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サンドボックス ガーデン  作者: さんまぐ
第1章 南の「時のタマゴ」
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4人旅。

[6日目]

朝起きると、おばさんが朝ごはんを作ってくれていた。

本当に申し訳ない気持ちになったが、おじさんは肉のお礼だから気にすんなと笑ってくれた。

もし、気にするのなら全部が終わって帰る時にもう一度寄って、顔を見せてくれと言われた。


僕はお礼を言ってからガミガミ爺さんの家に行く。


「今日からまた旅ですねー、お父さん」

トキタマは何故か上機嫌だ。

ムラサキさんと離れられるからかもしれない。


ガミガミ爺さんの家に着く、ガミガミ爺さん達も朝ごはんが終わっていて3人ともお茶を飲んでいた。

「小僧、来たか」

「おはようガミガミ爺さん。フィルさん、ジチさん」


2人は「おはよう」と返してくれた。


左の部屋に行ったガミガミ爺さんが紫色の鎧を持ってきた。


鎧は見た目より軽くて重さが気にならない。

「調整してやるから着てみろ、あとこれもだ」


ガミガミ爺さんはそう言うと手首から肘までの籠手をくれた。


「盾を持つには向いてない感じだからな、無意識に腕で防いだ時のためだこれも着けとけ」


「ありがとう」

試着をしてみたが、昨日の採寸だけでここまで身体に合うとは思っていなかった。


「バッチリだよ」

そう言って戻った僕に「バカヤロウ、そんなわけあるか」と言いながらガミガミ爺さんは調整をしてくれた。

先程よりも身体に馴染む。


「凄い!さっきよりもバッチリだよ」


そう喜ぶ僕に「だろ?」とフフンと返してきた。


「小僧の準備は終わったぜ」

「ちょっと待って」


フィルさんの部屋から声がした。

何だろう?

僕は鎧を気にして居て気付かなかったがジチさんも居ない。


…扉が開いてジチさんが出てきた。

フィルさんもその後ろから出てきた。


「え?」


僕は驚いた。

まさかフィルさんは鎧を身に纏い、昨日ガミガミ爺さんが作った兜、そして槍とムラサキさんを持っていた。


「おまたせ」

「いや〜、鎧って大変だね。お姉さんには無理だわ」


「フィルさん、その格好は?」

「おう、用意終わったな。行こうぜ」


僕の声は聞こえないかのようにガミガミ爺さんがフィルとジチさんに行こうと言っている。


「え?どこに?」

「やあねぇ、お姉さんと四の村に行くんでしょ?」


ジチさんが当たり前と言う顔で言っている。


「俺も小僧に鎧を作った関係で四の村に行かなきゃいけなくなってよ」

「私はお爺ちゃん1人だと心配だからついて行くの」


フィルさんとガミガミ爺さんも四の村に行くと言う…

「俺のアーティファクトは高速メンテナンスや高速作成をやった後には槌に雷の力が溜まるんだ、これが溜まった状態で使おうとすると雷が弾けて大怪我するから放出する必要があるんだよ。そんで四の村の知り合いに雷を必要としてるのが居るから溜まると届けに行っていてよ、山小屋でメンテナンスして、昨日鎧と兜を作ったらもうギリギリでよ」

「お爺ちゃんと2人よりキヨロスくんとジチと一緒の方がきっと楽しいし」


「お姉さんがフィル達を誘ったのよ」


「え?でもジチさんは三の村に…」

「やあねぇ、まだ決まって居ないわよ。この村は素敵だけど四の村も見てみないと決められないでしょ?まあ…おじさん達からはここの方が数倍素敵だって言われてるけど、それでもお姉さんは自分で見ないと納得出来ないのよね」


…何と言うことだ。

ジチさんだけではなくフィルさんとガミガミ爺さんも増えた…。


「えーーー!」

トキタマはかなり不満気だ。


「ごめんなさい。でも万一何かあった時にキヨロスくんと居たら跳んで貰えるから…。ダメかな?」

フィルさんがトキタマに謝るとジチさんとガミガミ爺さんも「頼むぜ鳥よう」「良いだろ?何かあったら助けておくれよ」と口々に言う。


「もう、仕方ないですねぇ。みんなお父さん頼みなんですから」

トキタマも満更ではない様子で「お父さん、仕方ないからみんな連れて行ってあげましょう」と言い始めた。


確かにここで議論しても時間が勿体無い。

みんな四の村までなのだからそれ以上の危険は無いだろう。


「わかりました。行きましょう」

そう言ってガミガミ爺さんの家を出た。

ガミガミ爺さんの家の前から村の入り口までの間におじさんとおばさんがガミガミ爺さん達の見送りに来ていた。

話を聞いていると、昨日の夜には決まっていたらしく、ジチさんがおじさん達に伝えていたらしい。


「知らなかったのは僕だけか…」

少し面白くなかったのだが、気を取り直して村の入り口に向かう。

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