にすぎないわけか。
と言うかやっぱり君って、ソテリアの神様の一人なのかな?」
「私はソテリアの大地と交わって六柱の神を産み、今のソテリアの基礎を築いた創造神にして主神。
名を人尊主神アナクフィスィと言います。
先生のファンである事に比べたらとるに足らない肩書きです。」
「それはソテリアの最高神って事だから、めちゃくちゃ偉いのでは?
後で俺の態度が不敬だとか言われたりしない?」
「主神と言っても、とても簡単な仕事をするだけの名誉職ですからそんな大したものでは無いですよ。」
「とても簡単な仕事っていうのはなんだい。」
「そうですね。
実際に見てもらうのが早いですかね。
それではこれから仕事をするので、横で見ていてください。」
アナクフィスィの手から拳銃がいつの間にか消えていた。
「その前にこれを渡しておきましょう。」
アナクフィスィはそう言って、握りこぶしを差し出しその拳を開く、するとそこから何かが羽ばたき破戒の右手に止まった。
それは白い水晶でできた蝶のような見た目をした物体だった。
本当に水晶できているにしては軽すぎるので見た目が水晶に似ているだけの謎の物質で出来ているようだ。
「先生のように私が地球からソテリアに招いた客人は外教の子と呼ばれているんですが、
その蝶は界晶蝶と言って、外教の子とそれ以外を見分けるための目印なんですよ。
なので界晶蝶は良く見えるように付けておいてください。」
良く見えるようにというと胸にブローチのように付けておくとかそんな感じかな。
破戒の思考を読んだように右手から右胸の位置に界晶蝶は飛び移る。
アナクフィスィは公園のベンチに向かって、歩を進める。
破戒もその後についていく。
ベンチには浮浪者と思われるボロボロの身なりの男が寝ていた。
男の右胸には紫の水晶できたような見た目の花の形のブローチが付いていて、そこだけ上等そうな雰囲気が出ていた。
「起きなさい。
ベンノ・サンドスター。」
アナクフィスィは眠っている男ベンノに呼びかけた。
「ふあ。
ああアナクフィスィ様。
私めに何の御用でしょう?」
ベンノはアナクフィスィの声に飛び起きて、応えた。
「私の役割は知っているでしょう。
あなたに改宗の意思があるかどうか確認しに来たのです。」
「改宗ですか。
実は恥ずかしながら仕事をクビになってから喰うにも困る有り様でして、持戒教に改宗してでも生き延びるべきか迷っていた所だったのです。」
「持戒教の信仰魔法は才敬教と違って、教義を守りさえすれば誰でも使えるものですからね。」
「何より持戒教の信仰魔法が『貧しさをものともしない肉体の実現』である事が大きいです。」
「持戒教の信仰魔法を得た者はどんな物でも食べれば肉体に必要な栄養に変換する消化機能と灼熱の砂漠だろうと極寒の雪山だろうと家も衣服も無くとも適応できる環境適応能力とどんなに不衛生な場所だろうと病気ひとつしない免疫機能と猛獣に襲われようと素手で返り討ちにするほどの高い身体能力を得る事になりますからね。
まあ、持戒教の教義がこれくらいの信仰魔法を与えないと守れないぐらい過酷なものだということなんですけどね。
持戒神セイヒン。
あの子も難儀な信仰を持ったものです。」
アナクフィスィがセイヒンについて語る姿を破戒は何とも言えない顔で見ている。
「ベンノさんは持戒教の教義について、どこまで知っていますか?」
「物欲を戒める教えだという事しか知りません。」
「それなら口頭で説明するより、これを渡しておきましょう。」
アナクフィスィがそう言った時には彼女の両手に一冊ずつ本が握られており、ベンノと破戒の二人に一冊ずつ手渡してきた。
受け取って、表紙を見ると『よくわかる持戒教の教義』と書かれている。
目次を見て、食べてはならない食物のページを開いてみると、
あらゆる肉類、魚介類、キノコ類、果物類、野菜類、人間以外の生物の乳、花の蜜を飲食する事を禁ずる
と書かれている。
これは信仰魔法が無かったら、昆虫と雑草くらいしかまともに食える物が無くないか。
信仰魔法の存在前提で作られたであろう教義だから、当然と言えば当然なのかもしれないが。
まさか、所持してはいけない道具や住居の項目もこんな感じなのか。
該当するページを開いてみると、
木材及び非植物素材で出来た建築物の建設及び所有を禁ずる。
石と土と植物素材以外で出来た道具の製造及び所持を禁ずる[アクセサリーの類も含む。晶花は例外]。
植物素材以外で出来た衣服の着用と製造を禁ずる。
という具合だった。
建築物は多分、草で作れって事だろうな。
おそらく、衣服についても植物繊維で作れって事だろう。
アクセサリーの例外として、認められている晶花っていうのはおそらくベンノさんの胸についてるあれだよな?
これはもう合理的な理由で作られた宗教じゃないだろ。
作った奴の親の顔が見てみたいもんだ。
いや、もう見てたわ。
「そこの方は、まさかとは思いますが伝説の外教の子なのでは?」
ベンノが破戒を見て、聞いてくる。
「そうよ。
この人は異世界から来た小説家の求道破戒先生よ。
前回、外教の子を招いてから百二十年ほどしか経っていないんだから伝説と言うには大分早いと思うのだけど。」
「百二十年という時間は私たち凡隷にとっては伝説ができるのに十分な時間なのです。」
「そういうものかしら。」
「話の途中で悪いけど、質問良いかな。」
話に割り込んで、破戒はアナクフィスィに声をかける。
「もちろん良いですよ。
何がわからないんですか?」
「ここに書かれている晶花っていうのはどういう物なんだろうと思ってね。」
「ベンノさんが胸につけているブローチがあるでしょう。
それが晶花です。」
ああ、やっぱりそうなのか。
「晶花はその色によって、その人の信仰する宗教を表す物で紫色は才敬教の色です。
晶花は良く見えるように付けておくのがマナーなんですよ。」
「もうひとつ聞きたい事があって、ソテリアで宗教への入信が認められるのは12歳からなのかな?」
「そうですよ。12歳になった時、どの宗教に入信するかは当人の自由ということになっていますが実際には親と同じ宗教に入信する事がほとんどですね。」
「この本に持戒教徒が子供を産んだ場合、その子は12歳になるまでの間は親の信仰魔法の『貧しさをものともしない肉体の実現』の効果の対象となると書かれているのでそういう事なのかなと思ってね。」
「宗教に入信できないという事は信仰魔法を授かれ無いという事ですから、そういう救済策が必要になるのは必然ですよ。」
「とりあえず、気になる所はそのくらいだよ。
ベンノさんとの話に戻ってもらってけっこうだよ。」
「またわからない事があったら、聞いてください。」
アナクフィスィはそう言うとまたベンノの方に向き直り聞いた。
「それでベンノさんは改宗するか、どうか決まりましたか?」
「ええ、教義を見て決心が付きました。
才敬教から持戒教に改宗しようと思います。
才敬神様に申し訳ないとは思うのですが、私には才敬教に殉教するほどの覚悟は無いという事に気付いてしまったのです。」
「私の子供たちは去る者を追いませんから何も心配する事はありません。
それに自分の生活と共にあった教えを捨てて、新たな教えと共に生きるという事は、
時に殉教するよりも覚悟がいる事です。
そう自分を卑下するものではありませんよ。」
「アナクフィスィ様にそう言って頂けるのは身に余る光栄です。」
「それなら早速、改宗の儀式を始めましょう。
ああその前に服装を整えましょうか。」
アナクフィスィがベンノの頭に手を置くとベンノの体が光に包まれ、それが収まるとベンノの服装が未開地の原住民を思わせる腰みのだけを付けた格好になっていた。
胸に付いていた晶花は腰みのに付いていて、手に持っていた本は消えていた。
「さっきの服装だと改宗した瞬間に教義を破る事になりますから。
それじゃあ気を取り直して、ユウセイ、セイヒン来て頂戴。」
アナクフィスィがそう言うと彼女の両脇の空間が歪み、破戒が転移してきた時より速く二柱の神が現れた。
アナクフィスィの右脇から現れたのは古代ギリシャ風の服装をした紫色の髪をした少年だった。
人間で言えば12歳程度の体格だ。
「才敬神ユウセイ。
母上の求めに応じ、参上した。」
紫色の髪の少年ユウセイはそう言って、名乗りを上げた。
アナクフィスィの左脇から現れたのは銀色の髪の少女だった。
ユウセイと同じく、12歳程度の体格で古代ギリシャ風の服装をしているがアナクフィスィやユウセイと違って、着ている布に使われている麻が安っぽく感じられた。
「母さんに呼ばれてきました。
持戒神セイヒンです。
どうぞよろしく。」
銀色の髪の少女セイヒンはそう言って、自己紹介した。
「才敬神様、持戒神様、この度は私のためにお集まり頂きありがとうございます。」
ベンノは神に感謝を述べる。
「ボクの才敬教からまた改宗する者が出たか、本人に合わないなら仕方がない事だが。」
才敬神が特に気にした様子も無く言うと、
「凡人は天才に絶対服従せよみたいなわけわからない教えを捨てたいって、別におかしい事では無いと思うよ。」
持戒神が侮蔑を込めた声音で嫌味を言った。
「文明度が低い暮らしをすれば精神的に向上するなんていう安易な考えに至るアホよりは大分ましだと思うぞ。」
売り言葉に買い言葉で、どんどん場の空気が悪くなる。
「ワタシの事をアホって言うんだ。
天才たちを愛でるだけで自分が賢くなったと思ってるのかね。
ユウセイは本当に浅はかだね。」
「浅はかと言うのは人間に衣食住を追求する必要が無くなるような信仰魔法を与えて、良い事をしたと思っている君のようなアホの事を言うんだよ。」
「止めなさい。
二人とも。
家族で罵り合うなんて、悲しい事はしないで頂戴。」
アナクフィスィが仲裁に入る。
「すみません。母上。」
「ごめんなさい。母さん。」
「違うでしょ。
お互いにごめんなさいでしょ。」
「セイヒン。
ごめん、君の信徒になる人間の前で言う事ではなかった。」
「ワタシこそ、ごめん。
ユウセイの信徒だった人間の前で言う事ではなかったよ。」
破戒は一連のやりとりを見て、オレは何を見せられてるんだという顔をしている。
同時に改宗を仕切る役割をアナクフィスィが
受け持っているという事になっている理由を大体、察した。
「それじゃあ、気を取り直して改宗の儀式を始めましょう。」
アナクフィスィが何事も無かったかのように言う。
「ベンノさん。
晶花をユウセイに返却して下さい。」
ベンノは腰みのに付けていた晶花を外し、手に取るとユウセイに向かって差し出した。
「今までありがとうございました。
ユウセイ様。」
「この晶花の返却を持って、君がボクの信徒でなくなる事を認めよう。」
ユウセイが晶花を受け取り、手のひらに包んでまた開くと晶花は消えていた。
それを見たセイヒンがベンノの前に移動し、問いを放つ。
「ベンノ・サンドスター。
あなたは持戒教の理念に共感し、教義を守って慎ましく生きていく事ができますか?」
「我が魂の誇りにかけて、清く正しい持戒教徒として生きていく事を誓います。」
「その誓いを持って、あなたを持戒教徒として認めましょう。」
セイヒンの手に銀色の水晶のような物で出来た花の形の晶花が光を放ちながら現れた。
その晶花をベンノに手渡し、受け取ったベンノは晶花を腰みのに付けた。
すると、晶花の光がベンノの体に吸い込まれて消えていった。
数秒で晶花の光が完全に消えたのを確認して、セイヒンは言った。
「これでもう、あなたはワタシの信仰魔法を授かった状態だよ。
試しにそこらへんの土でも食べてみたらどう。
お腹空いてるんでしょ。」
「それでは失礼して、頂きます。」
ベンノは自分の足下の土を手ですくいとり、
口をつけて咀嚼し、嚥下していく。
「初めての土の味はどんな感じです。」
「正直、不味いですが、食べる度に空腹感が消えていくのを感じます。」
「うんうん、栄養になっている証拠だよ。
人間は慣れる生き物だから食べ物の不味さはそのうち、気にならなくなるから大丈夫だよ。」
その様子を見ていたユウセイはベンノの改宗が終わるタイミングを見計らっていたようにアナクフィスィに聞いた。
「ところで、母上。
そちらの方が母上が敬愛する小説家である求道破戒先生ですか?」
「あっそれ、ワタシも聞きたかった。
母さん、いつか破戒先生にこのソテリアを見せたいって言ってたもんね。」
「確かにオレが求道破戒だけど、アナクフィスィって、そんなふうに家族にオレのファンである事を公言してたのか。
オレの立場で聞くと何か恥ずかしいな。」
「私の方が恥ずかしいですよ。
そもそも、スランプを解消しなきゃいけない破戒先生は恥とか気にしてる場合じゃないでしょう。」
「破戒先生、スランプなの?
なら、のどかな持戒国がリラックスにオススメだよ。」
「いや、ここは小説家の才皇が複数在席する才敬国こそ、破戒先生のスランプを解消する助けになるはずだ。」
「心配しなくても、六大国家を全部回るつもりだから大人しく自分の国の番を待ちなさい。
まずは才敬国、その次が持戒国です。」
「それなら才敬国の案内はこの才敬神ユウセイが務めましょう。」
「それじゃあワタシはベンノさんを持戒国に連れていくから、持戒国を観光する時を楽しみに待ってるね破戒先生。」
持戒神はベンノの肩に手を置くと周囲の空間が歪み、ベンノと共に歪みに飲み込まれたと思ったら、空間の歪みと共に消えていた。
「破戒先生。
実際にソテリアを見てみて、どうですか?
思ったより不快だと言うなら、取材旅行をここで終わりにして地球に帰る事も出来ますがどうします?」
「正直とても興味深いと思う。
特異な宗教がある事によって、どんな独自の文化が生まれているんだろうと想像すると胸の高なりが止まらない。
スランプの事が無くても、取材旅行したいくらいだよ。」
自分とは異なる価値観を持つ社会に関わる事に対する忌避感が沸き上がる部分もあるが、それでも未知というモノは魅力的だった。
「破戒先生がお望みになるなら、このソテリアのどこだろうと、ご案内しましょう。」
アナクフィスィのこの発言を聞いて、
この国を案内するのはボクの役目ですよ母上と才敬神が念を押すように言った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ソテリアの設定紹介コーナー
『武装した自販機』…………正式名称は[ドリンクスパイダー君・三式]。
主に清涼飲料水を販売する事を目的とした自動販売機。
そう、法的な扱いは戦闘用ロボットでは無く自販機なのです。
なので、公園に設置しても完全に合法で何も問題は発生しません。
高度な状況判断を行うAlを搭載しているので、めったな事では事故を起こしません。
作中のアナクフィスィ様に機銃を向けるシーンもアナクフィスィ様の戯れを察して、あえて乗った結果、ああいう行動をしているのです。
『外教の子という呼び方』…………………ソテリアでは、異教という言葉は自分が信仰している宗教以外のソテリア六大宗教の事を指し、
ソテリア以外の世界の宗教を含む事はありません。
ソテリア以外の世界の宗教の事は外教と言い、本来は異世界人の事は外教徒と呼ぶべきなのですがアナクフィスィ様の客人を表す言葉として、外教徒と言うのは言い方として硬くイメージが悪いという声が多かったので、それより柔らかい表現として外教の子と呼ぶようになった。
『入信及び改宗について』…………………信仰の自由が認められているソテリアでは12歳での入信及び任意での改宗を行う際に信仰する宗教を持たない事を選ぶ事もできる。
その場合、ろくな装備が与えられない状態で六大国家の領土外の未開地に送られその過酷な環境によって、例外なく一週間以内に命を落とします。
もっともほとんどのソテリア人が親と同じ宗教を選ぶので、ほとんど実行されない決まりです。
改宗自体、ごくわずかな人民が細々と利用している制度なので、作中のベンノさんはかなりの少数派です。
また、作中で改宗した後、すぐにベンノさんがセイヒン国に送られた事から解るようにソテリアでは信仰する宗教を決めるという事はその宗教を国教にする国家に所属する事を意味します。
信仰と国籍が同一化しているわけです。
なので、今居る国と違う宗教を選んだ場合、神によって、その宗教を国教にする国家に移動する事になります。




