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閑話1 聖夜の紅い紅い悪魔

長い3,000字超えちゃった。

てへぺろ、怨嗟の声が時々入ってるけど無視してくれると嬉しいです。

 さて、やぁ、諸君


 早速だが諸君は、『クリスマス』を知っているか

 まぁまぁ、私のような恋人のいない人間達は、クリぼっちと馬鹿にされた行事だ、

 知らない人はいないだろう。


 何故クリスマスの話をしたのかが気になるのか、

 あぁ、その答えは至って簡単だ。


 それは、何故か、本当に何故か、

 この世界にも『クリスマス』が存在するからだ。


「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛」

 私は、起きた瞬間にそう叫び声を上げた。


「君は、何をやっているんだい、馬鹿なのかい」

 叫び声を聞いた先生は、私を馬鹿にしてきた。


「だって、しょうが無いじゃ無いですか、

 今日は、クリスマスなんですよ、

 ぼっちになるの嫌じゃ無いですか」

 私は、言い訳するかのように言うと

「はぁ、君、友達いないのかい」

 と呆れたように言ってきた。


「とっ、友達はいますよ」

 こう言うと悲しい者を見る目を向けられてしまった。


「ほっ、本当ですよ、本当に本当ですよ」

 と言うと更に憐れみの視線を浴びせられてしまった。


「もう、先生、私の事信じて下さいよ」

 こう文句を言うように言うと

「君、信じて貰いたいのなら、

 友達の名前を言うとかあるだろう」

 何故かその事に気付かなかった私に先生はそう言ってきた。


「あっ、そう言う手段もありました」

 私は、気付いていなかったのでそう呟くと

「君は、馬鹿だよね、本当に」

 侮辱してきた。


(酷くね、私、前世でも今世でも結構頭良い方だと思うけど)

 そう思いつつも

「酷くないですか、私比較的、頭良い方だと思いますよ」

 と言うと

「僕の評価は正当だよ」

 こう馬鹿にしてきた。


「はぁ、そうですか、

 不当だと思うんですけどね、

 まぁ、良いか、

 それじゃあ、私の友達の名前を教えてあげましょう」

 と言うと

「君、友達なんていないのにそんな事を無理して言わなくて良いんだよ」

 憐れみが滲み出た声で言われてしまった。


「はぁぁぁぁ、先生、私は、無理をしていませんよ」

 と溜息を吐くようにして言うと

「それじゃあ、言ってみてくれよ」

 こう言われてしまった。


「私が言おうとしたところを先生が邪魔したんじゃ無いですか」

 と先生に言うと

「早く言いなよ」

 こう短く返されるだけだった。


「分りましたよ、言いますよ」

 こう言った後に

「はぁ、先生が邪魔したんじゃ無いですか」

 と小さな声で文句を呟くと

「君、聞こえてるよ」

 本当に聞こえているのかそう言ってきた。


「あっはい、分りました、すいません、言います、

 えと、まず、

 マリーちゃんとロナルド君・・・」

 と言ったところで私は、気付いた。

 対等な友達が存在しないと言うことを


「君、それ以外はいないのかい」

 と問いかける声に対して私は、

「・・・・・・」

 こう静寂で返すだけだった。


「ごめんね」

 先生は私に対してそう謝ってきた。


 何か惨めな気持ちになった私は、

「あの、謝らないで下さい」

 と(私が友達が出来ないのは、環境のせいだ)

 そう思いつつも言った。


「あっ、うん、そうだね、

 えと、そうだ、君は、信じている神が違うからクリスマスをやる必要ないんだよ」

 と迷いながら言ってきた。


(信じてる神、え~と、

 あ~、そうか、日本での事で忘れてたけどクリスマスって宗教行事なのか)

 そう思ったところで

「良いじゃ無いですか、祝っても、面白そうですし

 てか、私って何処の宗教に属しているんですか」

 と先生に問いかけると

「僕の宗教じゃ無いのかい」

 こう返された。


「私って先生の信徒だったんすか」

 驚き問いかけると

「そうじゃないのかい」

 と驚いて返されてしまった。


「えっ、だって私、先生のことを信仰してませんし信奉もしてなければ、信仰心もありません」

 と当然かのように言うと

「流石にそこまで言われると悲しいよ」

 こう言われてしまった。


「それは、すいません」

 私が謝ると

「謝るくらいなら僕の事を信仰してよ」

 と言ってきたので

「それは、嫌です」

 こう言うと

「それじゃあ、君はどの神を信仰しているんだい」

 と問いかけられてしまった。


(私の信じている神か、難しいな、

 前世の日本で一応属していたのは仏教になるよね、

 でも、神社も行ったし教会にも行ったことあるんだよな、

 しかも、ハロウィンとかクリスマスとか普通に祝ってたし、

 それじゃあ、私って何だ、う~ん、分らないな)

 そう思った私は、

「何でしょうね、私の信じている神は」

 と先生に逆に問い返した。


「知らないよ、君の事なんて」

 先生は、こう言いそっぽを向いてどっかに言ってしまった。


 私が先生を信仰していなかったのがそこまで癪に障ったのかな

 そう思いつつも私は、ベットから起き上がり外に出た。


 窓の外には、パラパラと雪が降っていた。

 ホワイトクリスマスって奴だね、

 前世だったらスリップとか怖かったけど、

 今世では、無いはずだから無性に嬉しく感じる


「はっっくしょん」

 私は、肌寒さのあまりにくしゃみをする

「いって」

 私は、そのくしゃみで喉を痛めたためそう呟いた。


 すると、部屋の扉の先から

「大丈夫ですか、お嬢様」

 と言う声が聞こえてきた。


「大丈夫です、お入り下さい」

 私は、話しかけてきた人にそう入室を促すと

「失礼します、お嬢様」

 と言い部屋に入ってきた。


「おはようございます、マリーちゃん」

 私は、入ってきた人にそう言うと

「おはようございます、お嬢様」

 と元気に返してきた。


(可愛いな)

 と思いつつも

「今日は、何かする事がありましたっけ」

 こう問いかける

 すると、

「ありましたけど、侯爵様が、無くしました」

 と驚きなことを言ってきた。


「無くなったんですか」

 私がそう問いかけると

「はい、無くなりました、

 今日は、祝い事だからだそうです」

 と理由を教えてくれた。


(凄い決断力、祝い事だからって理由だけなんて)

 そう思いつつも

「教えてくれてありがとうございますマリーちゃん」

 と御礼を言うと

「勿体ないお言葉です」

 こう言ってきた。

 …………

「そういえばエミリー嬢、こんな話し知ってるか」

 私は、何故かお師匠様と遊びたいなそう思い近づいたらこう言われた。


「こんな話しって何ですか、お師匠様」

 私が言うと

「師匠じゃねー」

 と言われてしまったので

「先生、教えてください」

 こう言い直すと

「あぁ、それでいい、

 それじゃあ、本題だ、エミリー嬢は、サンタクロースって知ってるよな」

 と聞かれた。


(そりゃあ、もうご存じだよ、

 なんたって私は、中二まで存在を信じていたんだから、

 でも、まぁ、前世の友達にいないって証明されたけど、

 地味にあいつ本当にふざけるなよ、

 クリスマスに遊ぼうぜって誘っても彼女がいるって断りやがって、

 自慢か、万年彼女がいなかった俺への当てつけかよ)

 と心の中で呟き

「勿論知ってますよ」

 こう言うと

「あぁ、それでな、

 どうやら、そのサンタクロースって言うのは、

 真っ赤な服を着ているらしいんだ」

 と当然のことを言ってきた。


(黒いのもいるって言うけど赤だよねやっぱり)

 そう思いつつも

「そうらしいですね」

 と返すと

「どうやら、その服は、最初は真っ白らしいんだ、

 でも、終わる頃には、真っ赤に染まっているらしいだ、何でか分るか」

 子供を脅かすかのように言ってきた。


「知りませんよ、何ですか」

 こう問いかけると

「そうかそうか、知らないのか」

 と言いニタァと笑って

「実は、悪い子供は、殺してしまうんだ」

 前世で聞いたことあるような無いような都市伝説まがいのことを言ってきた。


「何ですか、その変な迷信まがいの話しは」

 私がそう問いかけると

「ちぇ、お前怖がらないのかよ」

 と何故か文句を言われてしまった。

 …………

 そうして、調子付いたお父様達とケーキを食べ何やかんやしていると夜になった。


「それじゃあ、また明日」

 とマリーちゃんに言い私が眠ろうとすると、

『ヒタヒタヒタ』

 と足音が聞こえてきた。


(これって、夏に怒るような事じゃね)

 そう思いつつも私は、無視をして眠ることにした。


「ホォホォホォ、君は、良い子かの~」

 と笑って問いかけられた。


「うるせー、黙れ、眠れねー」

 私がそう言うと

「早く眠るというのは、良い子じゃの~」

 と言う声と共にずっしりと頭の横に何かが置かれるような感覚があったが

 私が虫をして眠ることにした。


「んっんっん」

 私は、そう欠伸をしながら部屋を見渡すと

 何か紅いシミが出来ていた。


(これ、血じゃね)

 そう思いつつもとなりに置いてあった。

 ネックレスを

(糞が、掃除面倒くせーじゃ無いか)

 そう思い思いっ切り壁に投げ捨てた。

今日は、クリスマスの1日遅れてますね、地味に

あと、閑話はこんな感じに基本的に喜劇をメインにしていきます。

閑話は基本的には本編の時間より早かったり遅かったりします

明日、明後日両方ともパソコン関係の試験?受けるから疲れてかけない可能性があります。

その場合明々後日出せないかも

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