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神聖具と厄災の力を持つ怪物  作者: 志一 ゆもも
救済の杯と先導の騎士
55/102

五十四





 「······聞いた事あるわ。五年前、ヴィンランド王国の魔法使団長が亡くなったって······」

 ミレイの言葉に続けて、リアは問う。

 「でも、どうゆう事なのですか······? 毒殺されてたなんて初耳です」


 女性は口を開こうとする。だが。

 「恐らくは、只の者の手による行いではないのでしょう······他国によるものと考えているのでは?」

 アイリスがそう言うと、間が空いた。


 やがて、女性は息を吐いて答える。

 「そうだ······王国はそう考えたらしい。まだ、掴んでないがな」

 「その物言い、どの国か見当は付いているのでしょうか?」

 「さぁな······これ以上は何も言えん」

 アイリスの追及に、女性がそう答えた所で。


 リアは「······あの~」と声を上げた。

 「何だ?」

 「お姉さんを、何と呼べば良いですか?」

 「ああ、名か······ワタシの事はノワールと呼んでくれれば良い」

 「では、ノワールさん、よろしくです! ちなみにリアなのです!」

 「ああ······」

 ノワールは素っ気なくそう返すと、室内の寝具に座る。


 「おい、盗人はいいのか?」

 「ヴェルスト・ハーディ······その事なら、対象の動きを把握出来るようにしてある······それに、向かいにも宿があるだろ? 対象はそこにいる」


 「だったら、今すぐに神聖具を取り返すべきだろうが!」

 「考えが浅はかだな、ヴェルスト・ハーディ。王国は誰が神聖具を奪おうとしてるか明らかにしたいのだ」

 その言葉を聞くと、ヴェルストは舌打ちをする。

 「······そーゆ事は先に言えってんだ」




 それから、ミレイ達は宿の一室で暇な時間を過ごした。


 外の日差しがなくなり、夜になって暫くした時。

 「早くに寝といた方が良い」とノワールに勧められ、就寝するミレイ達。







 そこから夜が深まっていき、時が経過して朝日が差し始めた頃。ノワールは突如、目覚めた。


 「動いたか······」



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