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そこそこ勝ち組・・・からの!(ようやくの)ヒロイン乱入!

まぁプチ勝ち組ですな( ˇωˇ )

あれから40年・・・ッゲフンゲフンッ!

いやあれから7年経ちました。

いやもう前世の記憶に感謝♡

何しろ前世で証券会社勤務は伊達じゃない!

はっきり言って毎日どの銘柄が上がってどの銘柄が下がるか(まぁ大筋ながら)わかるんだからね!

流石にストップ高とかストップ安なんてのは早々ある事じゃないから、大儲けとは行かなかったけどね( ̄▽ ̄;)

でも毎日そこそこの儲けを出してコツコツと資産を増やしまくったよ。

それに前世の記憶でストップ高やストップ安の事件及び日にちは流石に記憶が覚えてるから、時に大儲けもできたしね♡

そんなこんなで7年後。


今俺は都内の最新式のオートロックの高級マンションに起居しております(*^^*)

流石にセキュリティ的にプチセレブの俺は普通のアパートじゃ不味いからね( ̄▽ ̄;)


さて今日も夕飯と致しますかな。

ちなみに俺は毎日自炊だ。

今世では料理スキルがあるし、何より料理が好きだからね♡

今日は豚丼でもしようかな?

あらかじめ作っておいた豚の生姜焼きのタレと、豚肉及び玉ねぎと共に炒めるだけのシンプルな料理だ。

それを丼に入れた炊きたてご飯の上にかけて食べる♡

まさしくシンプルイズベストなのだぁ!

さて食材は揃った。

あとは調理するのみ!


『ピンポ〜ン♪』


ん?

こんな時間に来客?

いやそもそも今の俺には来客なんぞくる必然性が無いぞぅ!

ともかく急いで玄関に向かい(念の為に)ドアのレンズを覗く。

・・・俺の視界には、腰まで伸びた黒髪ロングの超絶美少女がバインダー片手に佇んでいた・・・。

この美少女の容姿に、俺は確かに見覚えがあった!


九条 通子。

旧摂関家にして、超が付く程のお金持ち。

九条財閥グループの経営陣にして、一族ことごとくグループの幹部だったり〇〇財団の理事だったり、代議士やったりしているまさしく筋金入りのセレブなのだぁ!

ドア越しの九条通子さんも確か数年前に一流大学に進学したとかで、テレビのワイドショーで特集されていたはずだ。

とにかく早くドアを開けなくては。


ガチャッ


「お待たせしました。」

ありきたりな挨拶に、(物凄い)美少女は顔色ひとつ変えずに、

「・・・んっ・・・。」

手に持っていたバインダーを差し出す。

反射的に受け取ると・・・。

『〇〇マンション自治会からのお知らせ』

なんとマンションの自治会の回覧板であった!

なんだかなぁ。

最新式のオートロックのマンションの癖にこういう所は妙にアナログなんだよなぁ。

しかも昭和の稟議書みたいにフロア事に一人一人判子を押さなきゃならないのが非常にめんどくさいのよ。

まぁ目の前の美少女にはなんの罪科はないんだけどね。

ではさっさと受け取って判子押して隣りに受け流すとしましょうかね。

と、ドアを閉めようとしたんだけど・・・。

何故かドアはピクリとも動かない。

・・・見ると一人の美少女が、両手で(俺の)ドアを押えて、(右足の)膝から先で同じくドアを押えております。

「・・・あ〜一体なんの真似かな?」

そりゃ当然の誰何だよな( -ω-゛)σ

それに対しての美少女の発言は・・・。


「・・・スンスンッ・・・んっ♡良い匂い♡・・・んっ♡んっ♡」

で、ここで俺の背後に人の気配が!?

「・・・どうやらお嬢様は貴方様の料理に興味を示された様にございます。どうか何卒お嬢様に料理を振舞ってくださいませ。」

振り返るとまさしく絵に書いたようなザッメイドがそこにはおりました!

そのいかにもな完璧メイドは、

「私はお嬢様専属メイドの、六条美代と申します。お嬢様共々宜しくお願い致します。」

・・・いきなり乱入されて料理を振る舞えとな!?

うーん(._.)

どうすりゃいいのだ!?

最新式のマンションで回覧板って・・・ぷぷぷっ♡

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