表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/385

第89話 私は・・・馬鹿じゃ無いです・・・本当ですよ、本当です・・・はい・・・・

「エミリー、持ってきたよ~」

 服を持ってきてと頼んでいたお父様はやっと帰ってきた。


「ありがとうございます、お父様」

 私が近づいてきたお父様にそう御礼を言うと

「持ってくる間に気になってたんだけど、

 エミリー、何処で着替えるつもりなの」

 お父様は、私に服を手渡しながらそう質問をしてきた


「普通に此処で着替えるつもりですけど」

 私が考えていた計画を話すと

「此処で着替えるのは駄目だよ」

 お父様は私の計画を直ぐに否定してきた。


「どうしてですか、

 マリーちゃん達は良いと思いますよね」

 私が後ろで待機している3人、

 マリーちゃんとロナルド君、それとお師匠様にそう聞くと

「あの、その、申し訳ありませんお嬢様、

 その、やめた方が良いかと思います」

 こうマリーちゃんには返事をされ、

「お前は、馬鹿か」

 お師匠様にはそう馬鹿にされ、

 ロナルド君に至っては口を開かずに首を振るだけだった。


(お前は、発言何でしないんだよ)

 そう思いながら私は、

「どうしてですか、

 別に良くないですか、

 此処で着替えようとも」

 と言うと

「お前、本当に馬鹿だろ」

 お師匠様がそう言ってきた。


 私の何処が馬鹿だというのだろうか

 分らなかった私は、

「馬鹿じゃ無いですよ」

 とお師匠様に反論すると

「エミリー、

 僕は、馬鹿じゃ無いと思うよ、

 でもね、此処で着替えてしまったら、

 無いとは思うけど、誰かにエミリーの体が見られてしまうかも知れないだろう」

 お父様は、私にそう諭すように言ってきた。


(それに何が問題があるんだ)

 そう思い私は、

「あの、お父様、何か重大な問題が有るように思えないのですが、

 それに皇族の方を待たせているので早く着替えるためにも此処で着替えた方が良いと思うのですが」

 とお父様にそう返すと

「お前らの馬鹿は遺伝みたいだな」

 お師匠様はお父様と私を馬鹿にするように言ってきた。


「お父様の馬鹿は認めますけど、

 私は、一切馬鹿じゃありません、程遠いですよ」

 私がこう反論すると

「えっ、僕が馬鹿って事は認めるの」

 お父様がこう発言してきたように感じた、

 だが、今は、私が馬鹿ではないと認めさせるのが重要だと感じ

「お師匠様、お父様は馬鹿にするのは良いんです、

 ですが、ですが、私は、馬鹿じゃ無いんですよ」

 何か黙っているお師匠様にそう言うと

「廊下で着替えようとしてる女は、馬鹿だと思うがな、

 運悪く人に見られたら痴女と間違えられるぞ」

 と言ってきた。


(嗚呼、そうか、忘れてた、男と違って女は駄目なのか、

 でも、流石に痴女とは言われないだろ、

 言われないよね)

 と気付いたように思いだした私は、

「えと、でも、

 私は、馬鹿じゃ無いです」

 お師匠様の発言を否定するように言うと

「お前、気付いてなかったか、知らなかっただろ、

 普通の令嬢は、絶対に廊下なんて所で着替えないということに」

 とお師匠様は、そう聞いてきた。


「気付いていませんでしたけど、

 知らなかったわけでは無い、で、す」

 そう私が言うと

「やっぱりお前は馬鹿だ、

 それじゃあ、お前、こいつを連れて行って着替えさせてやれ」

 お師匠様は、そう馬鹿にするように言いマリーちゃんにそう指示をした。


「わっ、分りました」

 突然、話しかけられたので驚いたのか、

 マリーちゃんは、そう返事をした。


「よし、良い返事だ、

 お前は、こいつらのお守りをしろ」

 次のお師匠様は、ロナルド君に対してそう命令を下さした。


「了解です、隊長」

 ロナルド君は、そう言ってくるのが分っていたのか、直ぐに返事をした。


(久しぶりにロナルド君、声出したんじゃね、

 てか、なんでさっきまで声を出さなかったんだ)

 そう疑問に思っていると

「お前は、あぁ~

 そうだな、皇子様とやらのお守りをしろ、

 バックレでもしたらお前の告げ口するからな」

 お師匠様は、お父様にそう雑に命令した。


(お父様、あんた、一応此処で、

 と言うより、この屋敷で一番偉いんだよね、

 どうして自分の部下に命令されてるんですか)

 と心の中でお父様にそう呟いていると

「お前らは、さっさと行け」

 お師匠様は、私達に手を『シッシッ』と払うようにしながらそう言った。


(えぇ、猫じゃあるまいし)

 そう思いながらお師匠様を見ていると

「行きますよ、お嬢様」

 と言いながらマリーちゃんが私の事を押すようにして移動させてきた。


「あっ、はい、分りました」

 私は、マリーちゃんにそう返して歩き始めた。

 ___________

(はぁ、嫌だな~

 本当はエミリーと一緒に過ごしてたいのに、

 何で僕があの皇帝(糞野郎)のガキのお守りをしないといけないんだ、

 それになんで主従逆転してるの、

 部下に命令されてるし、エミリーには無視されるし、

 可笑しくない、別に良いけど、可笑しくない)

 僕がそう心の中で叫んでいると

「お前も早く行け」

 と言ってきた。


「はぁ、分ったよ、師匠」

 と昔の名残でそう言うと

「お前、はぁ、

 早く行ってこい、糞弟子」

 隊長は、そう言ってきた。


「分ったよ、

 はぁ、本当に面倒くさい、

 本当に面倒くさい」

 僕は、良い噂を聞く事が無い子供の対応しなければならないそのせいで更に憂鬱で面倒くさかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ