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八十六





 ヴェルストと密偵の男は、同時に動いた。即座に距離が詰まり、刃と刃が交わる。


 キィンッ! 刃同士のぶつかり合った音が響いた。

 再び互いに、振り返り様、向かっていく。

 すぐに又、距離は縮まる。すると、ヴェルストはダガーナイフを振るう。

 密偵の男は、その一撃をかわして斬りかかった。


 ヴェルストに刃が迫る。

 だが、彼は不適に笑っていた。

 瞬時に、彼の姿が消える。いや、上へ跳躍していた。


 ヴェルストは、天井へ両足を着けると、すぐさま蹴って勢い良く下降する。

 「うらあああっ!」

 密偵の男は上を見るが、声を出すことしか出来ない。「なっ!?」


 ヴェルストは、ダガーナイフで相手の首を切る。

 次に着地すると、男の首から血が噴き出して、床に散らばった。

 密偵の男は、膝を突き力なく倒れていった。


 「次は······」

 ヴェルストは、魔法使いの集団を一瞥する。

 「くっ、これだから嫌なんじゃ。あやつらは役に立たんの。まあ、時間稼ぎにはなったがの」

 老人の男は、杖を掲げた。すると、床には魔法陣が浮かび上がり、黒い光を放っていく。


 その魔法陣から、先程倒したはずの密偵達が復活する。それだけではない。

 更に、鎧を纏い、剣や槍を手にした兵士が、複数現れたのだった。

 「何よ、あれはどうゆうこと! さっきヴェルストが倒した男達が!」

 ミレイの疑問に、アイリスが言葉を発する。

 「あれは恐らく······死者を蘇らせる術でしょう。只、完全にではなく一時的にです」


 「つまり、死体ってことね。悪趣味な力じゃない」


 「ひひひっ、さあお前らの新しい仲間にしてやるのじゃ!」

 老人の男は、杖を前へ掲げ命令する。


 「そんなのお断りよ! みんな、やるわよ!」

 「うん、倒そう!」

 ミレイ達は、武器を構え迎撃態勢を取る。



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