第82話 謀られる私、それに加えて脅される私
「はへー、そうなんですね」
私は、先生の質問に対してそう返答をした。
私の返答が気に入らなかったのか
「君、ちゃんと聞いていたのかい」
先生は、私にそう問いかけてきた。
「ちゃんと聞いていたに決まってるじゃ無いですか」
こう返しつつも私は、
(前世でもこうやってイチャモン付けてくる人いたな、
あの時も、今もちゃんと聞いていたとのに何で疑われなきゃいけないんだ)
そう思い始めると少し、ほんの少しだけだけ腹が立ってきた。
(こういうときは、
絶対に『それじゃあ、説明したことを言ってみろ』って要求されるんだよな~
経験則だけど何かそういうのが規則なのかって言うくらいに聞かれるよな~)
心の中で前世のことを思いながらつぶやいていると
「それじゃあ、君、
僕が説明したことを口に出して言ってみなよ」
と先生は、私に要求してきた。
「分りました、
先生が私の事を疑うと言うのなら言ってやりましょう」
私が先生に返すと
「それじゃあ、早く言いなよ」
と急かしてきたので
(えぇ~と、纏めて言えば良いよね)
こう思い口を開いた。
「結界では、魔法の回路を狂わせるから守れるけど、
結界には、質量は無いから、物理は守れない、
って言うことですよね」
私が先生の言った説明を得意げに説明すると
「それじゃあ、物理を守るにはどうすれば良いと思う」
先生は、こう質問をしてきた。
(え~と、質量が無くて物理は守れないから)
と頭の中で考え
「結界魔法に質量を持たせれば良いんですよね」
私は、そう回答をすると
「そう、正解だよ、
それじゃあ、やってみて」
先生は、私にそう言った。
「いきなりやるなんて無理ですよ、
本当に無理ですよ」
私が先生の言ってきたことにそう返すと
「やり方は理解できているんだ、出来るんだろう、
ていうか、習うより慣れろだよ」
先生は、私にそう言ってきて私は気付いた。
(まさか、私に説明させた理由は、
私がちゃんと理解しているのかを確認する為だったのか、
イチャモンを付けるように見せかけて謀られてたのか)
心の中でそう呟き
「マジで、本当に、本当に無理ですよ」
私が言い訳するように言うと
「それじゃあ、早くやりなよ」
先生は、私を急かしてきた。
「本当に無理なんですよ」
私が言い訳をするように言うと
「それじゃあ、僕が君に魔法と物理攻撃を打ち込んであげようか」
先生は、突然怖いことを言い出してきた。
(物理攻撃を打ち出すってどう言う事だよ)
そう思いつつも私は、
「すいません、すいません、
それは、やめてください」
こう謝ると
「それじゃあ、早速やろうか、
僕が君に特別に的を創ってあげよう」
先生は、そう言い出しすと直ぐに私の前に宝石のような大きな透き通った黒い石がポップした。
「これに撃ち込むんですか、
爆発したら危ないじゃ無いですか」
私が怖くなり先生にそう言うと
「大丈夫、大丈夫、結界で防御できたら、
即死は無いと思うから、多分」
不安になるようなことを返してきた。
「多分って何ですか、
私、死ぬかも知れないんですか」
こう先生に言うと
「大丈夫、大丈夫、僕の事を信頼した前よ」
と言ってきた。
(理由を話さずに『信頼しろ』って言うのは、不安になるだけだろ)
そう思いつつも私は、
「信頼は、してますけど、怖い物は怖いんですよ」
こう言うと
「はぁ、それじゃあ、僕が、君に魔法と物理で攻撃するしかないか~」
先生は、こう言い出した。
「えっ、あっ、それは、やめてください」
私の声を聞いていないのか、先生の周りに闇の槍と石の槍が大量に浮かび始めた。
「あっ、あっ、あっ、えっ、あの」
私がそう言葉を漏らしていると
「君には、今選択肢がある、
僕の攻撃を受けるか、
自分で石に魔法を放つか
この2つだ、早く選ばないとその石も君に飛ばすよ」
先生は、そう言い出し
「えっ、あの、それ、私、死にませんか」
私は先生が魔法で持ち上げている石は、
成人男性すらも押しつぶせそうなほどの大きさをしているので、
恐怖を抱きそう質問をすると
「もしかしたら、死ぬかもね、
まぁ、死ななくても、死にたくなるほどの痛みがあるだろうし」
と笑ったような声で言われてしまった。
(えっ、この神様って悪役だったのか)
そう思いつつも私は、
「えっ、選びますから、
選びますから、それ、降ろしてくださいよ」
黒い巨石を指し示して言うと
「これを降ろすかどうかは君の判断次第だよ」
また笑った声で言われた。
「えと、自分でやります、
だから、だから、降ろしてください、
お願いします」
私がそう言うと
「よし、それじゃあ、早速行ってみよー」
先生は、そう言い出した。
「分りました、あの、
結界を最初に張れば良いんですよね」
私がそう確認すると
「槍を撃った後でも良いよ」
先生は、そう言ってきた。
「爆発しなかったらもうやめても良いんですか」
こう確認すると
「爆発するまでやって貰うよ、
だって今やってるのは、結界の訓練だもん、
ていうか、早くやりなよ」
こう先生は、急かしてきたので
「分ります、やります、やりますよ」
私は、そう言い私の前面を守るように魔力を張り巡らせていった。
魔力を硬い物、
例えば、鉄鋼だと思いながら私は、魔力を張っていた私は、
何故かよく分らないが、
今まで以上に魔力を結界に持って行かれるような感覚があった。
キャラの髪色・目の色書きます
エミリー:銀髪、碧眼(ずっと白髪って書いてました)
お父様:白よりの金髪、碧眼
お母様:銀髪、碧眼
お師匠:灰色混じりのくすんだ赤髪(灰色はしらが)、淡褐色の目
マリアちゃん:オレンジ色よりの茶色、琥珀色の目
伯爵様:上に同じく(髪は、結構しらがが多い)
ロナルド:黒髪、灰色の目
フラン:金髪、青と緑の中間色の目
モンド先生:黒い体毛、黒目(こいつ猫だから髪じゃないよね?)
犯人やらまだ名前不明のキャラ以外は、書きました。
ないキャラいないと思うがいたら教えてください。
それと9,000pv超えました。ありがとうございます




