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狂神フランと創造神ユニオン

本日二回目のトーコーです!!

「ああ、はい。大丈夫ですよ。それでいいのですね?」


幼女神の質問に疾風はうなづく。


「わかりました。チートも決まったことですし、あなたの行く異世界について説明したいと思います。」


幼女神はどこからかホワイトボードを持ってきてオーストラリア大陸みたいなのを書いた。


「では、このホワイトボードを見てください。あなたの行く大陸はこのニーズヘッグ大陸です。あなたの世界のオーストラリア大陸を4倍ぐらいにした大きさだと考えてください。この大陸で勢力が強い国は東にあるアームライト王国、中央にある神聖オーディヌス王国、南にあるライアル帝国、北にあるドミニオン大同盟ですね。西はこれといった勢力が強い国はありません。地球とは違い戦争のあるこの大陸のどこかにあなたは転生することになります。わかりましたか?」


「ああ、わかった。ありがとうな」


疾風の返事を聞いた幼女神は手を一振りする。するとホワイトボードが消え、ホワイトボードのあったところに黄金の扉が現れた。疾風は突然の変化についていけず唖然としている。


「このゲートをくぐれば異世界に転生されます。チートはその時に付与されますので。あ、言い忘れていましたがその世界にはステータスがあるのでチート付与に関してはステータスを見て確認してください。それでは、いってらっしゃい」


「ああ、ありがとう。じゃ、それでは」


疾風は黄金の扉に向かって歩き出し、扉をくぐった。疾風が扉をくぐった後、扉は光って消えて白い空間に幼女神だけが残った。


「ふふふふ・・・・・・ははははははははははっ!」


先程、疾風と喋っていた幼女神とは同じ人物と思えない声で幼女神は笑い出した。


「こんなに簡単に終わるとはねぇ。相手の好む容姿に変えることで相手の警戒心をなくせるんだから。容姿は記号ってよく言ったものだよ。さて、元に戻るか」


幼女神がまた手を一振りする。すると幼女神の姿が光に包まれだした。数秒後、幼女神の姿は手に書類を持つ二十代ぐらいに変わっていた。幼女神、いやその女神ーーー狂神フランは書類を眺めながら嗤う。


「ふふふふふふ・・・・・。さあ、私を楽しませてくれよ、転生者達」





○とある神域○


「むぅ。この世界の乱れはフランが原因のようじゃのう。基本的に神は世界に干渉できんように儂がルールを決めてしまったのが仇になったの。誰もフランを止めることができん。ま、儂はそのルールに縛られておらんが・・・・。儂が動くと次元が崩れるからのぅ。簡単には動けん。さて、どうするかの・・・・」


和服の老人がお茶を飲みながら呟いている。彼の名は創造神ユニオン。全ての世界を創造した原初の神。


「むぅ。転生者の誰かに儂の加護を与えてやるぐらいしかできないのぉ。フランに気づかれないようにするにはそれしかあるまい。儂とだいたい同じくらいの力を持っているくせに奴は大雑把だしの。小細工をすれば大丈夫じゃろう。ほれっと・・・・。これでいいかの。では、頼んだぞ」

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