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1章の教科書(随時更新)

1章の用語解説です。

中には本編には関係のないことも書かれているのでご了承を

2025/06/22 ※10~※14更新

※1 王立フワイト学園


フワイト王国に存在する唯一の学園。

15歳を迎えた貴族たちは義務教育として3年間ここで授業を受けることになっている。読み書きや計算などの生活に必要なものから、王国などの歴史、領地経営学のほか貴族マナーや暗黙の了解、魔法学問などを学ぶ。

また、近い年代貴族の顔と名前を覚えたり、他家とのつながりを作ったり、お茶会で友好を二択深めたりとやることは多い。

一応平民であっても学校に入学することは可能。その場合大金を積むか、一定以上の魔力を保持しているかの二択になるとされている。なお、貴族も平民も入学後は最低限必要なものは支給されるため食費以外は何とかなる。



※2 魔力


この世界を構成したとされる元となったもの。

生物は生まれつき必ず体に宿しているとされている。魔力の制御を誤ると良くて大怪我、悪くて災害そのものとなり暴走してしまうためかなり危険。

また、世界を構成した六大元素魔法として火、水、風、土、光、闇が存在し、それとは別に人間を含めた動物にしか扱えない無族属性魔法が存在する。

また、まれに聖属性と混沌属性と呼ばれる魔力を持つ子供が生まれるが、この2属性は貴重すぎるためまったく研究が進んでいない。



※3 新入生への相乗り馬車提供


学園側が提供してくれている馬車。

貧乏貴族や平民など馬車を持てない学生などに配慮した送迎馬車。

入学式以外も学園祭などの行事でも提供される無料馬車。



※4 貧乏貴族


初代が功績を挙げたもののそれ以降はイマイチだったり、武勲はとれても領地経営が苦手、土地そのものが貧困している、災害などの復興資金で破産寸前、一代限りの貴族などなど様々な理由で金のない貴族または借金貴族。

下級貴族に多いが、上級貴族でもそれなりに貧乏貴族は存在する。



※5「傘すら持っていない」とはどういう自虐?


貴族のマウント合戦の上で生まれた『傘を持つ=貧乏人』というイメージ

「傘をさして歩くなんて馬車すら買えないとんだ貧乏貴族なのね」という言葉から貴族は傘を持つことは自分が貧乏人だとアピールすることにつながるようになった。そのせいで貧乏貴族でも借金をしてまで馬車を持つ貴族は多い。

その為基本貴族は傘を持っておらず歩く場合は日差しを避けて通る。

なお日差しの強い場所では影から影まで傘を有料で貸す『傘貸し』という職業がある。


※6 精霊の愛子せいれいのいとしご


名前の通り精霊から愛される少女または男性。

まれに生まれるとされる聖属性の子供がこれに該当するとされている。

聖属性とはかつてこの世界に現れた魔王を打ち滅ぼした清く気高い魔力で、精霊教と呼ばれる宗教の初代聖女やこの国の初代王妃もそうだったと言い伝えられるものだ。

そんな聖の魔力を持つ人間は多くの精霊たちに好かれ、過去には1000の精霊と契約した聖人もいるとされている。そんな彼または彼女は精霊の愛子と呼ばれ国に幸福をもたらすと言われている。

精霊たち曰く妖精の愛子は「すごく美しい魔力の人間」だということ。


余談だが男女で呼び方が変わり、女性は『ティターニア』男性は『オベロン』と呼ばれ、口説き文句としても「私のティターニアよ」と愛しの女性を呼ぶことがあるとかないとか。


※7 階級制度について


階級は高い順から「王族」「上級貴族」「中級貴族」「下級貴族」「平民」「奴隷」と別れている。

かつては侯爵、伯爵、男爵など8区分に貴族階級は細かく区分されていたがあまりにも入れ替わりが激しくたちまち階級の予備間違いが多発し廃止された。


というかぶっちゃけ作者が貴族階級の家について知識がないためかけないと判断したのでぞっくりと分けただけである。


※8 高官


名前の通り国で身分の高い役職。この世界では王族秘書、王族補佐官、国家大臣など国家の重要な役割を持つ役職のこと。

ジャンヌが目指すのは国立図書館司書重要図書管理人、魔法管理局魔法取締科、魔道具管理局員など親が雑貨屋を開いていた影響でそれらを管理する仕事を目指す。


※9 魔法


生物が魔力を行使することにより物理法則を無視して事象を発生させることを指す。

例えば水が欲しいと思ったときに「水魔法を発動させることで大気中から水素原子と酸素原子が結合した分子を高速で集め安全に分解と結合を繰り返し水を発生させる」という工程を得て水を瞬時に発生させる。

なお、実際はそんな過程など発動者は知るはずもなく「何故か水ができた」という神様がくれた奇跡でしかない。

大きな現象を起こそうと思えば理論上人体錬成や不老不死なども可能であるが、膨大すぎる魔力が必要なため現実的ではない。


※10 魔法詠唱と無詠唱


魔法を発動する時に使う特殊な言語。

これを唱え魔力を消費することで魔法を発現できる。

魔法を使うショートカットコマンドのようなもので魔法を使うのに絶対に必要というわけではない。

無詠唱魔法はその呪文を飛ばして瞬時に発動でき、詠唱時と比べて自由な規模と計上で発動できる。

ただ、想像力と緻密な魔力コントロールと空間認識能力と魔力流量とともかく面倒すぎるため無詠唱の場合はとんでもない集中力が必要とされている。

2属性魔法どころか同じ魔法ですら同時発動するのは至難の業で、同時発動ができれば魔導系高官として採用される。

当然使い勝手としては詠唱ありのほうが周りへの安全認知性、安定性、難易度などを考えると詠唱ありのほうが好まれる。

新しい魔法詠唱は研究されているがいまだに解明されておらず、過去の遺跡や「神の信託」などでしか獲得できず、失われた魔法が多い。

なお、魔法詠唱を作っているのは精霊だったりするので精霊と話ができれば人間基準で大賢者になれる。


※11 魔力検知


魔法の余波が感知できる第6感。

魔法が使える生物は本能で魔力の余波を感知が可能。

人間以外はこれにかなり敏感で魔法発動をしてしまうと警戒して周りに近寄らなくなったり逆に襲ってくることがある。

人間でも修得可能だが、これはとんでもなくセンスが必要で「魔法の匂いがする」「首の後ろがちりっと来た」「色が見える」など、様々なとらえ方をしてしまうため教えるのは難しい。

特にジャンヌのようにすでに魔力にさらされ続けている人間は「あるのが当たり前」なためまったく感知ができない。


※12 婚約者の花束


貴族間では女性の婚約者が成人、入学などした際に花束を贈る風習がある。

これは初代国王が聖女に対し些細なお祝い事でもあると各国の珍しい花々を送ったことが由来しており、祝い事で花束を贈るという決まりができた。

この花束を婚約者に渡すということは「婚約者よりもあなたへ愛を送ろう」という意味が込められていることが多く「婚約者を愛していない」という意思表示で別の女性へ送る男性が多かったため現在ではほとんど意味はなくなっている。


なお、初代聖女はたびたび送られる花束が鬱陶しく一輪だけ受け取って他は町の子供たちに分けるようお着きに指示した。



※13 精霊契約


精霊との専属契約を行う儀式。

精霊と契約を行うことで指示を出すことで魔法詠唱なしに魔法を発動することができる。

また、仲を深めることで魔力の肩代わりをしてくれる場合もあるという。

無詠唱のように早く、自由な魔法が発動できる反面的確な指示と指示を出す性質上相手に魔法の内容がばれやすく、聞き間違いの発生や精霊との好感度と性格によって発動できなくなる。

それ以外にも契約者本人の魔力容量と属性により契約できる範囲が決まっておりもともと魔法の素質が少ない人間は契約はできない。

ただ、貴族はだいたいこの最低限の魔力値以上なので契約できるが、学園で魔法剣士以上になれる貴族は精霊に頼るよりも自力で魔法を行使したほうが強力であると人間の間では考えられている。


「え、たまにお願い聞くだけで一週間分以上の食糧くれるの! しかも余剰分まで魔力もらえて頭の上で休んでていいの? 最高じゃん!」

というのが精霊側からの感想。

契約なのに契約内容を決めてないのはいかがなものなのだろうか・・・


※14 新入生代表


読んで字のごとく新一年生の入学式入学宣言の代表。

これに選ばれ新入生代表として壇上にてスピーチをすることはとても名誉なこと。

選考基準は身分の高さと学園関係者への根回しと本人の期待度、家柄などが関係してくる。

このフワイト学園ではここに立つだけでも箔が付き本人だけではなく家の評価が上がる。それだけ注目されている人物だというアピールになるため上の階級からの縁談が舞い込むこともあり、婚約者が苦手な相手な貴族は必死にこれを目指すとかなんとか。


なお、ジャンヌの年の最高身分は王族なため候補者は一人である。


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