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⑺『歩き出した群衆の残像』

⑺『歩き出した群衆の残像』



群衆よ、どこを目指すのか、この暗闇の中、闇の中の黒い馬という、埴谷雄高の小説があったが、その様な行動なのか。俺には点で分からないその所業において、何が発生するのか、とかどうなのか、ということがである。



であるからして、我々とは呼べない、自己の行く末という、志賀直哉の暗夜行路みたいに、孤独を噛みしめて行くのだろうか。歩き出した群衆の残像は、俺にとっては、難解過ぎる、という訳なのである。まるで、分からないのだ。



良いだろう、それでも、歩き出した群衆の残像を探すくらいなら、出来る。いや、出来ないと、この小説を書く視覚すらないだろう。残像を追いかけても、影はただ伸びるだけだ。ストレンジャーに、群衆の一人に言われても、俺は簡単に、首を縦に振ることは、出来ないのである。

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