頭痛【オリジナル同】
オリジナル版と同じです。
改訂は主に20話以降です。
ヌルっ...
身体が重い...
身体中の関節が悲鳴を上げている気がした。
ノドも焼ける。。。
このまま逝ってしまうのか?
パソコンのハードディスクとレンタルDVD
なんとかセネバ。。。
体が動かない。。。
「サトウ ヲ セッシュ セヨ」
「砂糖?」
「セッシュ?」
「ソウダ」
「舐めろってことか?」
「ハヤクシロ」
「何様のつもりだ?
身体が動かないって言ってるんだろう」
「ワレト、ヌシノ イノチニ カカワル」
ココロで反発しつつも、這って流し台にいき
砂糖ヲ貪る。。。
眠りたい、もうどうでもいいや。。。
「ツギハミズダ」「ツギハシヲダ」
「ツギハオスダ」「.......」
朦朧としたアタマに響く命令にしたがい
それぞれを掻き込む
いい加減にしてくれ。。。
目の前が真っ暗になった。
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酷い夢だった。
スマホを見るとメールがやけに多い。
殆どが実家からと『ヒロユキ』からだったが。
水を飲もうと立ち上がると
微妙に違和感を感じた。
見慣れた部屋なのにである。
取り敢えず台所の流し台に向う。
「ゴン」
「ダァ〜 イタタタ」
頭をぶつけた⁈
頭をぶつけた事により
目が覚めた。
目線が微妙に高い⁈
背が伸びたんだろうか?
顔を洗いに洗面所へ
「グェ アァァァ」
腰が抜けた。。。
身長190cmぐらい、痩けた頬、鋭い目、
それにそれに。。
髪の毛が緑の男が鏡にはいた。。。
「ピンポーン」
「宅配でーす。お届けものに上がりました」
えっ。。。
現実逃避しかけたところを
チャイムで急に引き戻される。。
(こんな姿で出たら、警察に即通報だよな。。。)
居留守を決め込んだ。
とりあえず、コーヒーでも飲んで
状況を整理するか。
散乱している砂糖、塩、お酢、卵などを片づける。ひたすら、もくもくと片づけコーヒーを飲むと少し落ちついた。
「オイッ」
何か聞こえるが、とりあえず無視
「オイッ」
「.....」
この上幻聴か。。。
泣きたい。。。
「残念ながら幻聴とやらではない」
そいつ?はノタマワッタ。
(頭の中に響く声があったら 幻聴だろうが。)力なく突っ込む。。。
(これは聞こえない、聞こえていない。
聞こえていないんだ〜)
「少しは落ち着いたらどうだ?」
追い討ちをかけるように声が響く。
(しかも、声が明瞭になった気がする。。)
現実的に考えるなら可能性は4つ。
1 『何らかの事故に巻き込まれ脳が損傷』
2 『怪しげな薬物を意図せず吸引、錯乱』
3 『全て夢』
4 『寝ている間にエイリアンか悪魔に脳を乗っ取られた。』
(流石にないだろうな。これは。ハハハ)
「残念ながらすべて違うな」
幻聴って会話するものなんだろか。。涙