表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/22

男爵邸へ 【オリジナル同】

送別会翌日、出向く時はいつになく前向きな気持ちになっていた。

【ダルダロス】「出かける覚悟は出来たか?」

【俺】「はいっ」

こうして男爵邸に向かった。


セツ男爵邸は貴族が住むエリアにあり、

出入りには手動のエレベーターを利用する

しかない高台にあった。


『エアーズロック』の上部分に貴族街があり、その奥に王宮が聳えたっていると想像すれば分かり易いか。

崖はほぼ直角に聳えたち、手動エレベータ以外に上がる方法が無いため、敵が攻めにくい形状になっていると言える。


手動エレベーターの前にある

衛兵の詰所へダルダロスと俺は行き

訪問の用件を述べると衛兵は笛で合図した。


「ピー プッ プッ プッ ピー。。」

ダルダロスによると合図は日により変えられているらしい。


【俺】(そりゃ、コード知られたらセキュリティにはならないもんな。)

降りて来たエレベーターに乗り上へ上がった。


セツ男爵との会見はあっという間に

終わった。

【セツ男爵】「私がセツ・カッツェ・

アルフォート男爵だ。居室は与える。

私物はあるか?部屋、及び邸内の事は後で

邸頭の『ダイソン』に聞くように。


君には娘の『エレナ』を教えて貰う。

思春期ゆえ、色々難しい所はあると思うが

キチンとした知識を習得させるように。

早速明日から教えてくれ。」


「質問は?」


無駄な会話を楽しむタイプではないらしい。

でも、こんな素性の不明な奴=俺に年頃の娘の教育を任せて大丈夫なのか?


【俺】「娘さんの年齢は?俺なんかで良いんですか?」


【セツ男爵】「娘は16歳になる。君の素行は『ダルダロス』が保証した。ここに来る前の間、経過観察をしたと言っていた。勤勉さを『ダルダロス』が評価していたぞ。

それ以上は不要と思うが。これ以上質問が

無いなら以上だ。」


これで会見は終わった。

玄関で別れ際、ダルダロスに半月世話になったお礼をつげた。


その後、邸頭のダイソンより邸のルール

すなわち、男爵一家の居住エリアと

使用人(奴隷を含む)エリアの違い、

ご家族への礼儀作法などを叩きこまれ

ヘトヘトになって、使用人部屋のベッドに

モグリこんだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ