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⑹『歩き出した群衆の残像』

⑹『歩き出した群衆の残像』



とにかく、歩き出そう、そう群衆は言う。俺はそう言われると、本当にそうか、と考え直す。本当に歩き出す必要があるのか、と言う風に。しかし、ここでとどまっては居られまい。俺は、数歩、歩き出してみる様だ。



問題は多数あるのだ。そもそもが、日本は山国だから、どこを歩くにも、広場へと出ないと、平らに歩けないのだ。坂道、下り道は、疲れるんだよ。歩き出した群衆の残像、俺は日本の先人の足跡を、その坂道、下り道に、見ているかもしれない。



嗚呼、歩き出した群衆の残像よ、俺を誘ってくるなら、その行先の確証を教えてくれたまえ。その先に神が居るとしても、俺は加わらないだろうから。まだ未知のもの、その様なものがあるならば、俺は加わるかもしれないが。どうだろう。

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