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お助け(チュートリアル)令嬢ですが、王子はヒロインじゃなく私に夢中みたいです!?  作者: あいら


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21/27

2-14

中間試験の結果が張り出される。


セシリアは8位。


やったわ!


思わずこぶしを握り締める。


私は安定の3位だが、

私の順位より、セシリアの順位が上がった方が嬉しい。


「メアリーさんも、ずいぶん順位を上げたのね」


メアリーさんは6位。


「前回、14位でしたので、自分でも驚きです」


「ダンスも上手くなったしね」


メアリーさんは、ダンスのステップは完璧だが、

音と合わせるのが苦手なようだった。


なので、ここは音ゲーSSSのリズム感で、

メアリーさんに指導したのだ。


「キャサリン様のおかげです」


その称賛を素直に受け取る。





さて、王子ルートは最大の山場を無事超えた。

後は最後の攻略対象。


大商人の子息のエドワード・ジョーンズ。


ここでは、卒業パーティに着るドレスの、

布選びでセンスが問われる。


これがまた、ゲームでは運ゲーで、

布のパターンの出方はランダム。

なんどかリセットして思い通りの布を出した、

思い出のシーンである。


「うーん、駄目ね」


「これも駄目ですか」


短い茶色の髪に、少し神経質そうな眼鏡のエドワード、

従業員が次々に布を持って来てくれて、

商店の応接間は布だらけになっている。


指定した色は白。

5着あるAランクドレスのうち、

3着は白、一番確率が高いと狙ったのだ。


「この辺りはどうでしょう?」


セシリアが気を使って言ってくれる。


確かにその布はゲームでもBランク、

いい所をいっている。

しかしその上にAランクがあって、

私としてはできるならAランクを狙いたい。


「もう少し、具体的に希望はありますか?」


「そうね、色あいはこの感じで、

 素材自体としてはもっとひらひらした感じ。

 とはいっても透けるのはもちろん駄目。

 模様が入っている方がいいけれど、

 幸運のモチーフである事が条件ね」


具体的とは聞いたものの、

あまりもの高い希望に、エドワードも困っているようだった。


そうして迷っていると。


「あの~・・・」


と従業員の1人が声をかけてくれる。


「古着屋の方に、他国のウエディングドレスがあって、

 それが希望に近いかと・・・

 あの、中古でよければですが・・・・すみません」


どこか自信なさげにいってくれるのに、

はっとなる。


そうだ!


この国では、服は基本布屋(商店)で買って、

仕立て屋で仕立ててもらう。


しかし、着なくなった服は、

古着屋に売る事も多く、そこには思わず凄い

出会いがあったりするのだ。


「一度見て見ます!」


「では案内しますよ」


エドワードが馬車の手配をしてくれる。


古着屋に到着。


大量の服が並べられた古着屋は、

独特の雰囲気がある。


価格や用途によって細かくスペースが分断され、

私が案内されたのは、奥まったドレススペース。


「どうやらこれのようですね」


そして、見たドレスに目が奪われる。


これよ!


ゲームにも描かれていた、

5着しかないAランクのドレスの1つ!


「セシリア!これにしなさい!」


「え?私ですか?」


私は大きく頷く。


そしてセシリアはドレスの値段を見て。


「これなら新しくつくったのの、

 5分の1の値段です!これにします!」


と値段で決めていた。


まあ、いいけどね。


ウエディングドレスを買って、

パーティのドレス用にに仕立て直してもらって、

体のサイズに合うように調整してもらえるよう手配した。


これで全攻略対象イベントコンプリート!!!





結局私のドレスの布は、

今あるののリメイクでいいわ~と軽く答えたのだけど、

セシリアに反対されてしまった。


必ず、今の流行最先端の物を着て欲しいらしい。


また商店に戻って布を見る。

今後はブルーの色の布が用意されていた。


「今年の流行は青です、

 それにデザインも最先端にしますよ」


エドワードものりのりである。

むしろ使命感すら感じられる。


私はサポート令嬢だから、そこまでこだわる必要

ないのだけどね・・・


そう思っていると、

エドワードが奥から更に布を持ってきた。


「この布は王妃様もご購入された物です」


「王妃様と被っては、失礼に当たるのでは?」


「既婚者と未婚者ではドレスのデザインが全く違います、

 問題ありません!」


結局、商人の迫力に押され、

じゃ、これで、と適当に決めたのだった。


もちろんデザインも完全にエドワードにお任せ。

商人や仕立て屋の方が流行に詳しいだろうし、

私に合う物を作ってくれそうだ。


「任された以上、最善を尽くします!」


エドワードに力強く宣言され、店を後にしたのだった。

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