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第88話 冗談ですよね?あの冗談ですよね?

「よく気づけたね」

 怪しい挙動をしていたお父様は、私にそう言ってきた。


「勿論気づきますよ、そんなに近かったら」

 私がそう言うと

「そうか、エミリーは凄いな」

 と言いながら私の頭を撫でてきた。


「あの、お父様」

 私は頭を撫でているお父様にそう話しかけた。

「なに」

 お父様はそう頭を撫でながら軽く返してきた。


「あの、頭を撫でるのも良いんですけど、

 その、私のお願い忘れていませんよね」

 そう問いかけると

「大丈夫、愛娘の願い事を忘れるわけが無い」

 お父様はそう私に向かって言い切った。


「あの、それじゃあ、

 マリーちゃんとロナルド様は何処にいるんですか」

 私が姿が見えないので問いかけると

「今向かってきてると思うよ、

 あの子達凄い遅かったから」

 お父様はそう言ってきた。


(遅いから置いてきたの・・・

 一緒に歩いて来れば良いのに)

 そう思いながら

「あと、どれ位で来るのでしょうか」

 と問いかけると

「もう少しじゃ無いかな」

 お父様は、そう言ってきた。


「そうですか・・・」

 私がそう思いながらふと、

 自分の体に目を移すと私は現在寝間着を着ていることに気付いた。


「あの、お父様、私、

 この格好でお客様と会っても構わないのですか」

 そう問いかけると

「う~ん、別に良いんじゃ無い」

 お父様は適当に言ってきた。


「本当に良いんですか、

 怒られたらお父様の事、嫌いになりますよ」

 私が脅すように言うと

「やっぱり、駄目かも知れない」

 お父様は、そう言ってきた。


(うわぁ~、さっきの発言翻すの早くね)

 そう思いつつも私は、

「それじゃあ、着替え持ってきて貰っていいですか」

 と頼むと

「どうして僕なの、

 さっきも行ったじゃん」

 お父様は、そう質問をしてきた。


「だって、私が知っている人の中で一番速い人ってお父様ですし、

 あの、駄目、ですか」

 私が上目遣いでそう言うと

「駄目じゃ無いよ、それじゃあ、持ってくるね」

 お父様は、そう言いながら走って行った。


「うわぁ~チョロい、

 マジでチョロい、この人本当に貴族か」

 そう呟いて頭を掻いていると

「おっ、じょうさま、

 ただいま参りました」

 と変なリズムで私を呼ぶ声と共にマリーちゃん達がやっと到着した。


「あの、もう、行きますか」

 マリーちゃんは、私が

(この子大丈夫か、息切れかな)

 そう思っているとそう質問してきた。


「いえ、まだです、

 私の服がこれなので」

 私が自分の服を指しながら言うと

「あの、それじゃあ、持ってきますね」

 先程直ぐに着たばっかりなのにそう言ってきた。


「あっ、マリーちゃん、

 別に行かなくても構いませんよ」

 私がそうマリーちゃんに言うと

「何故ですか、持ってこなくてはいけないですよ」

 そう返事をしてきた。


「大丈夫です、

 今、お父様に持ってきて貰っています」

 私がそう言うと

「そうなのですか」

 驚いたように返事をしてきた。


(どうして驚くんだ、

 いや、普通は驚くか、

 だって、自分の父親を使ってるわけだし)

 と心の中で呟き

「あの、聞きたいのですが、

 皇子は、殿下と呼んだ方が宜しいのでしょうか」

 私がそうマリーちゃん達に問いかけると

「すいません、お嬢様、

 私は、皇族の方々に会った際の教育を受けておらず、お力になれません」

 マリーちゃんは私にそう返事をしてきた。


「それじゃあ、ロナルド様は分りますか」

 私がそう問いかけると首を振って返された。


(知らないのか、ていうか、

 これってお父様に聞かないといけないよな、

 体よく誰かいないかな、そう言うこと知ってそうな人)

 私がそう考えていると

「あぁ、糞、あいつ何処行きやがった」

 と言いながらお師匠様が帰ってきた。


(丁度良いところにこの人に色々聞こう)

 そう思い私は、

「あっ、お師匠様」

 私がそう言うと

「お前、あの馬鹿野郎来なかったか」

 と問いかけてきた。


「お父様の事ですか」

(馬鹿野郎ってお父様だろ)

 と思いつつも問い返すと

「あぁ、そうだ、

 あいつ以外にいないだろ、馬鹿野郎は」

 お師匠様は私にそう言ってきた。


(一応あんたの上司だよ、

 んなこと言って良いの、

 お父様だったら何もしないこと分ってるけど、

 普通は駄目でしょ)

 私がそう心の中で呟いていると

「お前此処に来てなかったか早く言えよ」

 お師匠様はそう急かしてきた。


「あっ、来ましたよ、

 マリーちゃん達ももう来ていますよ」

 私がそう言うと

「そうか、お前らもあいつが何処にいるか知らないか」

 お師匠様は、そうマリーちゃん達にも質問した。


「あの、お師匠様、

 お父様は、多分私の部屋に服を取りに行っていますよ」

 私がそう言うと

「どうしてお前の部屋に行って服を持ってくる必要があるんだ」

 意味が分らないという声でお師匠様は問いかけてきた。


「それは、この服が原因です」

 私が服を指し示しながらそう言うと

「その服の何が問題なんだ」

 本当に分らないのかそう問いかけてきた。


「だってこれ寝間着ですよ」

 私がそう言うと

「寝間着で会うのって問題になるのか」

 と問いかけてきた。


(はっ、これ、マジで言ってるの、

 正気、いやいや、冗談だよね)

 そう思った私は、

「冗談ですよね」

 と問いかけると

「冗談なんて言っていないぞ」

 お師匠様は、そう言ってきた。


(皇族の前の礼儀作法をこの人に聞こうって一瞬でも思った私は、馬鹿だったのかな、もう、お父様に聞くのでいいや、あの人なら絶対知ってるでしょ)

 と心の中でそう呟き私は、お父様の帰りを待つのだった。

PV84回って予想していましたが、

148回いけましたありがとうございます

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