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⑴『歩き出した群衆の残像』

⑴『歩き出した群衆の残像』



遠い場所を目指して、群衆は行く。随分昔の話になるが、俺は或るバンドが解散ライブをやると聴いた時、ーそれは東京の武道館で行われるライブだったがー、親に対して、歩いてでも行く、と言い放ったのだ。



そこまで言うなら、ということで、親に付いてきて貰い、解散ライブに行った。もうずっと昔の話である。そんな俺を、今の自分が俯瞰するに、歩き出した群衆の残像を、其処に見る。絶対に観に行くという、強い決心が、時に周囲を動かすことを。



どこにでもあるんだ、歩き出した群衆の残像とは、人生のことだから、人間の輝かしい姿だから。そして、俺はまた、人々の、歩き出した群衆の残像を見る度に、心を動かされる。歩き出す、とは、意志の力を感じさせられるからである。

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