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錬金生物探検隊  作者: 毒書架
〜序章〜
1/2

経緯の造り方

コトコトコト、コトコトコト。

壺には色々混ざっていて、グルグルと攪拌されていく───。


「僕らは、生まれる。生まれて、生きてく。生きて、役目を果たす。果たして、消える。」


この世は循環している。世代交代を繰り返し、命が生命を繋ぐ。

この世は血が通っていない。なので、僕等が血を通わせる。

生命を吹き込む。この世には欲深い支配者と胡座をかいた独裁者が必要だ。


私はパラケルススの末裔。彼のレシピから友達を作ろうと思う。

今は実験段階である。彼等は知能がとにかく高い。

人間の間違いや躓きや何の能力が足りなくて愚かな行為と地獄の様な未来になるか計算出来てしまう。

とてもでは無いが生き物としての水準を逸脱している。


「何のために知識はあると思います?博士。」

私は問われた何のためかと。

(私は答える。)「次に繋げるためだよ。」

「博士!何の為に智慧はありますか?」

(私は応える。)「今、使う為だよ。」

「博士、博士っ!希望はなんの為にありますか?」

「絶望しない為。明日若しくは未来が来るのを祈る為だろう。」

ホムンクルスは、十二体作った。

彼等彼女等がこの世界のこの地上のアダムとイヴになる事を祈る。

私は病で床に横になり、静かに心臓の音が止まるのを聴いた───。

(この世界に『楽園』を創っておくれ、どうか人類の様に『地獄』を築くな.....。)



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