転入編 第8話 マチルダ伝説
更新遅くなりました、ほんとすいません!!
いや、転入編は今回終わりで中学生編に移りたいと思います。
この物語も新たな話を迎えます。
評価・感想もお願いします。
それと、今年の格付けチェックはめっちゃおもろかったー。
――――――放課後、
俺は、昼休みの約束のため待ち合わせ場所の高等部の
校門で待っている。
もしかして、約束を忘れてしまったのではないか?
――というのは、杞憂だったらしい。
「待ちましたか?」
ベルセリット先輩は、端的に問う。
「今、来たところです。」
デートの決まり文句をいうことになった。
「では、行きましょうか?」
「はい。」
こうして、俺は先輩の家に移動することになった。
――――――ベルセリット邸
「着いたかー、ってでか!」
俺が目にしたのは、自分の家に匹敵するであろう豪邸だった。
先輩は、貴族なのかー?
「先輩の家はでかいですね。」
「そうですか?貴族の家としては普通だと思いますが?」
「先輩は貴族だったんですか?」
「はい、そこそこ有名だと思うのですが。
まぁ、入ってください。」
「お邪魔します。」
「私の部屋は二階の右のところです。ついて来てください。」
――――なんというか広い、ってかここ書斎じゃねってくらい本がある。
そろそろ本題にはいろうかな。
「先輩、マチルダ伝説について教えてもらえませんか?」
「まぁ、焦らないでください。今資料を準備します。」
「やっぱり、先輩は読書家ですね。」
「そうですね。一日に一冊は読みますね。
資料の準備ができました。こちらに来てください。」
俺は、先輩の近くに行くとそこにはいくつかの伝承のような
ものがある。
「まず、マチルダ伝説について説明します。
マチルダ伝説の主人公は異世界人マチルダという大賢者の
物語で、この六つの帝国を渡り平和をもたらした冒険の
話です。すべての魔法を行使し、エルフや吸血鬼やドワーフの
多種族を興和に導いた。
彼は沢山の人を助けたが、一人規格外な力を持つのは危険だと考えられ、
彼は人族に殺されてしまった、、、という悲しいお話しです。」
「異世界人、、、。なんでそう思ったのですか?」
「諸説ありますが、彼は最新の農法や技術を持っていて、
かつ出身も身元もわからず、かつ顔だちや髪の毛をみても
この世界のものではないように見えたから、らしいです。」
「へーぇ、そんなことがあったのですか。」
つまりだ、、。この前、異世界人のことを知っていた
カレンは俺をマチルダ伝説に重ね合わせ危険だと判断した訳か。
ということは、カレンは平和を守るための組織、、、、。
つまり、中立国であるエミーニャ聖王共和国のスパイが妥当だろ。
「今日は本当にありがとうございました。
先輩の話が聞けて嬉しかったですよ。
また、機会があったら声を掛けて下さい。」
「そんな、、嬉しいだなんて、、。私も、その、うれし、、。」
先輩は小声でごにゃごにゃと言う。
もちろん聞こえたがここは聞こえないふりをした方がよさそうだ。
「えっ、先輩なんか言いました。」
「何もないです。」
冷静になり、静かに答えた。
――――――今日の収穫は色々とあったな、
まず、カレンがエミーニャ聖王共和国のスパイだと推測できた。
やっぱり、へこむなぁー。カレンは友達だと思ってたのにな、、。
明日からちゃんと友達作りしよう。
カレンの正体も推測ですが、分かりましたね。
それと、ケイとベルセリット先輩の関係はどうなるんでしょうか。
実は大いに作者悩み中であります。