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プロローグ

「戦争のため徴兵された兄は……。」

「……英霊となって帰ってきました。」

「役場から贈られた……。」

「『誉の家』と記された表札が掲げられ……。」

「役所に近所。そして新聞記者のかたがたより……。」

「『おめでとうございます。』の言葉が投げ掛けられ……。」

「……それに対し。」

「『ありがとうございます。うちの息子の命は天皇陛下に捧げたものです。立派に国の為に死んでくれて誇りに思います。』と応対する母。」

「……その姿を誇らしき思っていた当時の私。」

「その後、英霊となった兄の葬儀は粛々と進み……。」

「全てを終え、参列された全てのかたがたの姿が見えなくなったその時。」

「それまで気丈に振舞っていた母が……。」

「突如として家の中に駆け込み……。」

「役場から贈られた全てのモノを引きはがし……。」

「……畳に突っ伏し泣いていた……。」

「……戦争って……。」

「……なんだ……?」

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