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第77話 抗えない睡魔、ホントキツいっす

『僕の悲しみを収めるまで駄目だよ』

 こうひっっっっじょうに面倒くさいことを言ってきた先生を私は、

 どうにかこうにかして褒めていた。


 褒めている理由は、

『この馬鹿な神様ならそれだけでも良い気分になるだろう』

 そう思ったからだ。


 だが、先生は、私の期待を悪い方向に裏切ってしまった。

「可愛い見た目です」

 私がそう言うと

「ふざけているのか、

 それとも更に僕の溜飲を上げたいのか」

 と本当に怒っているように返された。


(可愛いって言われるの良いと思うけどな、

 私だって嬉しくなるし、

 きっと私の中にいる別の私だって嬉しくなるはずだ)

 こう思ったところで

(別の私って何だ)

 と気になってしまったがすぐに

「おい、君、もっと真剣にやったらどうなんだい」

 こう文句を言ってくる先生の言葉によって断ち切られた。


「えぇ、私は何時だって真剣な真剣人間ですよ」

 私が口を尖らせて言うと

「君の何処が真剣な人間だ、

 君は、いつもいつもふざけているだろう、

 いつか、それが命取りになるよ」

 怒られてしまった。


「大丈夫ですよ、

 私には、私が生き残って幸せにビジョンしか見えていませんので」

 と私が見ている未来のことを言うと

「馬鹿だな、君、

 いつか自惚れで墓穴を掘ると思うよ」

 先生は、注意するようにそう言ってきた。


「あはは、大丈夫ですよ、

 私は、自惚れていませんよ」

 こう言うと

「そうかぁ」

 疑わしいのかこう聞いてきた。


「本当ですよ、

 私は、自惚れていませんし、

 調子に乗ってもいません、

 精神保護の面で言ってるんですよ」

 私がそう言うと

「精神保護ってなんだい」

 私の言葉の意味を理解できなかったのかそう問いかけてきた。


「それは、秘密ですよ」

 私が悪戯っぽく笑うと

「秘密くらい教えてくれても良いじゃ無いか」

 先生は、気になったのかそう問いかけてきた。


「女は、秘密を着飾って美しくなるんですよ、

 そう簡単に教えるわけ無いじゃ無いですか」

 私がそうアニメかもしくはラノベ、漫画で聞いたようなことを言うと

「君ってそんな事言う人間だったか」

 と疑われてしまった。


「私は、昔から、生まれたときから

 こう言うことを言う人間なんですよ」

 私が少し疑いに対して怒ったように返事をすると

「ははは、そうか、だけど、

 生まれた時って言うのは嘘じゃ無いかな、

 人間には、生まれた瞬間にはきちんとした自我は無いだろう」

 と訂正するように言ってきた。


「どうでしょうね、本当は、自我があるかも知れませんよ」

 私がこう返すと

「流石にその嘘は、無理があるよ」

 先生は、笑うような声で言ってきた。


 だが、私には、その声の芯に笑うとは違う別の感情があるように感じてしまった。

 まぁ私は、このクズ神様の気持ちを理解したくなかったためすぐに考えるのをやめ

「それで、私は、もう戻して貰えますか」

 こう問いかけた。

 何か少し機嫌が直った様に感じたからだ


「あぁ、構わないよ、それじゃあ、

 最後に君にプレゼントをあげて起こしてあげるよ」

 と言う先生の言葉に悪寒を感じた私は、

「プレゼントは要らないので早く起こしてください」

 こう頼むと

「何て遠慮のある清い娘なのでしょう、

 そういう者こそ我が贈り物を受け取る価値がある」

 その発言に私には、最初から選択肢が無い事を理解した。


 理解して直ぐに私は、

「とっ、取り敢えず私に送られるプレゼントの内容を教えてください」

 と先生に要求する

「君に贈るプレゼントの内容それは、

『眠気』圧倒的で逆らえない『睡魔』をあげよう」

 こう先生は、言い出しやがった。


(糞が、そんなのプレゼントじゃ無くて呪いじゃ無いか)

 そう思いつつも選択肢は無いと分っている物の抵抗しようと思い

「ゴミ、クズ、駄神、邪神、悪神、アホ」

 と思い付く言葉を叫び

「これで私の心は清くないことが分ったでしょう、

 もう、送らないでください」

 こう私が言うと

「ホホホホ」

 わざとらしい、てか、わざと変な泣き声を出し

「そんな、酷いことを言う人には、

 何時間と眠らなければ剥がれない眠気の呪いを差し上げましょう」

 変わらない内容をくれた。


 そうして私は、目覚めた。

 強烈な逆らえない誘惑するような眠気と共に。


(やばい、やばい、やばい、

 意識飛ぶ・・・

 あっ、意識飛んだ、待て、本当に待って、

 あっ・・・これ駄目だ、本とうに・・やばい、

 ・・・あっ、うん、・・・ほんとうにだめなやつだ)

 私が徐々に睡魔に蝕まれていく思考の中でそう思っていると私の膝の上にあった感覚がなくなっていることに気付いた。


「あっ、おはようございます」

 私がいつの間にか移動していたマリーちゃんに挨拶をするそして一瞬意識が飛んだ。


「・・・ございます」

 最後の方からして挨拶返してくれたのかなそう思いつつも

「いつの間にそこに行ったんですか」

 そう問いかけてまた睡魔に打ち勝てずに意識が飛んだ。


 マリーちゃんは、私が意識を飛ばしている間に言い終わったのか黙っていた。

(あっ、これ・・・ほんとうにだめだ、まじでだめだ)

 そう思わざる終えなかった私は、

「あはは、まぁ、いいや、マリーちゃん近づいてきて」

 本当に死にそうな思いで言うとまたすぐに意識を飛ばした。


「・・・・何をするんですか」

 この最後の言葉と疑念を抱いているような声から察した私は、

「膝枕して、凄い、眠い」

 そうギリギリ保てている意識を繋いで言うと

「お部屋・・眠り・・・良い・・・しょうか」

 本当に分らなくなり始めていたので

「眠いから、動くのも、

 嫌なの、良いでしょ」

 と奇跡的に出た声によって返事をした。


 すると、すぐにマリーちゃんは寄ってきて私のすぐ横とまではいかないが横に膝を降ろした。

 私は、意識が飛びそうな中頑張って座っている姿勢から眠る姿勢に変えマリーちゃんの膝に頭を降ろしてすぐに意識を飛ばした。

久しぶりの主人公だけの視点です。

それと私、今日から静岡に行くので誤字とかの対応少しキツいかもです。

何たって低スペのタブレットを持っていくことになるからね。

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