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転入編  第7話  お誘い

正月ってホント幸せですよね。

 こたつでぐーたらして、全くあれは人間を

ダメにしてしまう超絶マシンですよね。

 みなさんは、こたつ家にありますか?

最近は床暖を使う家が多いとききますが、

どうでしょう?



――――翌日の朝


 あぁー、、、。学校行きたくないよぉー。


「失礼します。」

セルフィーは、ベッドでごねている俺の布団をとって

 カーテンを開け日差しを入れる。とっても、眩しい。


「セルフィー、学校行きたくないよぉー。」


「そんなこと言ってないで、朝の支度をしてください。」

 相変わらず、セルフィーは機敏で淑やか、いわゆるしっかり者だ。

煩悩という言葉を知らない、清らかなという感じ。


「わっかたよ、セルフィー。支度する代わりにお願いしてもいいかな?」


「何です、坊ちゃん?」


「別にあなたのために、毎日起こしてるわけじゃないんだからね!

 って、言ってほしい。」


「わかりました。

 別にあなたのために、毎日起こしてるわけじゃないんだからね!」

  不思議そうに首をかしげるセルフィー、結構かわいいな。

まぁ、セルフィーのツンデレを拝めた所だし、ふざけてないで

 支度を済ませるか。


◇◇◇◇ 学園にて


――――午前中の授業


  そういえば、昨日カレンは何で俺が異世界人だと知っているん

だろうか?

 俺の出身を知っているのは、エインズワーク家の人しか知らないはず

なのに、なぜ、、、。それと伝説がどうとか言ってたよな、、、。


 「今日は補助魔法についてです。教科書28ページを開きなさい。」

補助魔法かぁ、、。確か属性は関係なかったんだっけ、、。


 「今回覚えてもらうのは、転移の魔法です。転移はこの補助魔法の

  基礎と言えるでしょう。魔術理念は、所謂自分の元素を一時的に

  分解し、高速で移動し構築し直す、というものです。

  ですが、非常に高度な術式が必要なので、ルーンを描かないと

  いけません。そしてルーンの作成には、移動場所のイメージと

  高い集中力が欠かせないので、連続発動はできません。」


 へぇーー。つまりは、高度な魔法ではあるが、よく使うから

基礎魔法となっているのか。


 だが、これって分解と構築に時間と体力が必要だから連発が

不可能ということなんだろうか、、。


 つまり、無属性の俺は、どの属性も使える

これを利用すると、面倒な過程を無しに、移動先に

新しい俺を作り出せばいい、ってことができるんじゃないか?

 

 「はい、それではルーンの勉強をしますよー。」

こうして、ルーンの説明が始まった。


◇◇◇◇


―――――昼休み


  俺は、昨日カレンが言っていた伝説とか言ってたのが気になり、

図書館で調べることにした。


 えぇーと、伝記系の本棚はここか、、、、。

この本はどうかなっと本を取ろうとすると、手が当たった。

 すみません。俺はすぐさま謝ると、

愛想よく「こちらこそごめんなさい。」と言ってくれた。


  彼女はショートカットで左目が隠れている、身長は女子の平均

というところで、清純派根暗系といったところだ。


  俺は彼女との交流を深めるためもあるが、とりあえず

異世界人が関係する伝説がどれかどうかてっとりばやく聞くこと

にした。


 「あの、、、すみません。異世界人が関係する伝説てどれか

  わかりますか?」

声を掛けられたことに驚く様子、この仕草がかなりかわいい。


 「多分、これじゃないですか?」

そう言って、彼女が渡してきたのはマチルダ伝説というものだった。


 「異世界人が関係するのはこのマチルダ伝説でいいんですか?」


 「はい。」

彼女は少し自信ありげに返事する。

 

 「伝記に詳しいんですね。いつもここで本を読んでいるんですか?」


 「はい。特にマチルダ伝説には興味があります。」


 「へぇー。これは良い縁です。自己紹介でもしましょうか?

  俺は、、、、。」


 「大丈夫。あなたのことは、知っています。この前の決闘で

  有名ですから。」

どうやら、彼女はこの前の一件を知っているらしい。


 「私は、ラル・ベルセリット。高等部二年で君のお姉さんより

  一年上ということになります。」


 「そうなんですか。では、ベルセリット先輩、マチルダ伝説について

  教えて下さい。」


 「そうですね。それはいいですが、もう昼休みが終わってしまいます。

  今日の放課後空いていますか?」


 「はい、予定はありません。」


 「では、私の家に来てはどうですか?」

何を言っているんだ。まだ会ったばかりだぞ、お呼ばれ

 でも、絶対エロゲ的展開はおきないだろう。

今、一応フラグを立てた、エロゲ的展開こい、こい。


 「はい、行かせてもらいます。」

こうして、俺はベルセリット先輩と約束をしたのであった。


◇◇◇◇


――――午後の授業


 午前の転移の実技練習ということだ。

前に考えた方法で、転移してみるか。

 よし、転移!

俺は、担任の後ろまで転移した。

 これにはまた先生も驚き、

連続で転移をしてみた。


 結果は成功、連続で転移を行えたらしい。

やはり、この魔法は、イメージに依存することがわかった。


 「いまどうやって、連続的に転移したんですか?」

これも驚きというか、顔が死んでいる。

人間はが魂抜けるとこんな顔になるのかな、、、。


 「いや、多分偶然ですって。」

俺は、今のは偶然だと隠すのに時間がかかり、いつの間にか

授業が終わっていた。

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