2-15(一部ウィリアム視点)
全ての攻略者ミッションを終え、
後はセシリアのパロメータ―上げを、
上手く調整していくだけと思っていたら、
思わない事がおきた。
「下町へ一緒に出掛けないか?」
王子からのお誘いである。
思わず目が輝く。
「行きますわ!もちろんセシリアも誘います!」
王子イベント最大のお忍びイベント。
本来は12月のクリスマスイベントなんだけど、
10月の今頃に来るなんて、
ちょっとづづゲームとずれてきているのかな?
と気にはなったけど、
王子からお誘いがあれば、王子ルートである事は確定!
お助け令嬢として、役目を果たせていると、
心から浮足立った。
「とはいっても、護衛の関係で3時間程だけなんだ、
マルシェを見て、いくつかも見せを周ったら、
終わってしまうと思う。
どこに行きたいか、決めておいて欲しい」
「分かりましたわ!」
さっそくセシリアに報告する。
「え?私も行くんですか?」
と言われたが、セシリアが行かなくてどうするのだ。
「私は下町は詳しくないの、
元平民のセシリアがいてくれると心強いわ」
そう言うと、一気にやる気になったようだ。
「キャサリン嬢は欲しい物とかありますか?」
「特にはないけど・・・
ガラスペンが店ではいろんな物を見れると聞いているの、
家に商人が持って来てくれるのは、
高級な限られたものだけだから、
いろんなデザインを見てみたいかしら」
「分かりました!ガラスペンですね!
他の小物は興味ありますか?」
「見て見ないと分からないけど、
綺麗な物は好きよ」
「綺麗な物・・・・探しておきます!」
「いえ、セシリア、貴女の行きたい所でいいのよ?」
「私はいつでも行けますから!」
セシリアのデートなのに、それでいいのかしら?と
若干不安を覚えつつ、セシリアに任せる事にした。
そうして、王子とのデートが決まったのだった。
「どうしてセシリアも一緒なんだ?」
勇気を振り絞って、キャサリン嬢をデートに誘った。
本当に嬉しそうな感じから、
自分に好感をもってくれているのは感じる。
しかし、本当は2人だけで行きたかったのだが・・・
「当日は私も行って、
セシリア嬢と一緒に行動するようにします、
王子はできるだけキャサリン嬢に、
アプローチして下さい」
頼もしい部下に、「ああ」と答える。
そうすると、セシリア嬢がやってきた、
いつもキャサリン嬢と一緒なのに、珍しく1人だ。
きちんと礼をして、いきなり切り出す。
「王子は、キャサリン様が好きなんですね!」
もうばればれだと思うので、
誤魔化すでもなく「そうだ」と答える。
「私!協力します!」
そして、ガラスペンが見たい事、
綺麗な物が好きな事など、
いろいろ情報をくれた、
当日はどんな服装で来るのかの情報も回してくれるらしい。
おや?これはなかなか頼もしいのでは?
最初は邪魔だと思っていたが、
今では心強い仲間という思いが生まれてきた。
これだけサポートされているんだ、
なんとかキャサリン嬢との距離を縮めないとな。




