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第53話 専属への勧誘

冬の公式書き切りました。

多分出すので6000字と結構多くなってしまいましたが良ければ見てみてください

他の先生を見て場違い感が無ければ出します。

15日か16日に

「あの、マリーちゃんお願いがあるのですが聞いて下さらないでしょうか」

 私は、少しだけまだジンジンとする火傷を放置してマリーちゃんと向き合いそう言った。


「はい、分かりました、大丈夫です」

 マリーちゃんは、驚くようにそう返した。


「えと、あの、その」

 と私は、紅茶を一気飲みした時と同じように迷ってしまった。

 すると、マリーちゃんはこう言った

「大丈夫ですよ、お嬢様落ち着いて下さい」

 と優しい声でそう言ってきた。


(ははは、少し前に私が言ったようなことを言われてる)

 と思った私は、手で頬を一度叩き、「ふぅ」と息を吐き気分を落ち着かせた。


 私の行動にマリーちゃんが驚いているのを尻目に私は、

「あの、マリーちゃん、お願いがあるんです」

 そこで一度言葉を切り、もう一度口を開いた。

「マリーちゃんお願いです、私の専属の侍女になって下さい」

 こう頼み私が頭を下げると

「おっ、お嬢様、頭をお上げ下さい」

 焦ったように言われてしまった。


 マリーちゃんの声に私は、顔を上げて返事を待った。

「えと、承知しましたお嬢様、

 私、マリアはお嬢様の侍女となります」

 と承知してくれた。


(よし、やったー、成功した)

 と思った私は安堵した。

 どれ位かというと涙が出そうなくらい安堵した。


「ありがとうございますマリーちゃん、これからお願いします」

 と私は、安堵のせいで言い忘れていたこと言った。


 私の言葉を聞いていたお父様は

「頑張ったね、エミリー」

 と言い私の頭を撫で始めた。


「そういえば、お父様ってどうして此処にいるんですか」

 私がそう問いかけると

「あっ、え~と、その話は今は良いかな、自分の従者と仲良くなりなさい、僕は、邪魔だと思うから去るよ」

 と言い部屋から出て行った。


「マリーちゃん」

 私は、お父様がどっかに出て行ったのでそう話しかけた。

「いかがなさいましたか、お嬢様」

 マリーちゃんは私にそう返事をした。


 返事を聞いた私は、

「一緒に遊びましょう」

 と言った。


「承知しました、お嬢様、遊びましょう」

 こう少し砕けてような口調で返事をした。


「それじゃあ、何で遊びましょう、マリーちゃん」

 私が何も考えずにそう問いかけると

「すいません、お嬢様、私もそこまで遊びに詳しくなくて」

 と申し訳なさそうに返されてしまった。


「そう、それじゃあ、また一緒に考えましょう」

 私がこう言うと

「分かりました、お嬢様、考えさせて頂きます」

 何故か、凄く真剣な声でそう言われて私は、驚いた。


「えと、マリーちゃん、そこまで本気でやらなくても構わないからね」

 私がそう言うと

「はい、分かりました」

 と言う声とともに更にやる気が上がるような感覚を覚えた。


「あはは、頑張りましょうか」

 何故か私も頑張らなければいけないというような気がしないようなするような気がしてきた。


「よし、それじゃあ、まず、何をやるか案を出しましょう」

 私が話を進めるはいいものの思い付かなかったので

「さぁ、マリーちゃん、何か案は無い」

 と問いかけた。


「すいません、お嬢様」

 とマリーちゃんは私に返されてしまった。


(へ、まじ、これどうしよう、思い付かん)

 私は、そう思いながら焦り始めた。


「あっ、そうだ、マリーちゃん、お話をしましょう」

 私が結局思い付かずに前回と同じ事を提案すると

「そうしましょう、お嬢様」

 と返事をされた。


「それじゃあ、何を話しましょう」

 私は、特に何も考えていなかったのでそう言うと

「どっ、どうしましょうね、お嬢様」

 何故か驚いたように言われた。


 どうしようか、どうしようかと言い続けていると私のお腹が鳴った。

「グゥ~」

 と低くてなんとも言えないような音だった。


「お嬢様、朝食をお持ちしますか」

 私の腹の音を聞いたマリーちゃんは席から立ち上がり私にそう問いかけた。

「持ってこなくても大丈夫です、食堂に行けば良いので」

 こう返すと

「承知しました、お嬢様」

 と言い扉の方にちょこちょこと歩いて行き

「お嬢様、どうぞ」

 そう言い扉を開けた。


「ありがとうございますマリーちゃん」

 こう言い私は、部屋から出た。

 そこで私は気付いた。廊下が冬くらい寒いことを

(寒い、えっ、寒くね)

 そう思い私は、一度部屋に入ってクラーゼットの中から良さげな服を探し始めた。

「マリーちゃん、着替えるから先行っていて良いよ」

 私がそう言うと

「あの、お手伝いをしなくても宜しいのでしょうか」

 と返されてしまった。


(そうや、普通の貴族って着替えるの手伝って貰ってるのかな、

 ラノベとかでもそんな感じだったし)

 そう思い私は、

「大丈夫です、一人で着替えること出来るので」

 こう言いタンスを漁り始めた。


 適当に白と水色ドレスを選んだ私は、マリーちゃんに話しかけた。

「待っていなくても良いんですよ」

 こう言うと

「っわ、私が待っていたのは、え~とその」

 と迷うように言って来た。


(どうしてか教えてくれなさそうだな)

 と思った私は、

「よし、それじゃあ、行きましょう、マリーちゃん」

 こう言うと

「えっ、あっ、はい、わっ、分かりました」

 と私の言ったことが意外だったのかアワアワしていた。


 私は、可愛いなと心の中で呟いた。

表現の変更のお知らせ

タンス→クローゼット

本来はクローゼットを私は、考えていたのですが、

ミスってタンスと書いていました。

多分、私が大体同じ物と考えていたせいです。

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